映画嫌い (439)

2009年6月26日 映画
本日のクソ映画は2008年のスペイン映画「それでも恋するバルセロナ (Vicky Cristina Barcelona)」である。タイトルからしてくだらなさがヒシヒシと伝わってくるぞ。こ~いう映画をオシャレだと思い込んで、カネ払ってまでして見る人とは絶対に友達になれないだろうなぁ。この映画は日本では明日より劇場公開されるらしい。
 
ニューヨーク在住の米国人女性のヴィッキーとクリスティーナは学生時代からの親友だ。スペインのバルセロナに住んでいるヴィッキーの親戚であるジュディおばさんを頼って、ヴィッキーとクリスティーナはバルセロナに夏休みの旅行にやってきた。バルセロナでふたりはアントニオという名のバツイチの画家を知り合い、アントニオはふたりにオビエドへの旅行を誘う。オビエドはアントニオの出身地だ。アントニオはそこで3人でベッドを共に・・・と誘ってくるのだ。クリスティーナはアントニオにひとめ惚れしちゃって乗り気になる。婚約者がいるヴィッキーはアントニオを胡散臭く感じていたものの、クリスティーナにつきあって3人でオビエドへ。
ところが、オビエドでクリスティーナが体調を崩して寝込んでしまい、その間にアントニオとヴィッキーが一夜限りのファックをしちゃった。もうすぐ結婚を控えているヴィッキーはそれを悔いて忘れようとするが、心の中ではアントニオの事が忘れられない。あのファックの事はクリスティーナにもナイショだ。
3人がバルセロナに戻ってくると、クリスティーナはアントニオの家で同棲生活を始める。そんなところへ、アントニオの前妻・マリアが戻ってきて、アントニオ、マリア、クリスティーナの3人の奇妙な同棲生活となってしまい、遂にはマリアとクリスティーナは女性同士で愛し合うまでに。一方、ヴィッキーの婚約者のダグが休暇でバルセロナにやってきたので、ヴィッキーとダグはバルセロナで挙式をして、新婚生活を始めるのだが・・・。
 
もぅ、どいつもこいつもバカ。ヴィッキーも、クリスティーナも、アントニオも、前妻のマリアも、ダグも、ジュディおばさんも、登場人物が全員、どぉ~しょ~もないバカだ。そんなバカな奴らの色恋話しなんか見せられてもしょうがないぢゃん。誰が誰とファックしようが、誰が誰と浮気しようが、誰が誰と同性愛しちゃおうが、勝手にやってろバ~カ!ってな感じにしか見えてこない。アントニオとヴィッキーの密会現場にマリアが拳銃を構えて突入してくるシーンもクライマックスのシーンとしてはマヌケなほどに薄い。どうせなら、その場でアントニオとヴィッキーが射殺されちゃうストーリーにしちゃえば良かったのでは?
途中で何度も入ってくるナレーションも邪魔でしょうがないねぇ。プロならば、ナレーションで説明しないで、演技で見せる努力をしろよな。
 
前妻・マリアを演じているのが、かつて「超美少女登場!」として日本でも人気が高かった女優、ペネロペ・クルスである。今となっては、南米のイナカ町で場末のバール(スペイン語でのバーの意味)を営む顔の濃いオバちゃんってな感じになっちゃっているのが痛いねぇ。
 
映画「それでも恋するバルセロナ」
http://sore-koi.asmik-ace.co.jp/
 
 

 
 

 
 



お気に入り日記の更新

日記内を検索