映画嫌い (215)

2007年12月3日
 
 
本日のクズ映画は2007年の邦画「大日本人」だ。松本人志・第一回監督作品ってことでちょっとだけ話題になったアレである。主演も松本人志だ。変身ヒーローもののナンセンス・パロディである。あまりにもくだらなくて、いやぁ〜な気分になる映画だぞ。
 
佐藤氏(松本人志)への密着取材インタビューのシーンが続く。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/dainipponjin1.jpg
そのインタビューでの受け答えによって、佐藤氏の日常生活が次第に明らかになってくる。佐藤氏は妻子と別居中で、現在は都内のボロの一軒家に飼い猫と一緒に暮らしている。この佐藤氏こそ、防衛庁からの要請で変身する正義の味方なのだ。神主の祈祷の後に佐藤氏に高圧電流を流すと、佐藤氏は巨大化してして「大日本人」に変身し、怪獣と戦うのだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/dainipponjin2.jpg
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/dainipponjin3.jpg
 
佐藤氏の祖父である四代目「大日本人」が現役で活躍していた時代は、正義のヒーロー「大日本人」の全盛期だったが、その後、「大日本人」の人気には陰りが出てきた。佐藤氏の父である五代目「大日本人」は、より巨大化しようと電流を多く流し過ぎた結果、感電死してしまった。それを継いで六代目「大日本人」になったのが佐藤氏である。今となっては、「大日本人」は日本国民からは冷ややかな視線で見られる存在に没落してしまっている。時には激しいバッシングさえも受ける。
一方、老人介護施設で暮らす四代目は、認知症の症状が著しく進行し、わけもなく「大日本人」に変身して、巨大な体で街中を徘徊し、住民たちからヒンシュクをかうのだった。
 
今の佐藤氏には女性マネージャーが付いていて、彼女の営業活動に支えられ、企業や商品の広告を「大日本人」の体の一部に描いて怪獣と戦い、その宣伝広告費を副収入としている。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/dainipponjin4.jpg
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/dainipponjin5.jpg
そんなある日、強力な怪獣が出現した。佐藤氏は変身して戦うが・・・。
 
 
・・・くだらないよぉ、つまらないよぉ。支離滅裂だよぉ。何なのぉ、コレ?
日常の中にいる非日常的ヒーローのそのナンセンスさで笑いを取ろうとしているのだろうけれど、こんなのぢゃ、全然笑えないってば。これはナンセンスというものの悪い例だろうなぁ。その場の思いつきだけで作ったような、その浅いナンセンスで笑えってのが無理だ。テレビ番組で見る松本人志のナンセンスなボケには、時にはスゴい発想しているなぁと感心させられる事もあるんだけれど、この映画は全然なっとらんなぁ。最後にはウルトラマン・シリーズのパロディのようになって、それでナンセンス・コントやっちゃっているんだけれど、あれで笑えた人って、この地球上に存在するのかね? この人、映画なんか作っていないで、「ひとりごっつ」のようなテレビ番組をやっていたほうがいいのではないかい?
 
 
 
邦画「大日本人」
http://www.dainipponjin.com/
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (216)

2007年12月9日
 
本日のクズ映画は1974年のスウェーデン映画「クリスチーナ・リンドバーグ in アニタ (Anita)」だ。 当時、日本では「異常性欲アニタ」のタイトルで成人映画、つまり18歳未満入場禁止のポルノ映画として劇場公開されている。
 
色情狂の少女・アニタがある青年と出逢い、不感症のアニタがオルガスムスを得るまでの出来事を描いた・・・、と言っても、しょせんはポルノであるから、ろくなストーリーなんかない。意味もなく、脈絡もなくアニタが脱ぐ。そしていろいろなシチュエイションでいろいろな男とファックする。単にそれだけだ。ろくにストーリーもなくても、おネェちゃんが脱いでエッチな行為をするだけでポルノ映画は成立しちゃうという、そ〜いう古典的な見本だよなぁ。
 
