【Q】割り箸は悪なのか?
【A】NO。国産ならOKだ。
20年~30年くらい前には、中国や東南アジアの国々から日本は大量に割り箸を輸入し、大量消費していた事があった。金持ちの日本に売れば良い商売になるものだから、それらの国々では、カネのためにどんどん森林を伐採して割り箸を作っていた。だから、割り箸は森林伐採の元凶となるものとして自然保護団体から集中砲火をあびていたのだ。そのような状況は現在でも完全になくなったわけではなく、中国や東南アジアの国々から、森林伐採して作られた割り箸が入ってきている。勿論、そのような割り箸は使うべきではない。絶対にボイコットしよう。ちなみに、中国における森林伐採の中に占める割り箸の割合は、面積比で1%にも満たない。1%を多いと見るか、少ないと見るかは意見の分かれるところであるが、とりあえず中国産の割り箸は使わないようにしよう。有害な漂白材を使って白く見せているやつが多いんだもの。
一方、日本国内では、無理な森林伐採をしないで割り箸が作られているのだ。森林とういものは、木々がある程度成長してしまうと、お互いに伸びた枝と葉で日光を取り合うという現象が起きてしまい、充分な日光を得られずに木々が共倒れしてしまい、その連鎖の結果、森林が死んでしまう場合があるのだ。それを防止する為に、ある程度成長した木の一部の枝を切り落としたり、あるいは木を伐採して減らすという「間引き」という管理が必要になってくる。そのようにして、森林を守るための措置である「間引き」で伐採した木々を材木(「間伐材」と呼ばれる)として利用し、建材や家具の材料として使用した残りの部分の廃材を有効利用しているのが国産の割り箸である。森林保護から生まれたものであり、無理な伐採もしていないし、廃材の有効利用なんだから何の問題もない。そのような国産の割り箸はどんどん使おうじゃないか。使用後の割り箸は燃えるゴミとして火力発電に使われて、エネルギーに転換されるしな。
 
【Q】マイ箸はエコなのか?
【A】NO。
前述のように、国産の割り箸を使えば良いのだから、あえてマイ箸を使うメリットはない。逆に、マイ箸を洗うという行為によって、水資源を使ってしまう、お湯を使う場合は水を熱する為のエネルギーを使ってしまう、洗剤によって土壌・河川を汚してしまうなどのデメリットも。マイ箸を持ち歩くのはまやかし。マイ箸を使う人は、本当のエコをわかっちゃいない人である。(洗わないで何度も使うならOKだ)
 
つづく
 
 

ちなみに、私の親戚に、北海道で林業をやっている者がいて、間伐材で割り箸を作って出荷しているのである。勿論、漂白剤なんか使っちゃいない。近隣の飲食店に安価で卸している。材料として大量に間伐材が残っているんだけど、割り箸生産が本業じゃないので、そっちに労力を集中できず、ぢゃ、他人を雇って割り箸生産子会社を立ち上げよう!と思って、資金繰りをしようとしていたところ、銀行に「割り箸はエコぢゃない」と決めつけられて資金の融資を断られたのだ。どこの馬鹿銀行なのか知りたい方はメールで質問してくれ。担当者の所属と実名も教えてあげよう。

 
 

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