映画嫌い (388)

2009年3月7日 映画

本日のクソ映画は2008年の英国映画「GOUDATSU 強奪 (Daylight Robbery)」である。その邦題の付け方がスティーヴン・セガール主演の映画っぽいけれど、この映画はそれとは無関係で、ここのブログではお馴染みの「アルバトロス・フィルム」が発売している映画なのである。だから、そのどぉ~しょうもないチープさは予想できるだろう。勿論、日本では劇場公開されていない。いやぁ、ホント、これがめっちゃどぉ~しょうもないのだ。

2006年の英国のロンドン。ドイツで開催中のサッカーのワールドカップでロンドンも大盛り上がり。そんな時、銀行強盗を計画していた一味がその計画を実行したのだった。車で銀行に突入し、客らを人質にとり、金庫から奪った札束を事前に掘っておいたトンネルから運び出す。犯人たちもそのトンネルから逃げて、ドイツに向かうサポーターの群衆に紛れ、飛行機で高飛びという計画だ。ところが、銀行突入時にひとりが負傷したり、トンネルが崩壊したりで、その計画が微妙に狂い出す。銀行強盗は成功するのか??
 
銀行強盗の作戦にインテリジェンスのカケラもないんだもの、全然、ストーリーがおもしろくない。強盗のくせにだらだらしちゃって、テキパキと作業していないから、あんなのが強盗だってのがウソっぽいのだ。飛行機の搭乗時刻というタイムリミットがあるのに、無駄な会話や動作がテンコ盛りで、その行動に緻密さが全くないし、緊迫感もまるでない。事前に各自の役割の分担がちゃんと決められていないようだねぇ。リハーサルとか、シミュレーションすらやってないんだろうな。指揮命令系統もちゃんとしていない上に、危機管理もなっていないぞ。部隊編成についてはまるでシロートだ。全くリアリティがない。これのどこがいったい「強奪」なんだぁ?ってな感じだ。邦題を「底抜けアホ強盗」にしたほうが良かったんじゃいの? そのだらだら感が映画そのものをだらだらしたものにしちゃっているなぁ。その上、各自の個性の表現も手ぬるいのも問題だ。
問題は銀行強盗側だけじゃなくて銀行を包囲した警察側にもある。あんな杜撰な対応しちゃって、お前らそれでもプロか?ってな警察なのだ。これを本物の英国の警察(スコットランド・ヤード)が見たら激怒するだろうねぇ。
で、結局、銀行強盗たちは飛行機に乗ってドイツに向かうが、捕まってしまう。サプライズ的な結末にもなっていないねぇ。ホント、くだらない映画だなぁ。
 
映画「GOUDATSU 強奪」
http://www.albatros-film.com/title.phtml?route=&titleid=756
 
 

 
 

 


お気に入り日記の更新

日記内を検索