ペコちゃん嫌い

2007年3月1日
現在の札幌の大通にある「不二家」のペコちゃん人形の姿がこれ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/peko.jpg
なんだか衣装の着せかたがザツだな。どうせ店が暇なんだろうから、ちゃんと着せてあげろよな。
現在のその衣装、何のコスプレなんだぁ?と思って見ていると、それと同じ衣装の店員さんが近くにいた。なるほど、店員さんの制服のコスプレだったのかぁ。
 
ペコちゃんは1950年に「不二家」の2代目社長がアメリカ人の少女をイメージしてデザインしたものらしい。アメリカ人だったのか。ペコちゃん人形を見かけたら、「欧米かぁ?」とどついてあげよう。
しかし、その名前「ペコ」ってのは牛の意味の「ベコ」をアレンジしたという、和風な起源があったのだ。なんで牛だったのかは謎である。ミルキーだからミルクで牛だったとか?
 
ちなみにポコちゃんの名前の由来は、室町時代に幼児のことを「ぼこ」と言っていたってな事らしい。これには納得がいかないなぁ。なんで室町時代の言葉からの引用なんだろう? 素直に、男性器の「チ●ポコ」から取ったって言えばいいぢゃんか。ペコ&ポコの語呂合わせだなんてな言い訳も認めないぞ。
 
で、ペコちゃんとポコちゃんの関係なんだが、当初は姉弟または兄妹の関係にする予定でいたらしい。父母も作っちゃえ!ってな感じだったのだ。しかし、そうなると、その他の家族や叔父・叔母などの血縁者をどうするのかなどの問題も多いので、結局はペコちゃんとポコちゃんの関係は友達ってことになっちゃった。
血縁者にしちゃえば、リカちゃん人形のリカちゃんファミリーのような妄想的でデスなストーリーができただろうになぁ。
 
 
 

 
 

 

暦嫌い (3)

2007年3月2日
 
書くのを忘れておった・・・。
ので、追記。
 
「帝王切開」という名称は、ローマ帝国の皇帝のユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー Julius Caesar BC100-BC44)がその手法によって生まれたので「帝王」の名前が付いている。
ところが、カエサルは帝王切開で生まれたというのは単に「伝説」の類だったとわかってきた。当時には帝王切開するだけの医療技術がまだ確立されていなかったらしい。
英語でも「帝王切開」は「Caesarean Operation」と呼ばれており、しっかりとカエサル(Caesar)の名前が付いているのだった。
 
ちなみに、ロシア皇帝のツァー(Czer)、ドイツ皇帝のカイザー(Kaiser)の名前の語源もカエサル(Caesar)である。
ドイツ語では「帝王切開」は「Kaiserschnitt」と呼ばれている。
ドイツにカイザーシュミットっていう戦闘機か車か何かなかったっけ?
メッサーシュミットだったっけ?
 
 
暦には関係ないけれど、以上、豆知識であった。
 
 
帝王切開
http://www5a.biglobe.ne.jp/~withkumo/teiou-taikendan.htm
メッサーシュミット
http://www.sougo-k.co.jp/mesa.html.html
 
 

 
私も帝王切開の生まれである。カイザーと呼んでくれぃ。
 

 
 
 

バルカン民謡嫌い

2007年3月3日
 
「カムイ」はアイヌ語で「神」を意味する。「カムイ」が日本語の「神」の語源あるいは共通起源の語彙であるとする説もあるし、アイヌ民族の伝統的信仰は日本神道の多神教に近いのだが、「カムイ」は日本語の「神」の概念とはかなり違っているのだ。
アイヌ語の「カムイ」は「神格を有する霊的存在」であって、「神」と言うよりは「魂」という意味に近い。動植物や自然現象など森羅万象のあらゆるものに「カムイ」が宿っているという。人間に見える動植物や自然の姿はカムイの仮の姿で、カムイが人間に見える着物を着ていて、その着物の中にカムイが宿っていると考えられている。
また、神道や他の多くの宗教の「神」とは違い、カムイは人間と対等な存在とされている。人間とカムイがお互いを支えあって世界が成り立っていると考えられているのである。大自然の中に生きる人間の生活密着型土俗信仰であると言えよう。
例えば、水には「ワッカワシカムイ(水のカムイ)」、火には「アペフチカムイ(火のカムイ)」が宿っている。住居や丸太舟を作る樹木を「シランパカムイ(樹木のカムイ)」と呼び、シランパカムイは樹木の集合体としての山そのものをも示す。
熊には「キムンカムイ」(山のカムイ)」、鮭には「チェプカムイ(魚のカムイ)」が宿っており、鮭が取れる川を「ペトルンカムイ(川のカムイ)」と呼んで祀っている。
狩りによって熊が捕らえられた時は、「キムンカムイが毛皮と肉を持って我々のもとにやってきてくれた」と解釈し、毛皮や肉など利用できるものを全て利用し、カムイに感謝してカムイノミ(カムイ送りの儀式)を行なう。
アイヌ民族の住居の中にもカムイはいる。囲炉裏の中には「アペフチカムイ(火のカムイ)」、家の東の角には「チセコロカムイ(家を守るカムイ)」がいるのだ。
アイヌ民族は文字を持たないので、そのようなカムイの思想は親から子へと、先祖代々、口述伝承され続けてきたのだった。
 
ここ札幌にはアイヌの民族音楽を取り入れたバンドがある。その名も「カムイ (Kamui)」だ。キーボード、ベース、ドラムのトリオのプログレ・バンドである。ボーカルもとるベース奏者が本物のアイヌ人で、アイヌ民族音楽の本物の伝承者だ。従来のプログレ・バンドのような、メロトロンを使ったシンフォニックな曲もあるが、アイヌの民族楽器をも使い、アイヌ民謡の歌唱法にてアイヌ語で歌う曲もある。「オキクルミカムイ」などのアイヌ伝説を組曲にしたのが話題となり、海外のプログレ・コレクターからも注目されている。
そのカムイは2年前に別ユニットの「カムイ・ジャズ・クラブ (Kamui Jazz Club」の名義でジャズ・バンドとしてライヴ活動を開始したものの、昨年は活動を停止していた。今年になってバンドは本格的にライヴ活動を再開し、バンド名を「K」ではなくて「C」で始まる「カムイ (Camui)」に改名した。先日の「札幌にぎわいまつり」や「ノルディック・スキー大会」のイベントでもライブをやっていた。アイヌ民謡の他に、世界各地の民族音楽のフレーズを大胆に導入した、無国籍エスニック・フリー・ジャズだ。
 
この話題の続きは、ヒミツの日記に記述。
相互リンクしている皆さんにしか見られません。
見られない人は残念でしたぁ!
 
