映画嫌い (272)
2008年4月30日本日のクズ映画は2007年の邦画「遠くの空に消えた」である。またまたあのクソ監督、行定勲の映画だ。これもまた果てしなくクズな映画なのは行定勲の名前だけで想像がつく。
東京から小学生の楠木が牧畜業のイナカの村へ転校してきた。楠木の父はその村に建設予定の空港の責任者としての赴任だったが、その村では空港建設反対の運動が展開されていた。反対運動は小学生たちをも巻き込む。楠木はその村でUFOを信じて空を眺めている少女と出逢う。
(中略)
楠木たちは小学校の仲間たちの力を借りて、麦畑にミステリー・サークルを作る。そして楠木はその村から転校して去るのだった。おしまい。
空港反対運動のシリアスさもなければ、小学生時代のノスタルジアもない。何の感動すらない。何の意味もないストーリーの垂れ流しだ。ミステリー・サークルに何の意味もないじゃないか。あまりにも無意味で何ら見る価値がないぞ。完成した滑走路の表面に靴が埋まっているだなんて絶対にありえないことだしな。
この映画の宣伝文句に使われている行定勲監督の言葉がこりゃまたバカなのだ。「何かを信じられなくなった時、信じ続けるパワーをくれる映画を撮りたかった」だとさ。この映画、信じとか信じないとかの映画じゃないだろ。それに、この映画、「信じ続けるパワー」なんか与えていないじゃないか。こいつ、自分がこの映画で「信じ続けるパワー」を与えているとでも思い込んでいるんかぁ? こんなバカな事を言う奴は、人として全く信用できんな。こいつが金を貸してくれと言ってきても、絶対に貸すなよ。
映画「遠くの空に消えた」
http://to-ku.gyao.jp/