毎度おなじみのキング・クリムゾン(King Crimson)である。
その代表曲、「太陽と戦慄 (Larks’ Tongues in Aspic)」の「パート2 (Part 2)」がこれだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Larks1.mp3
この曲はその後に、こんな展開になる。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Larks2.mp3
 
この2つをそのまんまパクった音楽が映画に使われてしまってたのである。その映画とは、1970年代に大ヒットしたポルノ映画「エマニエル夫人 (Emmanuelle)」だ。映画の中で何度も出てくるファック・シーンのバックに、その2つが交互のように流れてくる。これの怪しげな五拍子のリズムにのって腰が前後に動くような箇所もあるんだよなぁ。
ってことで、実際に、映画の音声で聴いてみよう。ファック・シーンの音声だからアノ声も入っているのでご注意を。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Emma1.mp3
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Emma2.mp3
めちゃくちゃパクりだものなぁ。醜悪だよなぁ。
この曲は映画「エマニエル夫人」のサウンドトラック盤CDにも「Rape Sequence」というタイトルで収録されているらしい。(私は未聴だ)
 
このパクりにはキング・クリムゾンのリーダーであるロバート・フリップ(Robert Fripp)は激怒した。訴えて裁判になり、結局は裁判所の仲裁によって示談になったようだ。
 
 
日本のプログレ・バンド、アウター・リミッツ(Outer Limits)の曲の中にも、この曲をパクったようなやつがある。「プラトニック・シンドローム (Platonic Syndrome)」というタイトルの曲だ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/PlatonicSyndrome.mp3
 
 

 
映画「エマニエル夫人」も無修正版で見たことがあるけれど、あの映画って、主演のシルヴィア・クリステルが全然魅力的ぢゃなくてさぁ・・・。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/emma.jpg
この人が脱いでも何ぁ〜んにも感じないよなぁ。
 
 
ちなみに、原曲の「太陽と戦慄 パート・2」はキング・クリムゾンの曲の中でも人気が高い。当時のキング・クリムゾンがライブでこの曲を演奏している様子をここで見られる。
http://www.youtube.com/watch?v=GPpVibGoKbo
http://www.youtube.com/watch?v=O89rOP4LLIY

こちらは解散後に再結成した時期(1982年)の演奏。
http://www.youtube.com/watch?v=SxhpfPU0t2Q
 
この曲は日本の人間椅子というバンドもライブで演奏しており、その様子はここで見られる。
http://www.youtube.com/watch?v=qrD8E4g49YE
 
人間椅子って、「イカ天」に出ていたバンドだよねぇ、懐かしいなぁ。このバンド、かなりクリムゾンから影響を受けているよねぇ。演奏技術も高いほうだと思うんだけど、妙に悪趣味な面があって、これがダメなんだよなぁ。それが原因で、なんだかバンドの方向性が見えてこないんだもの。
ライヴでは、こんな悪趣味なことまでやっているんだけど、こんなことして何の意味があるんだろうか?
http://www.youtube.com/watch?v=4Qeb3yTUh7w
http://www.youtube.com/watch?v=bDTMH15tPcQ
 
 

 
 

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