 
カムイ
http://www.geocities.jp/burabou1919/kamui/
 
 

 
 

 
 

まともなJAZZ嫌い

2007年3月4日
 
本日もヒミツの日記のみ。
相互リンクしている皆さんにしか見られません。
見られない人は残念でしたぁ!
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (156)

2007年3月5日
 
本日のデス映画は2006年のカナダ映画「スリザー (Slither)」である。
 
隕石に乗って宇宙から地球にやってきた謎の生物に次々と村人が寄生されていく映画である。ありがちなストーリーだ。SF映画と言うよりは、スプラッター系ホラーの映画の類である。寄生されるシーンや、寄生後の人間のシーンは、かなりスプラッターでグチョグチョで悪趣味だ。デカいナメクジのような姿の宇宙生物が大量に襲いかかってくるシーンもかなり悪趣味だ。寄生された人々がまるでゾンビ映画のそれのようにフラフラと集団行動して歩いているってのもヘンテコなんだけど、そのへんにはコメディ風味を出そうと思って作っているんじゃなかろうか? 残酷シーンのバックに流れているのがエア・サプライの曲だもの、これってウケを狙っているとしか考えられない。でも、全然、笑えもしないし、恐くもない。単なるC級映画だ。ストーリー・ダメ、役者・ダメ、演出・ダメで、C級の香りがプンプンする。主人公のスターラが美人なのかそうじゃないのか微妙なところからして、C級の味わいが濃厚である。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/Slither.jpg
この映画は、C級映画が好きな人だけ相手にしてあげよう。

ちなみに、英語の「スリザー」ってのは「ずるずると引きずる」ってな意味である。まぁ、ずるずると引きずった内容の映画だけどなぁ。

 
映画「スリザー」
http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/bancho_241.html
 


 
 

 
 
世の中にはいろいろなバンドがあるのだが、カルトなバンドはそれほど多くはない。かつてアメリカのグレートフル・デッド(Greatful Dead)がカルトな人気を得ていたが、音楽的にはカルトとは言えないものだった。イギリスのロキシー・ミュージック(Roxy Music)の初期をカルトだと主張する人もいるようだが、私はそれには賛同しない。単に、ド下手な演奏と毎回歌い方がコロコロ変わるヘタクソ・ボーカルが不思議な味を出しているだけだ。ブラック・サバス(Black Sabbath)もアーサー・ブラウン(Arthur Brown)もカルトとは言えない。 
では、カルトな音楽のバンドは?ってことになると、ゴング(Gong)、レジデンツ(Residents)、フランク・ザッパ(Frank Zappa)あたりの名前が浮かんでくるんだけど、なんてったって、カルトなバンドの世界最高峰はフランスのマグマ (Magma)だろう。
 
マグマはこんなバンドである。
http://www.youtube.com/watch?v=FlJKKtgreqw
http://www.youtube.com/watch?v=qjSGxxGPU2c
http://www.youtube.com/watch?v=N8lIsBvsIyM
マグマはドラムを叩くクリスチャン・ヴァンデ(Christain Vander)が率いるジャス・ロック系のバンドである。
このような音楽にはフランス語がうまくのらないというのが理由らしく、クリスチャン・ヴァンデが創作した「コバイア語」という架空の言語で歌っている。リード・ボーカルをとるクリスチャン・ヴァンデと、専任のリード・ボーカリストであるクラウス・ブラスキー(Klaus Blasquiz)の力強いボーカルだけでも充分にカルトっぽい。更には現代音楽やスラブ系の民族音楽などの要素を持ったメロディとアンサンブル、それに男女混合コーラスがオペラのように絡むという、めちゃくちゃカルトな音楽をやっている。そのエネルギーあふれるアンサンブルを支える演奏メンバーのワザも強烈に個性的であり、めちゃくちゃうまい。あまりにも濃すぎて鼻血が出そうになるのは私だけであるまい。
クリスチャン・ヴァンデによると、マグマはコバイア星からやってきたコバイア人なんだそうだ。呪われた地球人を救済する為にやって来たという。はい、はい。だから、マグマはコバイア語でコバイア・ストーリーと地球人へのメッセージを歌う。コバイア語の辞典ってものがないので、何を歌っているのかさっぱり意味がわからん。曲のタイトルもコバイア語だ。レコード・ジャケットにはコバイア名でメンバーが記載されているのだ。徹底しているなぁ・・・。
マグマは1969年に結成され、何度もメンバー・チェンジを繰り返しながら、現在でも現役で活動をしている。ヨーロッパ・ジャズ界でのジャズ・ヴァイオンのトップにいるディディエ・ロックウッド(Didier Lockwood)、ベースの名手・ヤニク・トップ(Jannick Top)、ベルナルド・パガノッティ(Bernard Paganotti)などの凄腕のミュージシャンが過去にメンバーとして参加していた。
マグマはまさにカルト音楽の王者だ。
 
それと、これはカルトな音楽とは言えないのだが、イギリスにはジェントル・ジャイアント(Gentle Giant)というプログレ・バンドがあった。
こんなバンドだ。
http://www.youtube.com/watch?v=WirqTcdoFoE
http://www.youtube.com/watch?v=jdzyIja1-Vc
変拍子を強引にぐいぐいやっちゃうアンサンブルに特徴があるバンドだ。かなりマニアックなバンドだ。変拍子をここまで強引にやっちゃうと豪快で爽快である。世の中にはイエス(Yes)や昔のジェネシス(Genesis)あたりのプログレを聴いている人は今でも多いが、ジェントル・ジャイアントのマニアックな世界にまで深入りする人はあまりいない。だから、好きなバンドにイエスじゃなくてジェントル・ジャイアントの名前をあげる人がいると、「こ、こいつ、できるな・・・」ってな感じになる。そ〜いうディープな世界なのだ。ソフト・マシーン(Soft Machine)とかヘンリー・カウ(Henry Cow)なんかもその手のバンドだろう。
しかし、合コンに行って、隣に座っている女性に「マグマとかジェントル・ジャイアントが大好き!」だなんて言われると、かなり引いてしまうだろう。女性差別をする気は全くないのだが、「エア・サプライとバニー・マニロウが大好き!」とか言われるのと正反対だよなぁ。「イエスとピンク・フロイド(Pink Floyd)が大好き!」でも許せる。しかし、大好きなバンドに女性がマグマやジェントル・ジャイアントの名前をあげてほしくないよなぁ。フランク・ザッパやユニヴェル・ゼロ(Univers Zero)の名前をあげられるのもイヤだな。ユニヴェル・ゼロの大ファンの女性とはあまりお友達にはなりたくない。いまどき「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックが大好き!」ってのも引くが。
 
で、ジェントル・ジャイアントがどのように前述のカルトなマグマに関わっているかと言うと・・・。
 
この話題の続きは、ヒミツの日記に記述。
相互リンクしている皆さんにしか見られません。
見られない人は残念でしたぁ!
 
 
マグマ
http://www.seventhrecords.com/
http://www.music.ne.jp/~magma/discorex.html
http://zeuhlab.unofficial.jp/
ヤニク・トップ
http://www.1212.com/a/top/index.html
ジェントル・ジャイアント
http://rock.princess.cc/rock-3/GentleGiant.html
 
 

 
マグマというと、これを思い出すのは私だけであるまい。
http://www.youtube.com/watch?v=k7B4VbEKkQQ
あの元・米国副大統領のゴア氏の名前を見かけると、これに出てくる悪役宇宙人のゴアを思い出すのも私だけであるまい。
 

 
 
 

Gコード嫌い (6)

2007年3月7日
 
Gコードの最小の数を見つけるこのコーナー、新記録なのだ。
3月1日20時からのNHK教育テレビ(ここ札幌では12チャンネル)の番組、「福祉ネットワーク」のGコードが「3」だった!
 
このところ、毎月の1日の20時、23時に少ない数字が登場しているなぁ。
 

 
だから何だと言われても困る。
そろそろ、Gコードが「1」ってのも出てくるかなぁ?
 

