映画嫌い (446)
2009年7月13日 映画本日のクソ映画は2004年の米国映画「ドア・イン・ザ・フロアー (The Door in the Floor)」である。
テッド・コールは有名な絵本作家。妻のマリオン、4歳の娘・ルースの3人で海沿いの大きな屋敷に住んでいる。17歳と15歳の2人の息子を交通事故で亡くして以来、マリオンは魂の抜けたような日々を送り、夫婦関係もギクシャクしてきたので、別居を始めたところだ。街に部屋を借りて、1日おきに交代してテッドの屋敷に寝泊まりするという、ちょっと変わった別居である。
そんな時、テッドは知人の息子である青年・エディを住み込みのアシスタント 兼 運転手として夏の期間だけのアルバイトに雇う事にした。エディは作家志望なので、その期間にテッドから作家としてのノウハウを得ようとしていたのだ。テッドもそれに協力的である。さっそくエディはテッドの家でアシスタントの仕事をしながら、自分の作品をテッドに添削してもらう。ところが、エディはマリオンと肉体関係になってしまい・・・。
何を見せたい映画なのかさっぱりわからなかった。無駄なシーンも多過ぎるし、ストーリーがスカスカ。結局、マリオンは出て行ってしまい、エディも解雇されて去る、それだけの映画なのだ。こんなストーリー、意味ないぢゃん。テッド、マリオン、エディの3人の誰にも人間味とか深みがなく、微妙な心理とかそ~いうものの表現すらない。なんなんだこりゃ?ってなカスな映画なのである。
で、タイトルになっている「ドア・イン・ザ・フロアー」ってのは、テッドの作の絵本「床にあるドア」のタイトルのことで、そのタイトルと内容を見せるシーンはあるものの、この映画のストーリーとは何も関係ない。この映画を途中まで見ていると、もしかしてこの映画って、ラストシーンで、テッドかエディが床にあるドアに入って、それでプッツリと映画が終わっているんぢゃないのぉ?と予想がついてしまったぞ。そしたら、本当にテッドが床にあるドアに入って映画が終わっていたものだから、おもいっきりスベってしまった。私でも思いつくようなそ~いうシーンで終わるなよなぁ・・・。
映画「ドア・イン・ザ・フロアー」
http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/door/
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