映画嫌い (367)

2009年2月7日 映画
本日のクソ映画はの2008年の米国映画「マンマ・ミーア! (Mamma Mia!)」である。全編がアバの曲で歌われている同名のブロードウェイ・ミュージカルの映画化だ。この映画は、現在、日本で劇場公開中のようだ。
 
母のドナとその娘のソフィーは、ギリシアの小島の丘の上でホテルを経営して暮らしていた。20歳になったソフィーは島の青年と結婚することになり、ドナに内緒で結婚式に父親を呼ぼうと思ったのだ。ソフィーはドナの20年前の日記を盗み見して、自分の父親の可能性がある3人の男の事を知り、その男たちに招待の手紙を送る。すると、その3人が本当に島にやってきたからさあ大変。自分のかつての恋人が3人も目の前に現われてドナはチョー・ビックリの大混乱。
どうなる結婚式?
どうするドナ母さん? マンマ・ミーア!(おやまぁ母さんったら!)
 
 
ノーテンキすぎるなぁ。コテコテのミュージカルだから、意味も脈絡もなく突然と歌って踊っちゃう。いつどこで事前の打ち合わせをやったのか、皆の踊りが一体化しちゃっう。そ~いう、ミュージカルのバカバカしさ、非現実さ、事態のシリアスさの欠除、生活感のなさ、それらが映画という産業廃棄物に寄生しちゃって恐ろしいほどの悪臭になっちゃっている。ストーリーの薄さを歌と踊りでごまかしている典型的なパターンだ。こんなストーリーのいったいどこが面白いのかね? どの男が父親なのか特定できずに3人も結婚式に呼ぶなよ。ソフィー、20歳にもなって、そんなガキみたい事をするんじゃない。事前にDNA検査して父親を特定しておけよな。
 
主演のドナを演じているのはメリル・ストリープだ。彼女は今までに、映画「大いなる陰謀」など、シリアスなおばちゃん役ばかりやっていたので、この映画での歌って踊ってコミカルに演じる姿は凄く意外だ。奇を衒って彼女がキャスティングされちゃったとしか見えてこないのだ。この役に彼女を起用したのは失敗に思えるのは私だけであるまい。脇役で登場しているドナの2人の姉妹の方が印象に残るんだよねぇ。
 
 
映画「マンマ・ミーア!」
http://www.mamma-mia-movie.jp/
 
 

 
 

 
 


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