 
 
 

映画嫌い (157)

2007年3月8日
 
本日のクソ映画は2006年の米国映画「ナイト・ミュージアム (Night at the Museum)」である。今月の17日から日本でも劇場公開されるようだ。
 
職を転々としているラリー・デイリーは、ニューヨークの自然史博物館での夜警の仕事に就いた。ところがその博物館は、夜になると展示物に生命が宿って動き出すのだった。ラリーはわけがわからなくてその状況に慌てまくる。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/nightmus1.jpg
恐竜の化石の標本、フン族の人形、モアイ像、コロンブスの銅像、アフリカの動物たちの剥製、ミニチュア模型の人形たち、26代大統領ルーズベルトの実物大蝋人形など、すべてが生きているのだ。展示されている古代エジプトのアーカメンラー王の黄金の碑が、不思議な力を出して生命を与えらているらしい。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/nightmus2.jpg
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/nightmus3.jpg
そんなところに、リストラされた3人の元警備員が、博物館から金目のものを盗み出そうと博物館に侵入し、黄金の碑を奪ってしまった。ラリーは生きている展示物たちを指揮して、みんなの力をあわせて黄金の碑を取り戻そうとする。
 
これ、全然面白くなかった。中身が薄い薄い。春休みの子供向けだな。博物館版の「ホーム・アローン」ってな感じだ。それに、ミニチュア模型の人形たちが動いて活躍するってのは「トイ・ストーリー」の博物館版だな。
もしも博物館の展示物が命を持って動き出したとしたら・・・というイマジネーションの世界なんだろうけど、作っている側のイマジネーションがかなり低くて、なんだかありきたりの発想の物しか見せていない。サプライズがないんだよ。これ、もっとどうにかならんかったのかぁ? 古代エジプトのファラオの不思議な力とかの非科学的なものをストーリーのベースに持ち込むってのもアホらしいし、骨だけの化石の恐竜が、筋肉もないのあのような動きをするってのも非科学的だ。
それにさぁ、ラリーの親子関係とかそ〜いう臭いものをこの映画に持ち込まなくても良かっただろうになぁ。だから、かなり散漫になっちゃってやんの。こ〜いうのが米国映画のつまらない所だよなぁ。
 
この映画は、「ホーム・アローン」が面白かったと思う人だけが見れば良いだろう。私はこれも「ホーム・アローン」もパスだな。
 
 
映画「ナイト・ミュージアム」
http://movies.foxjapan.com/nightmuseum/
http://www.imdb.com/title/tt0477347/
 
 

 
 

 
 
 
私の、昔の、恥ずかしいビデオがあるんだけどぉ・・・。
本日もヒミツの日記に記述。
相互リンクしている皆さんにしか見られません。
見られない人は残念でしたぁ!
 
 
 
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (158)

2007年3月10日
 
本日のデス映画は2006年のメキシコ映画「ナチョ・リブレ - 覆面の神様 (Nacho Libre)」である。2006年の11月に日本でも劇場公開されていたらしい。
 
孤児のナチョはメキシコの修道院で育った。大人になったナチョはその修道院の調理人となって孤児たちの面倒を見ていた。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/nacho1.jpg
しかし、修道院は資金難で食材を買えなくなり、ろくな料理を子供たちに食べさせることもできなくなってしまう。そこでナチョは、子供の頃から憧れていた覆面レスラーとなって、レスリングで賞金稼ぎを始める。(アニメの「タイガーマスク」みたいなもんだな)
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/nacho2.jpg
そんな時、修道院の新任の教師として、美人シスターのエンカルナシオンが赴任してきた。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/nacho3.jpg
ナチョはエンカルナシオンに一目惚れ。
神に仕える身のナチョがプロレスラーであると修道院にバレたら大変だ・・・。
 
ドジなナチョのトホホな姿を笑ってあげるというコメディなんだけれど、笑いの密度が薄いのなんの。肝心なプロレスのシーンが少な過ぎるし、たいした関係のないシーンもあちこちにあってかなり散漫だ。これという見せ場もないし、なんだか掴みどころのない映画になっている。
それにさぁ、プロレスってのはこの映画で描かれているような真剣勝負のスポーツなんかじゃなくて、日本でも、メキシコでも、米国でもそうなんだけれど、台本のある茶番劇、ヤラセの興業ショーでしょ。だから、この映画の中で描写されているプロレスってのが世間ズレ甚だしく見えてしまい、ますますリアリティがなくなっている。まぁ、今の日本にも、プロレスが真剣勝負だ、真の男の戦いだと言い張るプロレス信者がいる(なんでワザをかけられるのを待っているのがバレバレなあんなヘタな演技を信じちゃうのかなぁ?)から、そのような頭のイカレた人だけ、この映画を楽しみなさい。
 
でもねぇ、この映画に出てくるシスターのエンカルナシオンがめちゃくちゃキレイなんだよなぁ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/nacho4.jpg
こ〜いう美人な嫁さんがいると、毎日毎日が楽しくてしょうがないだろうなぁ。人生が素晴らしいものになるだろうなぁ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/nacho5.jpg
あまりにも美しいので、高画質版でど〜ぞ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/nacho6.jpg
う〜ん、エンカルナシオン、いいなぁ。無神論者の私の汚れきった瞳がハート・マークになっちゃう。どうでもいいけど、その長い名前、ど〜にかならんのか?
 
 
映画「ナチョ・リブレ - 覆面の神様」
http://www.nacho-movie.jp/top.html
http://www.imdb.com/title/tt0457510/
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (159)

2007年3月11日
 
本日のバカ映画は2006年の米国映画「マリー・アントワネット (Marie Antoinette)」である。これも既に日本で劇場公開済みだな。
 
1768年、オーストリア皇帝の末娘・マリーは政略結婚でフランスの皇太子・ルイ・オーギュストへ嫁いだ。マリーは不馴れなフランス王族の風習に戸惑い、ベルサイユ宮殿でのうんざりする日々が続く。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/ma1.jpg
愛情のない夫婦生活、子供ができないプレッシャー、国王の愛人との確執、まわりからの悪意に満ちた陰口・・・。マリーは深く傷付き、そして、マリーは酒とスィーツ、豪華なドレスや贅沢なパーティーに心の安らぎを求めるようになる。
そんな時に国王が崩御し、皇太子が王位を継承してルイ16世となった。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/ma2.jpg
王妃となったマリーはついに娘を出産し、その後には息子も生まれる。ところが王族の財政状態は次第に厳しいものとなっていくのだった。重税と食糧難に陥った民衆が、パリのバスチーユ監獄を襲撃したとの報告が入る。そして蜂起した民衆がベルサイユ宮殿を囲む。フランス革命だ・・・。
 
史実もマリー・アントワネットの生涯も描ききれていないバカ映画である。たいしたストーリーもないまま、だらだらと2時間弱もやっている。こんな映画より、「世界・ふしぎ発見!」や歴史スペシャルもののテレビ番組のほうが史実をちゃんと伝えているだろう。西洋史に残る屈指の悪女であるマリー・アントワネットの、その悪女ぶりはほとんど描かれておらず、疎外される女性としての見地で描かれている。フランス革命の勃発で、馬車に乗ってベルサイユ宮殿から逃亡するシーンでこの映画はおしまいだ。その後の逃亡劇とか、革命政府によってギロチンで公開処刑される事にも触れられていない。まさに欠陥映画だ。いったいこの映画は何を言いたかったのか、何を見せたかったのか、さっぱりわからんよ。
 