主演のアニタを演じているのがクリスチーナ・リンドバーグ(Christina Lindberg)という女優さんだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/anita.jpg
それまでのポルノ映画に出てくる女優さんって、ケバいオバちゃんばかりだったものの、このような可愛くて若い女性(私は可愛いとは思わないなぁ)が出ているってことはひとつの事件だったようだ。彼女はこの映画で人気が出て、日本の週刊誌のグラビアにも彼女の裸体が何度も掲載されていたらしい。「清純派ポルノ女優」と呼ばれていたそうであるが、ポルノ女優に「清純」とかそんなのありなんだろうか? (最近では「清純派アナル&スカトロ女優」って呼ばれているAV女優さんもいるようだけど、清純な人がアナル・ファックやスカトロ・プレイなんかしないだろ。)
 
で、私の見たやつは、モザイクもボカシもないノー・カットのモロ見えのオリジナル版だったが、露出度は著しく低い。男性の陰茎が見えるシーンはあるが、女性の具が見えるシーンはない。陰毛に隠れて見えない状況だ。勿論、局部が結合しているシーンもない。だから、ポルノとしては随分とおとなしいのだ。アニタが男性の股間に顔をうずめるシーンは何度かあるけど、ずばり陰茎をくわえているシーンがないのだ。だから、古典的ソフト・ポルノでしかなく、ハードコアなものを期待してこの映画を見ても失望するだろうな。当時はそのような風潮だったのかなぁ? いや、ほぼ同じ時期に「エマニエル夫人」ってなモロな映画があったものなぁ。
あれから35年近く過ぎ、ポルノも多様化している今、この映画はポルノの歴史的通過点という価値しかないであろう。っていうか、ポルノ映画で歴史の勉強してもしょうがないだろ。そ〜いう意味で、この映画はクズなのである。
 
 
「クリスチーナ・リンドバーグ in アニタ (Anita)」
http://www.ne.jp/asahi/betty/boop/anitasweden.htm
http://www.7andy.jp/dvd/detail?accd=D0044973
 
 

 
 

 
 
 
 
 
まずは、コレ。
お馴染みのレッド・ツェペリン(Led Zeppelin)の「移民の歌 (Immigrant Song)」のイントロだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/immigrantsong.mp3
私が最も嫌いなバンドだ。ターザンのような雄叫びがダサいよなぁ。ジミー・ペイジ(Jimmy Page)のヘタクソなギターが不快極まりない。業界の中では最も過大評価されちゃっているギタリストだよなぁ。再結成するそうだけど、この人、弾きたいと頭の中で思っているフレーズにますます指が付いていかなくなってるんじゃないかなぁ?
 
これにそっくりなイントロの悪趣味な曲がある。1970年代の前半に活躍していたルシファーズ・フレンド(Lucifer’s Friend)というバンドの「Ride the Sky」という曲だ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/ridethesky.mp3
なんとなく曲調までツェペリンっぽい。最低だ。
 
 

 
 

 
 

削除しました。

未解決の疑問嫌い

2007年12月12日
 
 
かねてからの疑問なのであるが・・・
 
「ここは千駄ヶ谷です」
というのを、
名古屋の人は、
「ここは千駄ヶ谷だがや」
と言うのだろうか?
 
「これはMS−DOSです」
と言うのを、
京都の人は、
「これはMS−DOSどす」
と言うのだろうか?
 
っていうか、最近の人はMS−DOSってな言葉さえ知らないかなぁ?
 
 

 
 

 
 

タルタル嫌い

2007年12月13日
 
 
何度か仕事でイランに行ったことがある。
12年前の事だ。あの時はイランでは、インド人のA氏と一緒に仕事をしていた。A氏はかなり訛りの強い英語を喋るのである。良く聴いていないと、英語に聴こえない。そのインド人のA氏と、現地の仕事仲間のイラン人のB氏と、それと私の3人で、テヘランの市内にあるレストランに行った時の話である。
「日本人はよく魚を食べる」
という話題になった。勿論、会話はすべて英語である。イラン人は魚を食べる習慣がないから、B氏は
「信じられない!」
といった表情だった。
日本にも来たことがあるA氏は、
「バリエーションが多くてとても美味しいよ♪」
と、得意になって、B氏に教えていた。その上、A氏は
「私はタルタルも食べた事がある」
と言うのである。
タルタル? 何だそれ? 私は意味不明だった。
A氏に絵を描かせてみたら、それは「亀」だった。
A氏は「タートル」と言っていたらしい。
インド人の訛りは強烈である。
 
