最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
  
「極(きわみ)」
以前に「極(きわめ)」というまずいラーメン店のことをここに書いたが、それとは無関係の店である。名前がまぎらわしい。こっちの「極(きわみ)」は札幌の西岡にある小さな店だ。
750円の味噌ラーメンを注文してみた。塩ラーメンも醤油ラーメンも700円なのに、味噌ラーメンがそれより高い750円とはちょっとだけ納得がいかないな。あまり期待していなかったが、出てきたラーメンは意外とうまいのである。白ゴマ、黒ゴマがスープに浮いているやつで、ゴマの風味が強い。私の好みの濃厚で味噌の臭みのあるスープではないけれど、このような味も私は好きだな。試行錯誤して微妙な味の出し方に成功したという苦労の軌跡が感じられる味だ。食べていくうちに、じわじわとその完成度は高さが伝わってきたのだ。麺が札幌ラーメンとしてよく使われている黄色いちじれ麺の「菊水」や「西岡」の製麺ではなく、色がそれほど黄色くなくて、腰が強い。この麺をどう評価するかだろう。ちょっとだけ粉っぽくて、もちもちしていないこの麺の食感に、はじめのうちは私は戸惑ったが、食べていくうちに、このスープにはこの麺が最もマッチしているということが理解できた。「菊水」や「西岡」の麺は確かにおいしいが、あの麺ではこの味のスープを引き立たせられないだろう。麺の選択に関しても、多分、いろいろと試行錯誤して、この麺が最適であるという結果に至ったのだろう。この料理人、やるなぁ。「極(きわめ)」とは雲泥の差の「極(きわみ)」、いいぞ!
ってことで、評価は100点満点中、80点。合格。
マイナスの要因は2つ。まず、暑い日に行ったからかも知れないが、店内が異様に暑いのが問題だ。小さな店だから、麺を茹でる熱湯の熱気がカウンターのこちらまでも伝わってきて、かなり蒸し暑かったのだ。もうひとつの問題点は、大きな音量でのラジオの音が聞こえてきて、その割れた音が不快なのだ。しゃれたBGMなど必要としないけれど、あの耳障りな音はやめてほしいな。どちらも味には関係ないことだが、快適にその味を味わう為の環境として、改善を求めたい。
 
 
「極(きわみ)」
http://www.sapporo-web.com/kiwami/
http://r.tabelog.com/hokkaido/rstdtl/1002741/
http://jovanniblog.blog114.fc2.com/blog-entry-408.html
http://ameblo.jp/umainoka/entry-10039280744.html
「極(きわみ)」のヴィジッティング・カードの表と裏がこれ
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/kiwami.gif

 

 
札幌ってあまり知られていないラーメン屋にの中に、このようなおいしい店が隠れているのがすごいところだろうな。このまま、支店やチェーン店を出さずに、今の場所でひっそりとうまいラーメンを続けてもらいたいものである。
 

 

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