映画嫌い (188)
2007年7月3日本日のクズ映画は2006年の米国映画「アドレナリン (Adrenaline)」である。
主人公のチェリオスは殺し屋だ。チェリオスは自宅で寝ている間に、仲間だったギャングのリッキー・ベローナに毒物を注射されてしまった。チェリオスが殺しの指示に従わなかった事への報復である。その毒物の作用により、チェリオスは自分をハイな状態にして体内でアドレナリンを常に分泌させていなければならなくなった。休憩してアドレナリンの分泌が低下すると死んでしまうのだ。そしてチェリオスはリッキー・ベローナへの復讐のために街へ出た。チェリオスは解毒剤を入手してリッキー・ベローナを抹殺できるのか?
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随分と鬱陶しい映画だ。クスリでラリってパッパラパーな映画だから、見ていて非常に疲れる。できそこないのサイバー・パンク映画と、できそこないのギャング映画の失敗コラボってなところだ。ラリパッパーで無意味な暴力シーン、下品で汚い言葉、何の効果もないエフェクトがなされたシロウト丸出しの醜悪な映像編集、クスリの効果に責任転化している破綻したストーリー、・・・で不快感しか感じるものはない。最後のほうのシーンで、脈絡もなく中国系ギャングが登場してきて、なんでやねん!とおもいっきりコケてしまった。その冴えない銃撃戦が幼稚で幼稚で、見ている側のアドレナリンの分泌が下がる下がる。カー・チェイスもすっごく安っぽくて、スピード感もなければ、緊迫感も臨場感もない。とりあえずカー・チェイスのシーンもありますよ・・・ってないいわけで取って付けたようなNGシーンにしか見えてこないのは私だけであるまい。めちゃくちゃヘタクソな映画だ。主人公の役の男優も、その彼女の役の女優も、演技がヘタだねぇ。
ってことで、こんな映画は見る価値なし。クズだ。
で、最後には、チェリオスは上空を飛ぶヘリコプターから落下して(このシーンもヘンテコなんだよなぁ、ヘリコプターがそんな雲の上の高度を飛ぶわけがないんだよなぁ)、落下中に携帯電話で彼女の自宅の留守電に電話をして、結局は地面に叩き付けられて死去。とほほ・・・。
映画「アドレナリン」
http://www.adrenaline-movie.com/
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id327012/