 

 
 

 
 

閉鎖嫌い

2007年12月14日
 
 
閉鎖しました。
近所にあった電器店「コジマ・札幌澄川店」が。
 
最近に発覚したコジマの失態(下取りなどで回収した家電製品をメーカーに引き渡さず、下取り時に徴収したリサイクル料金を搾取していたという詐欺まがいの行為。同社は回収した製品は盗難にあったと苦しい言い訳をしている)が原因なのかは知らない。
 
それにしても、あの店は酷かったよなぁ。
店員が少なすぎて、店員に商品についての質問が気軽にできない状態だった。その上、店員がみんなバカ。質問してもシロウトみたいな返答しかない。DVD-RとDVD+Rの違いすらわかっちゃいないのだ。お前ら、それでもプロか?
 
7年くらい前の事だった。私はあの店にある家電製品の下見に行った。「これがいいかなぁ?」と思った製品に価格のフダが付いていなかったから、私は店員を呼んで、「これ、いくら?」と質問したら、返ってきた答えが、
「わかりません」
だった。おぃおぃ!
 
5年くらい前の事だった。あの店には「他店より一円でも高い商品がありましたら店員にお申し付けください。値引きします」というような内容が書かれた値札があちこちにあって、その時、CD-Rが10枚セットになっている某社の製品が650円で売られていたから、私は店員を呼んで、それと全く同じ製品が498円で売られている店がある事を私は告げた。
「どちらのお店でした?」
と言われたので、私はその証拠となるレシートを見せて、
「ドンキ●ーテ」
と教えたところ、その店員は、
「あれは家電販売専門店ではないですからねえ」
と言う。おぃおぃ、そんなの言い逃れの理由にすらなっていないぞ。あの時のそのバカ店員の顔と、名札にあったその名前は今でも覚えている。
私の知人にも同様に他店より高いことを指摘した人がいるのだが、あの店の店員は、理由にもなっていない非論理的な言い逃れをして、絶対に値引きしないらしい。
そんなアホな店だったから、近所に住んでいる人は誰もあの店を相手にしなくなったものなぁ。ってことで、つぶれて当然な店だったのさ。
 
結局、私はあの店で物を買ったことは一度もなかったな。
 
 

 
 

 
 
 
 
 
毎度おなじみのキング・クリムゾン(King Crimson)である。
その代表曲、「太陽と戦慄 (Larks’ Tongues in Aspic)」の「パート2 (Part 2)」がこれだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Larks1.mp3
この曲はその後に、こんな展開になる。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Larks2.mp3
 
この2つをそのまんまパクった音楽が映画に使われてしまってたのである。その映画とは、1970年代に大ヒットしたポルノ映画「エマニエル夫人 (Emmanuelle)」だ。映画の中で何度も出てくるファック・シーンのバックに、その2つが交互のように流れてくる。これの怪しげな五拍子のリズムにのって腰が前後に動くような箇所もあるんだよなぁ。
ってことで、実際に、映画の音声で聴いてみよう。ファック・シーンの音声だからアノ声も入っているのでご注意を。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Emma1.mp3
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Emma2.mp3
めちゃくちゃパクりだものなぁ。醜悪だよなぁ。
この曲は映画「エマニエル夫人」のサウンドトラック盤CDにも「Rape Sequence」というタイトルで収録されているらしい。(私は未聴だ)
 
このパクりにはキング・クリムゾンのリーダーであるロバート・フリップ(Robert Fripp)は激怒した。訴えて裁判になり、結局は裁判所の仲裁によって示談になったようだ。
 
 
日本のプログレ・バンド、アウター・リミッツ(Outer Limits)の曲の中にも、この曲をパクったようなやつがある。「プラトニック・シンドローム (Platonic Syndrome)」というタイトルの曲だ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/PlatonicSyndrome.mp3
 
 

 
映画「エマニエル夫人」も無修正版で見たことがあるけれど、あの映画って、主演のシルヴィア・クリステルが全然魅力的ぢゃなくてさぁ・・・。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/emma.jpg
この人が脱いでも何ぁ〜んにも感じないよなぁ。
 
