映画嫌い (453)
2009年7月21日 映画本日のクソ映画は2002年の英国映画「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド (Wire in the Blood)」である。テレビ・シリーズ化され、「米・欧州で放映禁止になったサイコ・ミステリー」なんだそうだが、これまた、ど~しょ~もない内容なんだよなぁ・・・。
大学で心理学を研究しているトニー・ヒル教授が主人公だ。警察の女性捜査官、キャロル・ジョーダンが彼に助言を求めてきた。最近に発生した2件の拷問殺人死体遺棄事件が同一犯によるものか、また、どんな犯人像であるかを心理学によってプロファイリングしてほしいと言うのだ。警察内ではヒル教授からの協力を得る事に賛否の対立がある中、発見された次の被害者は捜査班に所属している警官だった。変態的な拷問を受けた痕跡のある遺体。犯人は性的倒錯者のゲイ男か? 次に犯人が拉致したのはヒル教授だった。ヒル教授は全裸にされて拷問を受け・・・。
数あるプロファイリングもの映画の中で、私が今までに見た最低な映画がこれである。これ、全然、心理学的ではないぢゃないか。プロファイリングに何の説得力もない。その上、途中で容疑者としてスポーツ・ジムの経営者が警察にマークされたり、ヒル教授とキャロルの間に恋のかけひきがあったり、捜査状況をリークしようとする女性記者、犯人をデッチあげようとする暴走刑事、警察内での対立・・・など、無関係な枝葉が多すぎで、メインのストーリーがボケボケなのだ。それで、真犯人は、それまでのストーリーとは何の関係もなく、何の伏線にもなっていない奴(性転換して女性になった変態野郎)なんだもの、バカバカしいぞ。それに、ヒル教授が拉致されて拷問を受けるだなんて、そんなオッサンの全裸とか拷問を受ける変態なシーンなんか見たくないぞ。男顔のままの性転換女のキモチ悪いボンデージ姿なんか見せるなよなぁ。
ってことで、こんな中身のない変態映画なんか見る価値なし。絶対に無視しようぜ。
映画「ワイヤー・イン・ザ・ブラッド」
http://www.geocities.jp/movhorror/story.html
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