でさぁ〜、素朴な疑問なんだけど、オーストリアの宮殿の中でも、フランスのベルサイユ宮殿の中でも、なんで全員が英語で会話してるわけ?? 当時のフランスもオーストリアも公用語は英語だったってかぁ?? それも、18世紀の当時の英語じゃなくて、「Fucking Dog!」ってな事まで言う、20〜21世紀の英語じゃないか。18世紀のフランスで、「Hello」だなんて、20世紀になって電話の普及によって登場する英語で挨拶をするんじゃない!
結婚式に署名する文書まで英語で書いてあるってのは何なんだろうねえ?
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/ma3.jpg
会話の中に20世紀後半の英語のスラングなんかもたくさん出てくる。はちゃめちゃな時代考証だな。見ていると頭がクラクラしてくる。アントワネット(Antoinette)、ルイ(Louis)などの名前だけはフランス語発音しているけれど、パリ(Paris)のことを英語発音で「パリス」って言うフランス人なんていないってば。
 
舞台となっているのはベルサイユ宮殿で、本物のベルサイユ宮殿でロケをやっている。ベルサイユ宮殿には私も観光で行ったことがあるから、見たことのある風景がたくさん映し出されているのは懐かしい気分になる。しかし、18世紀のあの時代にはベルサイユ宮殿にあるはずのなかった物や、当時にはまだなかった風習などが、映画のシーンの中にいくつも登場しているのだ。マヌケすぎるほどに時代がズレまくっている。オーパーツという言葉が頭の中をよぎるのは私だけであるまい。まるで江戸時代の江戸城の将軍の部屋の中に液晶テレビや携帯電話があるようなものだ。バカ丸出しである。当時のフランスの事情を調査・勉強もせずにこの映画を作っちゃったんだろうなぁ。まちがい探しゲームの気分でこの映画を見てしまった。
 
たとえば、結婚式のシーンでは、宮殿のオーケストラの演奏で踊っているんだけど、オーケストラの前で指揮者が指揮棒を振っているのだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/ma4.jpg
オーケストラに指揮者が付くってのは20世紀になってからの習慣であって、当時にそのような役目などは存在しなかったのである。宮廷でのオペラ鑑賞会のシーンにもオーケストラに指揮者がいるしなぁ・・・。
 
結婚式の夜には宮殿でこんな花火大会があるんだけど、
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/ma5.jpg
当時の欧米にはこのような花火を制作する技術なんかなかった。その技術を持っていたのは日本だけで、日本はその技術の輸出をしていなかった。20世紀になってから日本からその技術が伝わったものだ。
これの一番手前にあるくるくると噴射で回転する花火なんかも
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/ma6.jpg
20世紀になって日本で考案されたものだ。
 
マリー・アントワネットの靴のコレクションの中に、当時にあるはずのないバスケット・シューズまで映っているのもマヌケだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/ma7.jpg
ちなみにこのシーンで映っているストッキングもダメだな。このような縫い目のない立体加工のタイプが開発されたのは1960年代だぞ。

食事のシーンでナイフとフォークを使っているのもヘンだ。当時にそんなものを使う習慣もまだなかった。
 
更には、こんなシーンもあるしなぁ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/ma8.jpg
ハチャメチャである。これってわざとやってんのかなぁ?
 
その他に私は20ケ所以上も誤りを見つけてしまったもの。
フランスの歴史や文化に詳しい人が注意深く見ると、もっといろいろと見つかるんだろうなぁ。
 
その他にも随分とヘンテコなシーンがある。
たとえば、マリー・アントワネットが結婚したのは彼女が14歳の時だったんだけどぉ、どう見ても、この結婚式のシーンは14歳(中学2年生)の姿じゃないよな。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/ma9.jpg
 
ってことで、ちょ〜・ヘンテコな映画なので、こんな映画は無視しようぜ。
 
ちなみに、この映画の監督はソフィア・コッポラだ。フランシス・F・コッポラの娘である。以前には「ロスト・イン・トランスレーション」っていうバカ映画を作っていたバカ娘だ。
http://diarynote.jp/d/28044/20070110.html
またしてもこんなバカ映画を作っちゃうとは、親子だねぇ・・・。
 
 
映画「マリー・アントワネット」
http://www.ma-movie.jp/
http://www.imdb.com/title/tt0422720/
オーパーツ
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9567/008.html
 
 

 
どうでもいいことなんだけど、前述の映画「ナイト・ミュージアム」の中で、ミニチュア人形のローマ皇帝・オクタビウスを演じていた人が、この映画の中にも登場しているのを見つけてしまった。この人、歴史もの専用の役者なんだろうか?
http://www.imdb.com/name/nm0176869/
 

 
 
 

映画嫌い (160)

2007年3月12日
 
本日のデス映画は2006年の米国映画「幸せのちから (The Pursuit of Happyness)」である。これも既に日本でも劇場公開済みだ。
 
1981年のサンフランシスコ。主人公のクリス・ガードナーは医療装置のセールスマンだ。病院をまわって医師たちに医療用スキャナーを薦めているが、なかなか営業成績が上がらない。彼には妻と5歳の息子がいて、息子のクリストファーを保育所に預けて、妻のリンダは共働きをしている。彼の収入が少ない為に、イラついた妻は何かと小言を言い、遂には妻は家を出て行ってしまった。
クリスは高収入の証券マンを目指して、証券会社に転職しようと考えた。そして、証券会社「ディーン・ウィッター」の面接試験にパスし、同社の研修に参加する。半年間の研修中は無給だ。彼は医療用スキャナーのセールを続け、息子を育てながら、研修に参加する。20人の研修員の中のひとりだけが合格して正社員になれるという狭き門だ。顧客獲得実習でクリスは大忙し。
そんな時に、税金未納の為に銀行預金が全て差し押さえられて、彼は一文無しになってしまう。その上に、家賃未納で住んでいる所も追い出されてしまうのだった。クリスは息子を連れてあちこちの病院をまわり、医療用スキャナーのセールスを行なうが、さっぱり売れず、収入も途絶えてしまう。寝る所もなくなった親子はホームレス状態となり、不幸のどん底に。そして・・・。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/pursuit.jpg
 
後に証券会社「ガードナー・リッチ」を設立して大成功を手にすることになるクリス・ガードナーの、「ディーン・ウィッター」社に入社するまでの苦難の時代の実話を映画化したものだ。
かなり地味な映画である。感動の映画と言われているが、それは違うだろ。不幸な子供の姿を見せて、それがイコールで感動なんかではない。米国でも日本でも韓国なんかでも、その両者の区別がついていないことが往々にしてある。他人の不幸で感動するってのは随分と悪趣味じゃないか。そんなのに子供をダシに利用するんじゃない!
その不幸から這い上がろうと努力する姿に感動するか、あるいは、成功して幸福になった姿に感動をする場合もあるだろうが、この映画では、ディーン・ウィッター社に入社する為のクリスの努力に関しての描写がとても貧弱であるし、入社できた事に対しての本人の喜びに関しての描写もかなり貧弱である。つまり、感動というものがさっぱり伝わってこない映画なのだ。
このように映画になっちゃっているってことで、その不幸のどん底の果てには幸せな人生が待っているって誰でも想像ついてしまうだろう。だから、その不幸も人生においての一時的な問題でしかないという、軽いものに見えてしまう。つまり、このような不幸の後のサクセス・ストーリーは映画化するには向いていないのだ。先が見えるプチ・アメリカン・ドリームって、見ている側はかなりシラケるぞ。デスな映画の香ばしささえない。高収入になることがイコールで幸福だという考えにも私は賛同しない。
ってことで、私はこの映画にはおもいっきり「No!」である。
 
それにしても、「幸せのちから」とは、これまた怪しげな邦題に改変されちまっているなぁ。このストーリーにそんな邦題は全くマッチしてない。原題は「幸せの探求」ってな意味で、それをわざわざ「幸せのちから」に改題しなきゃならない合理的な理由って何もないじゃないか。こ〜いうバカな邦題を付けた奴はその仕事に向いていないから、すぐに解雇したほうが良いだろう。自分の能力に適した仕事に転職するのが本人の為でもある。
で、原題の中にある「Happyness」は、英語では正しくは「Happiness」と書くんだけれど、ワザと「Happyness」にしている。英語を勉強している人は間違えないように。なぜに「Happyness」なのかは映画を見ればわかるけど、どうでもいいような理由なのでここでは説明しない。
 
ちなみに、クリス・ガードナーを演じているウィル・スミスと、その息子のクリストファーを演じている子供は実の親子らしい。頑張れ、世襲俳優!
 