 
ちなみに、原曲の「太陽と戦慄 パート・2」はキング・クリムゾンの曲の中でも人気が高い。当時のキング・クリムゾンがライブでこの曲を演奏している様子をここで見られる。
http://www.youtube.com/watch?v=GPpVibGoKbo
http://www.youtube.com/watch?v=O89rOP4LLIY

こちらは解散後に再結成した時期(1982年)の演奏。
http://www.youtube.com/watch?v=SxhpfPU0t2Q
 
この曲は日本の人間椅子というバンドもライブで演奏しており、その様子はここで見られる。
http://www.youtube.com/watch?v=qrD8E4g49YE
 
人間椅子って、「イカ天」に出ていたバンドだよねぇ、懐かしいなぁ。このバンド、かなりクリムゾンから影響を受けているよねぇ。演奏技術も高いほうだと思うんだけど、妙に悪趣味な面があって、これがダメなんだよなぁ。それが原因で、なんだかバンドの方向性が見えてこないんだもの。
ライヴでは、こんな悪趣味なことまでやっているんだけど、こんなことして何の意味があるんだろうか?
http://www.youtube.com/watch?v=4Qeb3yTUh7w
http://www.youtube.com/watch?v=bDTMH15tPcQ
 
 

 
 

映画嫌い (217)

2007年12月28日
 
 
本日のクズ映画は2007年の米国映画「ベオウルフ 呪われし勇者 (Beowulf)」だ。現在、日本でも劇場公開中らしい。ってことで、今後にこの映画を見る予定の人は、以下を読まないように。
 
西暦507年のデンマーク。フロスガール王が家臣を集めて酒盛りの宴会をしているところに、怪物・グレンデルがやってきて暴れまくる。そして、多くの死傷者が出た。悲しむフロスガール王は「グレンデルを殺した者に財産と名誉を与える」と宣言する。
賞金稼ぎのスウェーデン人、ベオウルフがその噂を聞きつけて、海を渡ってやってきた。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/beo1.jpg
ベオウルフは勇敢に戦ってグレンデルを殺す。更には、グレンデルの母親を討つ為に、彼女の住んでいる山奥の沼地に出撃するのだった。ところが、そこに現れたグレンデルの母親とベオウルフは契約を結んでしまうのだ。グレンデルの母親にベオウルフは子種を授け、その代償にベオウルフは偉大なる王の地位と富の運命を得るという契約だ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/beo2.jpg
グレンデルの母親を成敗したことにして、ベオウルフはフロスガール王のもとに返ってきた。フロスガール王はベオウルフを英雄として讃え、ベオウルフを次期の王とすることを宣言する。その直後にフロスガール王は死んでしまい、ベオウルフは王となった。ベオウルフ王の治世で国は発展するのだったが・・・。
 
おぃおぃ、怪物の母親となんかファックするなよぉ、ベオウルフ。お前、あんなので勃起・射精できんのか? 母親のテクニック、恐るべし!
で、もぅ、荒唐無稽で、ハチャメチャなストーリーなんだよなぁ。剣だ・魔法だ・怪物だ・・・ってな稚拙な映画なんかもういいよぉ。その上に、ヘンテコにベタっとしたチープでコテコテなCGがますますハチャメチャさを増幅しちゃっている。まるでテレビゲームの場面つなぎの部分のようなCGだ。
それにしても、6世紀のデンマークで、デンマーク人もスウェーデン人も、それに怪物の母と子も、なんでみんなが英語で会話しちゃっているのだろうか?
ってことで、見終えても何も残るものないカラッポな映画、すなわち見る価値ない映画であるから、見るのは時間の無駄だ。こ〜いうクソ映画は無視するに限る。思慮・分別のあるべきオトナが見て楽しめる映画じゃないよな。
 
 
映画「ベオウルフ 呪われし勇者」
http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (218)

2007年12月29日
 
 
本日のクズ映画は2007年の米国映画「アイ・アム・レジェンド (I am Legend)」だ。現在、日本でも劇場公開中らしい。ってことで、今後にこの映画を見る予定の人は、以下を読まないように。
 
2009年のニューヨーク。クリピン博士が開発した新薬の作用により、未知のウィルスが蔓延した。感染者が次々に病死し、一部の生き残った感染者は凶暴な獣と化した。ウィルスに感染していない人々はニューヨークを脱出する。ニューヨークは封鎖されたが、ウィルスは世界中に広まり、人類は絶滅の状態となってしまう。
 
