映画嫌い (489)
2009年9月11日 映画本日のクソ映画は2008年のカナダ映画「XIII - サーティーン (XIII)」である。長い。約3時間もあるじゃないか。
米国の女性大統領・サリー・シェリダンが屋外での式典に参加し、演説の直後に近隣のビルから狙撃されて死亡。暗殺者は逃亡してしまった。急遽、副大統領のガルブレインが大統領となり、暗殺者の逮補をエイモス大佐に指示する。あの距離から一発の銃弾を心臓に命中させて、証拠を残さずに消えた犯人・・・、特殊な訓練を受けたプロだ・・・とエイモス大佐は直感する。街中の監視カメラの映像を押収して調査した結果、暗殺者の男の左胸にはローマ数字で13の意味の「XIII」の文字のタトゥが入っている男だと判明したが、その男の身元も行方もわからない。シェリダンの弟であるウォーリー・シェリダン知事は暗殺者を逮補できない現政権を非難して、次期大統領選への立候補を表明した。
一方、「XIII」の男は、現場から逃亡する時に、黒幕をわからなくする為の口封じとして仲間から撃たれそうになった。そして銃撃戦となり、それからなんとか逃げ出したが、彼は記憶を失い、自分がどこの誰なのかわからない状態になってしまう。自分が暗殺者であるという自覚もない。自分が誰なのか調べまわる「XIII」を追う謎の黒幕組織。「XIII」はFBI、CIA、NSA(国家安全保障局)、シークレットサービスからも執拗に追われる。大統領暗殺の黒幕と目的は?
カナダで2時間ドラマのテレビ番組として、前編、翌週の後編の2回に分けて放送されたものが1本のドラマにまとめられてDVDとして発売されたものである。約3時間もあって、とにかく長い。テンポも悪いし、ストーリーも単調で飽きてくる。早々と黒幕も、その手下の悪人が誰なのかも想像がついてしまったしなぁ。あれでサプライズになっていると思って作ったんだろうねぇ、情けない。ラストシーンでは、脈絡もなく、なぜか「XIII」が東京のバーで飲んでいるんだもの、失笑である。
ちなみに、主役の「XIII」を演じている人は、かつて、デビュー前のビートルズに在籍していたスチュアート・サトクリフの物語を映画化した「バック・ビート」で主演のサトクリフを演じていた人だね。この映画ではジェイソン・ステイサムのパチものみたくなっちゃっているなぁ。
映画「XIII - サーティーン」
http://www.star-ch.jp/xiii/
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