映画嫌い (328)
2008年10月19日 映画本日のクソ映画は2007年の米国&カナダ映画「シューテム・アップ (Shoot’em Up)」である。撃ちまくり映画だ。
主人公の男の本名・経歴・正体は不明。主食は生のニンジンのまるかじり。妙に正義感がある。その後、どこにでもある「スミス」という仮名で呼ばれることになる。
彼は街中でギャングに追われている妊婦を偶然と見かけた。妊婦を助けようとしてスミスとギャングの銃撃戦が始まる。銃撃戦中に妊婦は出産してしまい、スミスが赤ん坊を取り上げたが、妊婦は弾が当たって死んでしまうのだった。スミスは赤ん坊を抱きながら銃を撃ちまくり、敵を壊滅させて、その場から去るのだった。
その後、ギャングのボスは執拗にスミスを追ってくる。赤ん坊が目当てのようだ。その赤ん坊にはいったいどんな秘密が?
スミスは赤ちゃんプレイ専門の売春婦に赤ん坊の面倒を見てもらいながら、一緒にギャングの追っ手から逃げ、真相を探っていく。追ってくるギャングを次々に撃ち殺しながら。そして・・・。
スミスが銃を撃って、撃って、撃ちまくって・・・な映画なんだけど、それが上手くいきすぎて、まるでマンガの世界のようになっているのが滑稽でアホらしいのだ。そ~いうのってありえねぇ~!っとシラケまくるぞ。
ギャングのボスが執拗にスミスを追ってきて、ボスは憎まれ役・悪役としてはいい味を出しているとは思うんだけど、なぜかボスの撃ちまくる弾がぜんぜん当たらないってのがおバカだ。それに、なんでボスは逃亡するスミスたちの居場所を次々に見つけられるのかも不思議だ。そのような意味で、この映画はストーリーがかなり雑でハチャメチャなんだよなぁ。ちゃんとストーリーがつながっていない箇所もあるもの。そんなものだから、駅弁スタイルでファックしながら銃撃戦をするとか、スカイダイビングしながら銃撃戦をするとか、ただ銃撃戦のバリエイションを見せたいだけの映画にしか見えてこないのがつまらない。
で、スミスは一緒に逃亡する売春婦の常連の客だったようなことになっているんだけど、スミスは赤ちゃんプレイが趣味だったのかなぁ? スミスの赤ちゃんプレイってのをちょっとだけ見せてほしかったような気もするぞ。
映画「シューテム・アップ」
http://www.shootemup.jp/