それから3年が経過した2012年のニューヨーク。そこにはただひとり、生き残っていた人間が暮らしていた。彼は軍隊でウィルス研究をしていた博士、ロバート・ネビル中佐だった。なぜか彼の体内にはウィルスに感染しない免疫があって、彼だけが生き残ることができたのだ。
誰もいないニューヨークの市街で、ロバートはライフルを持って車を乗り回し、野生化した鹿のハンティングを行ない、ゴルフの練習をする。DVDショップから商品のDVDを持ってきて、それを自宅で見る日々。そして、ラジオ放送をして、「毎日、午後にニューヨークのサウス・ストリート・シーポートにいる。生き残っている人がこれを聴いたならば来てほしい」と生存者に呼び掛けるが、誰もそこに来ることはなかった。ロバートは人類最後のひとりなのか?
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/iamlegend1.jpg
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/iamlegend2.jpg
 
ロバートの腕時計のタイマーが日没時刻を告げると、彼は自宅の窓と戸を閉じて、雨戸をも締めきる。夜になると、知力を失って凶暴なバケモノとなった感染者たちが活動を始めるのだ。感染者は光を嫌い、夜にしか現われない。彼らは日中には廃虚となったビルの暗闇の中にひっそりと隠れているのだった。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/iamlegend3.jpg
ロバートは自宅の地下にある研究室で、ウィルス感染に効果のある血清の研究を行なっているが、いまだに効果のあるものができていない。血清の効果の検証の為の人体実験用に、ワナを仕掛けて感染者を捕らえ、研究室に運ぶのだった。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/iamlegend4.jpg
 
ある時、ロバートが街中で感染者に襲われると、その場に現れた女性の銃撃によって、ロバートは助けられる。彼のほかにも感染していない人間が生きていたのだ。彼女と、同行していた子供の2人は、ロバートを彼の自宅に運んで手当てをする。ところが、感染者たちの群れがロバートの自宅を襲撃にやってきたのだ。体当たりをして室内に入ってくる凶暴な感染者たち。3人は地下の研究室に避難するが、そこへも奴らが侵入してきた。そして・・・。
 
 
つまらないぞぉ。山なし、オチなし、意味なし・・・である。あまりにものつまらなさに、見終えた瞬間に溜め息が出てしまった。
結局のところ、これも単にゾンビ映画でしかないんだもの。ふらふらと歩くゾンビではなくて、走って突進してきて、体当たりしてくるアクティブなゾンビくんたちだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/iamlegend5.jpg
ウィルスに感染してそうなっちゃっているあたりは、「バイオ・ハザード」シリーズの別ストーリー、スピンオフ版とでも言えるような内容だものなぁ。これが「バイオ・ハザード 4」ってなタイトルで公開されても驚かないよ。お願いだから、こ〜いうしょ〜もない映画、もうやめてくれよぉ。
 
ロバートは最後には自分の命をかけてまで血清を作ろうとして、結局のところ、命を落としてしまうんだけれど、それほど血清の開発に命をかけているくせに、研究に熱心でもなく、鹿のハンティングをやったり、ゴルフの練習をやったり、午後は港で生存者を待ち続けたり・・・と、その行動に矛盾を感じてしまうんだよなぁ。研究に集中しろよなぁ、お前、それでもプロか?
 
それにさぁ、大都会のニューヨークにただひとり・・・という特異なシチュエイションを作っておきながら、その上に乗っているヘンテコなストーリーには物足りなさを感じてしまうんだよなぁ。もしも自分がニューヨークで生き残っている最後のひとりだったら・・・という、想像をかきたてられるシチュエイションであるのに、この映画におけるストーリーには想像力ってのが全く感じられない。それがこの映画がとてつもなくつまらないものになっちゃった最大の原因だろうなぁ。このようなシチュエイションにゾンビなんか持ち出す必要性がないだろ。「アイ・アム・レジェンド」ってなタイトルも大げさすぎるしなぁ。
ってことで、こ〜いうクソ映画は無視するに限る。
 
 
映画「アイ・アム・レジェンド」
http://wwws.warnerbros.co.jp/iamlegend/
 
 

 
 

 
 

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