 
映画「幸せのちから」
http://www.sonypictures.jp/movies/thepursuitofhappyness/
http://www.imdb.com/title/tt0454921/
 
 

 
「The Pursuit of Happiness」ってのはトーマス・ジェファーソンによる1776年の米国の独立宣言の中に出てくるフレーズである。ちょっと学のあるアメリカ人なら知っている有名な言葉である。念のため。
 

 
 

映画嫌い (161)

2007年3月13日
 
本日のバカ映画は2007年の米国映画「ゴーストライダー (Ghost Rider)」である。現在、米国で大ヒット中の映画である。マンガ(いわゆるアメ・コミ)を実写版の映画にしちゃいました作品である。主演がニコラス・ケイジだ!ってので、それだけで笑えるのは私だけであるまい。日本でも現在劇場公開されているようだ。
 
主人公はジョニー・ブレイズ。若き日の青年・ジョニーは、バイクのスタントマンである父を手伝って、一緒にスタント・ショーを行なっていた。ところがその父はガンになり、身体のあちこちに転移していたのだ。そんな時に、ジョニーの前に悪魔が現れた。悪魔は父の身体からガンを消してくれると言い、その契約書をジョニーに示した。契約書にジョニーの血の一滴が落ちて、それで契約が成立。翌朝には父は健康体に戻っていた。ところが、その直後に父はバイクのスタントの事故で死亡してしまう。悪魔は「ガンを消し去るという契約は守ったからな」とジョニーに言って去った。
それから月日が流れて、オッサンになったジョニー。彼はバイクのスタントの有名人になっていた。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/grider1.jpg
ある時から、彼の身体から不思議なパワーが発散されるようになる。彼は無意識のうちに燃えるガイコツ姿の「ゴーストライダー」に変身して、
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/grider2.jpg
炎のオートバイに乗って猛スピードで爆走するようになる。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/grider3.jpg
垂直のビルの外壁だってバイクで登っちゃうし、水の上だって走っちゃう。
そして(なぜか正義の味方になっちゃって)路上強盗を焼き殺す。彼は警察から追われながらも、悪魔との戦いを始める・・・。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/grider4.jpg
なんでやねん・・・。
 
 
幼稚すぎるストーリー、矛盾した展開で、頭クラクラだ。ツッコミどころ満載なのがイヤだな。ホント、アメ・コミの映画化ってつまらないものばかりだなぁ。
ってことで、以下にちょっとだけツッコミを。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/grider5.jpg
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http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/grider9.jpg
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/grider10.jpg
この映画、最低だな。こんな映画が大ヒットしちゃう米国も最低だ。
その他にコメントなし。
 
 
映画「ゴーストライダー」
http://sonypictures.jp/movies/ghostrider/
http://www.imdb.com/title/tt0259324/
 
 

 
この映画も続編の「2」を作ってしまうんだろうか・・・?

悪魔の役を演じているのは、ピーター・フォンダだね。「イージー・ライダー」ってことでバイクつながりかよ?
 

 
 

もっこり嫌い (3)

2007年3月14日
 
以前に書いたが、ここ北海道の土産物に「まりもっこり」ってのがある。
北海道の摩周湖にいる天然記念物の「まりも」をキャラクターにしたやつで、「まりも」+「もっこり」で「まりもっこり」である。
私の持っている携帯用ストラップの「まりもっこり」がこれだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/mokkori2.jpg
 
そのモッコリした股間が女性にウケて、かなり売れているらしい。札幌の街中のあちこちで売られているのを見かける。札幌の狸小路4丁目にある土産店では、店先に大きく「まりもっこりあります」なんて書いてあるものなぁ。
携帯用ストラップのほかに、パンツや大小のぬいぐるみなんかもある。携帯用ストラップのほうは自然な隆起の股間のカーブがイキなんだけど、ぬいぐるみ版のやつは完全に別の球体のやつを股間に無理矢理と縫い付けてあるようなのがイヤだな。
http://www.tanukiya.co.jp/mokkori/dt/mm-nuigurumi.jpg
札幌の街中では、「まりもっこり」をカバンにぶらさげた女子高生をも見かける。ヘンテコなトレンドである。ちなみに、「まりもっこり」ファンの女性は「モッコリスト」と呼ばれているようだ。
 
その後、「まりもっこり」のモッコリ・シリーズのバリエーションがいくつかできた。衣装の色や形もいろいろとあって、金色のやつもあったなぁ。クラーク博士の銅像(札幌の羊ヶ丘にあるやつ)の格好をしたバージョンがあった。女性版の「まりもっこり」で、マリリン・モンローのコスプレをした「マリーモコリン」ってやつも限定販売されいた。
更には、ヒグマのかぶりものをした「まりもっこり」が「ひぐまりもっこり」というネーミングで売られているのも見かけた。
http://www.tanukiya.co.jp/mokkori/dt/mm-kuma-bzst.jpg
「ひぐま」+「まりも」+「もっこり」って、シリトリかよ。
「じゃがいも」+「もっこり」でジャガイモ顔をした「じゃがいもっこり」てなやつもあったな。
http://www.tanukiya.co.jp/mokkori/dt/mm-sjyaga-bzst2.jpg
 
このようにヒット商品になっちゃうと、類似品も出てくるだろうなぁ。「まりも」とか「じゃがいも」のように語尾が「も」の名詞なら、何でも「もっこり」を付けてキャラクターにできちゃうじゃないかぁ。「ししゃもっこり」とか「かるがもっこり」とか「どくぐもっこり」とかね。鹿児島土産の「さつまいもっこり」なんてのもそのうちにできちゃうんじゃないのぉ? なんて思っていたのだ。
 
で、先日、休暇で青森県にある某温泉に行ってみたところ、そこの売店に「あおもっこり」っていう股間がモッコリしたキャラクターの土産物があったので驚いた。こ〜いうやつも出ていたのか。青森といえばリンゴである。顔がリンゴになってやんの。
http://wind.ap.teacup.com/homeless/333.html
でもさぁ、「あおもり」+「もっこり」は「あおもっこり」じゃないでしょ。「あおもり」の「も」と「り」の間に強引に「っこ」を入れるってのは、なんだか反則ワザっぽいなぁ。
私は現物を見た事がないんだけれど、他には信州の「もっこりんご」ってのもあるらしい。
http://www.obihiroshi.com/blog/PIX/1166965788_ringo.jpg
これは素直に「もっこり」+「りんご」なわけね。このネーミングには納得がいくよ。
 
沖縄に行ってきた知人から教えてもらったんだけど、沖縄土産にも、このモッコリ・シリーズのやつがいくつかあるらしい。
まずは「べにいもっこり」。顔が「べにいも」になっている。
http://www.obihiroshi.com/blog/PIX/1166965788_imo.jpg
そうそう、「いも」は「も」で終わる名詞だからモッコリ・シリーズの名前になれる。沖縄には「べにいも」ってイモもあったよなぁ。この手法で、「やまいもっこり」とか「ながいもっこり」とか「たろいもっこり」なんかのイモ・シリーズができちゃうかも知れないけど、山芋や長芋が名産の地域ってどこかにあっただろうか?
 
