映画嫌い (405)

2009年3月25日 映画

本日のクソ映画は2007年のロシア映画「アルマゲドン・コード (Apocalypse Code)」である。タイトルに「アルマゲドン」ってのが付いているけれど、よくあるディザスター系パニック映画ではない。007の女性版のロシア版ってな感じのどぉしょ~もない「うなだれ」映画なのだ。
 
テロリスト集団が4個の核爆弾を手にし、世界の4大都市、東京、ニューヨーク、ロンドン、モスクワにそれを仕掛けた。テロから世界を守ろう!と、ロシア連邦保安庁は事態解決の為に、女性捜査官028号のダーシャ大佐を極秘に派遣した。核爆弾を起動するための3つの暗号をめぐり、舞台はロシア、イタリア、フランス、イギリス、ノルウェー、マレーシア、パキスタン・・・と。米国のCIAもダーシャを追い・・・。
 
最近のロシア映画は、ハリウッド映画に追いつけ追い越せでかなりの制作費を投入して、かなりレベル・アップしているのは事実だ。特撮、CG、戦闘シーン、カーチェイスなどもハリウッド映画なみで、会話している言語がロシア語じゃなくて英語だったらハリウッド映画だと思ってしまいそうな作品もある。しかし、ハリウッド映画のセコい真似ごとを抜け出ていないものも多く、シナリオでは米・英の映画から30年も遅れている感じが否めない。この映画も英国映画の007シリーズの30年前の作品の模倣の域を出ていないのだ。007シリーズのように、意味もなく世界各国を巡るストーリーには失笑だ。ノルウェーやマレーシアまでも舞台して、世界を股に掛ける合理的理由が見えてこないんだもの。
主人公のダーシャを無表情で冷徹な女スパイと見せておきながら、その一方では、シャワーのシーンで全裸の後姿を見せたり、露出の多い服装で登場させたり、髪の色を変えたり・・・とセクシーお色気スパイにも見せたかったという魂胆が見え見えで、その節操もない軸のブレがこの映画をクソまみれにしているのである。まあまあの美人さんで、いい乳房しとるけど、セクシーとは言えないよなぁ。乳首さえも見せていないしぃ。減るもんぢゃあるまいしぃ。
 
で、毎度毎度の疑問が今回も登場だ。なんでどこの国に行っても、全員がロシア語で会話してるんだぁ? 米国のCIA本部でのCIA職員同士の会話までもロシア語だ。なんでそぅなるのぉ?
 
映画「アルマゲドン・コード」
http://www.transformer.co.jp/products/TMSS_116.html
 
 

 
 

 
 

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