映画嫌い (452)
2009年7月19日 映画本日のクソ映画は2008年の邦画「The Masked Girl 女子高生は改造人間」である。
主人公は星野愛。運動神経も悪くて、ちょっとドジな女子高生(あのなぁ・・・)。運動神経抜群のクラスメイトである片桐由美と間違われて、星野は世界征服を企む悪の秘密組織「ジョーカー」に拉致されてしまい、改造人間にされてしまったのだ。洗脳される前に組織のアジトを脱出した星野は、裏切り者としてジョーカーの戦闘員に追われる。改造人間となり、超人的な身体能力を持った星野は・・・。
オートバイを通学用ママチャリに替えた女子高生版のオトボケ仮面ライダーってな内容だ。オリジナリティなんかあったもんぢゃない。パロディとしての笑いもないし、ストーリーに矛盾もある。その上に醜悪な事に、主人公が全然可愛くない! これは致命的だな。なんでこんな役者をつかうんだろう? その上、みんなの演技が見ちゃいられないほどダイコンなのだ。高校の演劇部以下である。戦闘シーンで、タータンチェックのミニスカの制服で回し蹴りをしても、ミニスカの中はグンジョウ色の単パンだ。最近の女子高生のミニスカの下ってどうなっているのか知らない私なんだけど、今どきの女子高生ってグンジョウ色の単パンを履いているってのがリアルなのぉ?
で、この映画、本編が45分弱しかなくて、その中に無駄なシーンも多いものだから、滅茶苦茶ストーリーが浅くて薄いのである。更にバカバカしいことに、このDVDにはその本編とほぼ同じ長さのメイキング・シーンのオマケがついているのである。そ~いうセコい商売して恥ずかしくないのかねぇ? そのメイキング・シーンに、この映画の監督が恥ずかし気もなく出演してきて、制作の熱意を語っているのである。そんなに熱意を込めて制作した結果がこれかよ? この監督、今までにどんな映画の制作に関わってきたのか私は知らないし、今後も映像の仕事をしていくのかも知らないが、こんなの作って恥ずかしくないのだろうか? 私は人間としてこのような人物は絶対に信用できないなぁ。この監督、メイキング・シーンに出てきて、人生における最大の恥をこれでかいてしまったような気がするのは私だけであるまい。いくら子供の頃に見た仮面ライダーとか、その手の変身ものが好きで忘れられないとしても、女子高生を利用しちゃって、こ~いうどぉ~しょ~もない映画を作るというオトナに成れなかった幼稚な性格の奴には私は吐き気がしてくるんだよなぁ。こ~いう奴がカネを貸してくれと言ってきても、絶対に貸さないほうが良いだろう。監督の実名はここでは述べないので、各自で調べような。なぁ~にが「女子高生は改造人間」なんだか。バッカぢゃねぇのぉ?
映画「The Masked Girl 女子高生は改造人間」
http://neo-action.com/maskedgirl/
ちなみに、これはアダルトものではないが、日本のアダルト・ビデオ業界では、ビデオ倫理協会(通称・ビデ倫)という審査監視団体が作られていて、その団体の自主規則により、タイトルの中に「女子高生」ってのを付けるのが禁止されている。「女子高生」ってのは未成年の「女子高校生」を連想させるからだ。その代わりとして「女子校生」ってのは認められている。どっちを使おうが関係ないぢゃん・・・と思うのは私だけであるまい。
ビデ倫のそのほかの自主規制には、「襟にラインの入ったセーラー服を女優に着せてはならない」といった、なんだかよくわからないものもある。
ちなみに、全てのビデオ制作会社がビデ倫に参加している訳ではないので、ビデ倫の規制に従っていないビデオ作品もある。(念のため)
私の通学していた中学の女子生徒の制服は、当時、「襟にラインの入ったセーラー服」だっなぁ。懐かしぃ。私の通学していた高校は私服の学校だったから、毎日同じ服を着ているわけにもいかず、女子生徒も大変だっただろうになぁ。最近に知ったのであるが、あの中学の制服が何年も前にセーラー服からブレザーに替わっていたらしいのだ。昭和の香りがするあのセーラー服のデザイン、もったいないねぇ。私は自分で着たいとは思わないけど。
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