映画嫌い (177)

2007年5月15日
 
本日のデス映画は2007年の米国映画「スパイダーマン 3 (Spider-Man 3)」である。
 
大雑把な映画を作りやがるなぁ、ったくもぉ〜。
今回のピーター(スパイダーマン)の敵は、
(1) 隕石に乗って宇宙からやってきた謎の黒い粘性液状生命体。
(2) ピーターの叔父を殺した真犯人の男。
(3) 父親の仇としてピーターへの復讐に燃える元親友・ハリー。
(4) ピーターへの復讐に燃えるもうひとりの男・エディ。
なんだけれど、その4つを詰め込みすぎちゃって、すっごく散漫なのだ。
(1)の生命体がピーターに寄生して、ピーターが邪悪な心を持ったり、(2)の男が刑務所から脱獄して逃亡中に素粒子物理実験施設に侵入してしまい、素粒子実験に巻き込まれて砂の怪物になっちゃったり、その後に(1)が(4)に寄生してパワーアップして、その上で(2)と手を結んでスパイダーマンと戦ったり・・・と、ハチャメチャになっている。更にはピーターと彼女・MJとのスレ違いなんかも出てくるわけで、こんな散漫すぎる映画ってめったにありゃしない。
特に、(1)に寄生されたピーターの表現が貧弱で腰砕けものだ。単に色が黒いスパイダーマンになるだけじゃんか。あっさりと寄生状態から元に戻っちゃうのも、果てしなくマヌケである。
それで、(1)+(4)と(2)によってスパイダーマンが抹殺されそうになったところで、出てくるなぁ・・・と思っていたら、案の定、(3)がスパイダーマンを助けにやってきた。こんな、誰にでも思いつくことをやるなよなぁ。最後には(2)が善人ってことになっちゃうし、バカバカしいったらありゃしない。
 
それにさぁ、相変わらず、ピーターには人間としてもヒーローとしても魅力がないし、それ以上に、MJに魅力が全然ないじゃないか。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/spiderman3.jpg
こんな女性をなんでヒロインにしちゃうんだろうか? 「スター・ウォーズ」のレイヤ姫と並んで、映画界では最も魅力のないヒロインだ。 ピーターよ、こんな娘に惚れるなよなぁ、お前、マニア系かぁ?
ピーターのアパートの大家の娘・ウルスラのほうが可愛いじゃんか。
 
ったくもぉ〜、こ〜いう映画を作るなよなぁ・・・。
 
 
映画「スパイダーマン 3」
http://www.sonypictures.jp/movies/spider-man3/index.html
 
 

 
 

 

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