そのほかに、沖縄には「もっこりシーサー」ってのがあるらしいんだけど、
http://www.strapya.com/products/17779.html
なんなんだこれ? 全然、語呂合わせの名前になっていなぞ。なんでシーサーにもっこりが関係するんだ? めちゃくちゃ反則ワザじゃんか。こんなのが許されるのなら、「もっこり赤ベコ」とか「しゃちほこもっこり」とか「東京バナナもっこり」とか「もっこりもみじ饅頭」とか、何だってできちゃうじゃないか。こ〜いうヘンテコなやつを作らないでほしいよなぁ。
 
この反則ワザのネーミングが災いのもとになったのか、それ以降もヘンテコなモッコリものが各地に出て来たようだ。それをまとめて、当会は「デス・モッコリ」と呼んでいる。
 
例えば、「ふじもっこり」ってのがある。
http://www.rakuten.co.jp/keitai/389088/451800/760244/
富士山とモッコリ・・・、全然関係ない!
 
「笹かまもこ」ってのも出てきた。
http://blog.goo.ne.jp/rara0819/e/1d918e21781ea369253efdc4bd663d81
笹かまぼこのダジャレかよ!
 
「バイアグマ」だって。
http://yaplog.jp/shs-sasuke/archive/112
またまたダジャレかよ!
なんだかこのシリーズ、収拾がつかなくなってきていないかぁ?
 
そして、またまた沖縄から登場したのは、沖縄名産のお菓子「ちんすこう」
http://www.chinsuko.co.jp/
をモッコリ化しちゃった「ちんすこうもっこり」だ!
http://www.geocities.jp/hycnc934/a5-be-sutorapu1.jpg
「ちんすこう」と「もっこり」、な〜んにも関係ない名前じゃんか! 全然かぶっとらんじゃん!
頭がクラクラしてくる。
 
「ちんすこうもっこり」と書いてあるのを見て、「チンコ吸うとモッコリ」って読んでしまいそうになるのは私だけであるまい。
 
 
まりもっこり
http://www5d.biglobe.ne.jp/~hokusui/page014.html
まりもっこり専門店
http://www.tanukiya.co.jp/mokkori/index.html
まりもっこりオフィーシャルブログ
http://marimokkori.kitaguni.tv/



 
 

 
 

映画嫌い (162)

2007年3月15日
 
本日のバカ映画は2002年の韓国映画「サウラビ (Saulabi)」である。韓国でジャンルとして確立している「反日映画」の一種だ。勿論、日本では劇場公開されていない。日韓チャンバラ合戦の映画である。
 
6世紀、朝鮮半島は百済、新羅、高句麗の三国時代だった。滅亡しそうになった百済では、「サウラビ」と呼ばれる武士集団が集団自決をする。
それから450年後、サウラビの子孫たちは日本の九州に逃れて、九州のナンゴウ村で亡命生活をしていた。サウラビの子孫であるウドは、「神剣」の作り方を知っている老人を訪ねて九州の城下町にやってきた。その時、その町の有力武家であるサイトウ家の娘・オサメがウドに一目惚れをする。そして結局は、ふたりは駆け落ちをしてしまうのだった。オサメは地元の大名・アンドウに嫁ぐことを決められいて、それを嫌がっての駆け落ちだ。アンドウとサイトウの武士集団はオサメを奪還すべく、ナンゴウ村を襲撃し、村を焼き払い、村長を焼き殺す。そして、オサメを連れ戻すのだった。
その後もアンドウ&サイトウの武士集団はナンゴウ村を警戒して、何度となく村を襲撃する。それに抵抗したサウラビの子孫たちは一斉反撃を仕掛ける。血で血を洗う激戦の結果、両者とも全滅。ウドが完成させていた「神剣」はアンドウとオサメの間にできた子供が手にするのであった。おしまい。
 
本当に九州でロケをやって作られている。オサメを演じているのは梅宮万紗子だな。その他にも日本人俳優では榎木孝明、勝野洋らが出演している。相当な制作費をかけて、大勢のエキストラも導入し、韓国側がかなりの力を入れて作ったようである。
 
他の反日映画と同様に、この映画でも日本人は完全に悪役にされてしまっている。平気で人を殺し、人を騙す日本人。それに対して、サウラビの子孫たちは芸術を愛し、殺生を許さない平和主義者。そ〜いう構図で描かれているのだ。そして、愛する者のために憎き日本人武士を斬りまくる、韓国人にとっては気分爽快なストーリーだな。
 
ところで、韓国には「ウリナラ起源」説というものがある。我が朝鮮民族は世界最高の民族であり、かつては朝鮮民族が世界を統一していたという説で、メソポタミアで文化を教えてやったのも、エジプトで文明を起こすのを教えてやったのも朝鮮人で、黄河文明も朝鮮民族が指導したものだと主張している。そして、世界的に有名な各種の文化や伝統はすべて朝鮮民族に起源があるとしているのである。日本の寿司も、ソメイヨシノも、柔道も、茶道も、刺身も、朝鮮民族が日本人に教えてやったものなんだそうだ。噴飯ものだ。日本の天皇は朝鮮民族の出身であり、万葉集は朝鮮語で書かれているとも主張する。ニュートンに万有引力を教えてやったのも、アインシュタインに相対性理論を教えてやったのも、ダーウィンに進化論を教えたのも、メンデルに遺伝の法則を教えたのも、み〜んなみんな朝鮮人なんだそうだ。アホらしい。サッカーも朝鮮民族が考えたんだとさ。だけれども、韓国人の中にはこの説を史実として信用しちゃっている人が実に多い。なんでこんなバカバカしい説を信じちゃうのかなぁ?
じゃ、なんでマルクスに共産主義を教えたのも朝鮮民族で、ヒトラーにナチズムやユダヤ迫害を教えたのも朝鮮民族って言わないんだろ? なんで韓国人にノーベル賞の受賞者が今までにひとりもいないのだ? と、疑問が数十個、一挙に頭の中に浮かぶよな。
 
で、その「ウリナラ起源」説では、日本の「サムライ」の起源も朝鮮民族にあり、その昔に朝鮮半島にいた武装集団「サウラビ」が「サムライ」の語源だって事にされちゃっているのである。この説は現在の韓国では広く信じられている。
勿論、そんなのはデッチアゲである。韓国人が得意とする歴史捏造だ。「サウラビ」というものが当時に朝鮮半島にあったという歴史的証拠は何もない。「サウラビ」という言葉の存在証拠さえもないじゃないか。「サウラビ」が「サムライ」だって、ダジャレかよ!
 
そんなわけで、この映画は韓国国内のマスコミで取り上げられる場合は、必ず、「日本のサムライの起源となったサウラビ」という観点で語られるのだ。「サウラビ」が日本人に武士道を教えてやったのだと。この映画の中では、「サウラビがサムライの起源だ」というような事はひとことも言っていないのだが、韓国人がこの映画を見れば、「サウラビ」→「サムライ」のことだなと誰でもわかるのだ。その上に、韓国では、この映画のストーリーが真実・歴史的事実ってことにされちゃっている。バカバカしいけれど、韓国人は信じちゃっているのだ。困った奴らだなぁ。
 
で、真実・歴史的事実であるはずのこの映画に、数々のヘンテコなシーンがあるぞ。まるで前述の映画「マリー・アントワネット」におけるオーパーツなみのマヌケなシーンの数々みたいなのが。
例えば、この物語りの時代がいつなのか、ストーリーを追って計算してみると、平安時代の後期にあたるはずなんだけど、なぜか「大名」ってのがいる。その上に、「大名行列」のシーンまでもある。下にぃ、下にぃ〜っていうアレだ。行列の前を横切ると、無礼者とされて侍に切り捨てられている。600年も後の江戸時代になってから始まる大名および大名行列の制度が平安時代にあったのか? それって歴史的事実なのかねぇ?
で、その侍ってのが、チョンマゲ姿なのだ。チョンマゲがどのような経緯でいつから一般化したのかも知らないでいて、それが歴史的事実と言えるかよ?
それに、武家屋敷の皆さんが来ている着物が、室町時代以降に登場する、歌舞伎に出てくるようなハデハデなやつなのが爆笑だ。平安時代にこんな格好してたってか? ナンゴウ村の女性は全員がチマチョゴリを着ているし、サウラビが着ているのは忍者の衣装じゃないか。更には、セリフの中に「戦国の世」とか出てくるし、もう、歴史がハチャメチャである。そもそもナンゴウ村だなんて九州に存在していなかっただろ。
 
日本人諸君、こ〜いうバカな映画は無視しようぜ。
 
 
映画「サウラビ」
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2001/05/24/20010524000012.html
http://www.seochon.net/korean_movie/movie/saulabi.htm
http://members.at.infoseek.co.jp/koreawatcher/docs/webzine5.htm
 
 

 
「サウル(戦い)」+「アビ(男)」=「サウラビ」
だなんて、なんだか、
「まりも」+「もっこり」=「まりもっこり」
みたいだ。
で、古朝鮮に「サウラビ」ってな単語があった証拠となる文献などは何ひとつないのだ。
あったら見せてみろ!
 
監督のムン・ジョングムは「今回の作品は、どこに出しても恥ずかしくない」と言っているそうだ。
監督よぉ、これってすっごく恥ずかしいぞ!
 
ちなみに、Yahoo、Googleなどのサーチエンジンで「ウリナラ起源」で検索すると、おバカな韓国起源説がいっぱい見られて爆笑である。ヒマつぶしにもってこいだ。
 

 
 

映画嫌い (163)

2007年3月17日
 
本日のバカ映画は2002年の韓国映画「ロスト・メモリーズ (Lost Memories)」である。韓国では、前述のバカ映画「サウラビ」とほぼ同時期に劇場公開されていた。日本では遅れて2004年に一部の映画館で公開されていたらしい。
 
1909年、日本の初代総理大臣・伊藤博文を暗殺しようとしていた朝鮮人・安重根。その暗殺が失敗に終わってしまう。その結果、日本は領土拡張をして、朝鮮半島を含む東アジアが日本の領土になった。日本の植民地支配下にある朝鮮人は、オリンピックやワールドカップで日の丸をつけて活躍する。原爆は広島・長崎ではなくベルリンに落とされる。
そして日本の支配から100年になろうとしていた2009年の朝鮮半島の京城(ソウル)が舞台になる。
京城で井上財団によって催されていた文化財展示会の会場が、武装ゲリラ組織「不令鮮人」によって襲撃を受けた。ゲリラたちはその場で全員が射殺されるが、この事件についてJBI(日本警察局)の二人の刑事が捜査を始める。朝鮮人刑事のサカモトと日本人刑事のサイゴウだ。
すると捜査は井上財団に妨害され、サカモトは命を狙われる。そして、親友のサイゴウからも裏切られてしまうのだった。ゲリラ「不令鮮人」がそんなサカモトを救い、彼はゲリラから驚愕の事実を知らされるのであった。
実は日本は第二次世界大戦で敗北して、朝鮮は日本から独立するハズだったが、日本がタイムマシンを使って、1909年の伊藤博文の暗殺を阻止し、その結果、歴史が変わってしまい、朝鮮は100年に渡って日本に支配され続けているのだ・・・と。
朝鮮民族の民族意識がメラメラと燃えてきたサカモトは、タイムマシンを使って1909年に行き、歴史を本来のものに戻そうとする。それを阻止すべくサイゴウはサカモトを追う。結局、サカモトはサイゴウを射殺し、安重根を狙ってやってきた日本の刺客もサカモトによって倒される。安重根は伊藤博文の暗殺に成功し、歴史は本来の姿に戻ったのだった。おしまい。
 
毎度毎度のようにバカな韓国映画だ。暗殺という殺人テロ行為を肯定しちゃっているんだもの、お前ら、それでも人間かぁ?
これも一種の「反日映画」と言っても良いだろう。韓国映画「ムクゲの花が咲きました」における韓国が日本を核攻撃するというようなゴリゴリの反日映画ではないが、毎度毎度のように日本人は悪役されちゃって、日本バッシングされちゃっている。
出演している俳優は、サカモトには日本でも人気の高いチャン・ドンゴン、サイゴウには仲村トオルである。この映画に日本人も協力しちゃっているのだ。セリフも半分以上が日本語である。
 
前述の「サウラビ」は韓国ではすごい不評で、結局は韓国では上映が打ち切りになっているんだけど、この映画も韓国では惨憺たる結果だったそうである。なぜって、「サウラビ」も、この「ロスト・メモリーズ」も、韓国人が日本人に爽快な勝利をしていないからだ。1909年の伊藤博文暗殺を成功させたところで、結局は第二次世界大戦の終結まで朝鮮は日本の植民地になってしまうのであるし、そして、その後には朝鮮は南北に分断してしまうのだから。2009年まで日本に支配されているというのよりはマシなことではあるけれど、この映画は日本に対する勝利感を韓国人に与えていないのだ。せっかくタイムマシンってのがあって、歴史を変えられるのであれば、逆に日本が朝鮮の植民地になるくらいのことをやらないと、韓国人たちは喜ばなかっただろう。
 
ってことで、韓国における「反日映画」の亜流として、「サウラビ」と「ロスト・メモリーズ」を当会はバカ映画と認定する。「ムクゲの花が咲きました」よりバカ度は低いが。
 
 
映画「ロスト・メモリーズ」
http://www.gaga.ne.jp/lostmemories/
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/isimyon_lost.html
http://homepage3.nifty.com/mft/lostmemories.htm
映画「ムクゲの花が咲きました」
http://diarynote.jp/d/28044/20060602.html
 


 
セコいCG、セコいアクション・シーンで、おもいっきりできそこないのバカである。脱力ものだ。アクション映画のくせにアクションが全くなっとらん!
 
ちなみに、韓国では不評だったこの映画だが、大鐘賞(韓国版のアカデミー賞)で「ロスト・メモリーズ」における仲村トオルは助演男優賞を受賞しているのだ。バカだねぇ〜。
 
ちなみに、伊藤博文を暗殺した安重根は韓国で英雄扱いされている。暗殺テロやっちゃった奴が英雄だとは、さすが韓国人は人として最低だよなぁ。
 

 
 

映画嫌い (164)

2007年3月19日
 
韓国のバカ映画「サウラビ」、「ロスト・メモリーズ」のことを書いたから、このバカ映画にも触れておかなければならないだろう。ってことで、本日のバカ映画は1997年の韓国映画「帰天図 (The Gate of Destiny)」である。現代のソウルにタイムスリップした日本人サムライたちが韓国警察に撃たれまくるハチャメチャ映画である。日本では未公開だ。
 
1800年の朝鮮王朝時代。全アジアを支配する「帰天星」の運命を持った姫が生まれた。朝鮮民族が5000年も待ち望んでいた、運命の女性だ。占い師は「姫の命を狙った刺客が海を渡ってやってくる」と言う。そこで朝鮮王は「時間の門」を使って姫を未来に避難させようとする。
全アジアを支配する野望を持った日本の将軍・タダカツは、その情報を掴んで、姫を殺そうと刺客のサムライを朝鮮に送り込む。そして、姫を護衛する朝鮮武士たちと、朝鮮に潜入した日本人サムライたちのチャンバラが始まる。その戦いの途中で「時間の門」が作動してしまい、姫も朝鮮武士も、サムライも現代の韓国にタイムスリップするのだった。
姫と朝鮮武士はソウルのアジトに隠れて細々と暮らしていた。姫は暴走族のメンバーになりすましていたのだった。サムライは姫の正体を見破って暴走族を襲撃し、アジトへの攻撃を仕掛ける。姫は逃れたが、朝鮮武士は全滅する。そこへ登場した韓国警察によってサムライたちは全員が射殺されてしまうのだった。
こうして、全アジアを支配する韓国の運命は守られたのだった。おしまい。
 
荒唐無稽、ハチャメチャな映画だ。わけのわからないシーンばかりで、頭がクラクラしてくる。どうにか意味のわかる部分だけを抜き出してつなげてみると、上記のようなストーリーになるのだ。
 
これも日本人を悪役にした反日映画である。朝鮮人を極度に美化して、日本人を徹底的に悪として表現しちゃっている。まるで日本人は「仮面ライダー」における「ショッカー」か、「レインボーマン」における「死ね死ね団」だ。
冒頭のシーン、そしてクライマックスのシーンが、韓国警察が一方的に撃ちまくる銃弾によって蜂の巣にされちゃう日本人サムライの姿である。もう、撃って、撃って、撃ちまくる。韓国人にとっては気分爽快なシーンだ。ろくなストーリーもなく、ただ単にこのシーンを見せたいだけの映画のようにしか思えないのは私だけであるまい。
 
日本人サムライを演じているのは韓国人俳優なんだけれど、めちゃくちゃヘンテコな発音の日本語、それも「・・・でござりまする」ってな時代劇の言い回しのセリフを喋っているのはスゴイ。発音がヘンテコなので、全然、日本語に聞こえないのだ。本物の日本人の私が聴いても、何を喋っているのかサッパリわからんぞ。その日本語のシーンには韓国語の字幕が付いているので、その字幕に書いている意味から日本語を想像するしかないという、そ〜いうハチャメチャさなのである。
 
この映画の撮影監督は、後に韓国映画「シュリ」を監督することになるムン・ジョングンである。姫を意味もなく暴走族にしちゃうというバカバカしさは、後の彼のバカ映画の試験運転だな。どこにいったい、暴走族にしなきゃならない必然性があるんだかなぁ? 全アジアを支配する運命どころか、現在の朝鮮半島は南北に分断しちゃっているしなぁ。南北統一もできずにいて、全アジアを支配できるんかねぇ?
 
ちなみに、主人公的な朝鮮武士を演じているのは韓国の男性アイドル、キム・ミンジョンである。彼はこの映画の主題歌「帰天図哀」まで歌っている。ところが、その主題歌は日本のバンド TUBE の「Summer Dream」のパクリだったのだ。その事がネットで暴露されて、その露骨なパクリ行為は韓国国内で集中砲火を浴びる。言い逃れをできなかったキム・ミンジョンは一時的に活動停止(19ヶ月間)しちゃうのだった。そ〜いうオマケまで付いているバカ映画だったのさ。
 
「冬のソナタ」のような日本には無関係なコテコテ・ドラマで「韓流」ブームが日本で起こる一方で、韓国ではこのような反日映画や反日ドラマ、反日小説がたくさん作られている。日本人が知らないところで韓国人たちはそれらを見て拍手喝采をし、また一方では日本のパクリをもやっちゃっているのである。このような韓国の醜悪な現実は、もっと広く世の中に知られるべきであろう。
 
 
映画「帰天図」
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/igyonyon_kichondo.html
キム・ミンジョン
http://www.minjong.jp/
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/kimminjon0_p.html
 
 

 
韓国人はパクるし、金品も盗むし、歴史捏造もする。とてつもなく自己中心的で、ミエっぱりで、カネに汚い。
韓国人を絶対に信用するな! 
韓国人を見たらドロボウと思え! 
それが私が今までの人生経験から得た経験則である。
反論があるのあるのなら、韓国人が私から盗んだものを全て私に返してから言え。
 

 
 

映画嫌い (165)

2007年3月22日
 
本日のクソ映画は2006年の邦画「かもめ食堂」である。群ようこ著の同名小説の映画化だな。
 
フィンランドのヘルシンキでサチエ(小林聡美)は小さな和食の食堂「かもめ食堂」を開店した。客がほとんど来ない閑散とした状態が続く。そんな時に、訳ありの一人旅をしている日本人女性・ミドリ(片桐はいり)と出会い、ミドリが食堂を手伝うことになる。更には客としてやって来た謎の単身旅行者のマサコ(もたいまさこ)も食堂を手伝うことになる。そして・・・。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/kamome.jpg
 
そしても何もない。起承転結のようなストーリーがないのだ。スカスカな内容で、暇つぶしにさえもならないクソ映画である。食堂の繁盛記のサクセス・ストーリーでもなく、三人の女性の出会いと、客とのプチ・ふれあいが、まった〜りと進行するだけ。和食へのこだわりもなければ、商売繁盛にも熱心ではない。だから、何を言いたい映画なのか、何を見せたい映画なのか、さっぱりわからないのだ。舞台がヘルシンキであることにさえ何ら意味がない。ひたすら退屈だ。プロが作った映画には見えないな。アマチュアが部活で制作しちゃった単なる自己満足としか思えないのは私だけであるまい。
 
私は群ようこの原作本は読んだことがないんだけれど、彼女のエッセイは何冊か読んだことはある。非常につまらないスカスカなエッセイで、私は面白いとは全く思えなかった。記憶に残るようなことが何ひとつ書かれていなかったのだ。文章もプロの作家としては非常に稚拙で、最初はこれって女子中学生が書いているのかな?と思っていたくらいだ。
 
ってことで、今後、私は二度と群ようこの本は読むことはないであろうし、二度とその映画化ものを見ることはないだろう。
 
 
映画「かもめ食堂」
http://www.kamome-movie.com/
 
 

 
 

 
 

訃報嫌い

2007年3月24日
 
ボズ・バレル(Boz Burell)が死に、そして今度はイアン・ウォーレス(Ian Wallace)までも死んでしまった。キング・クリムゾン(King Crimson)の迷作「アイランズ (Islands)」、ライブ・アルバムの「アースバウンド (Earthbound)」を作ったベースとドラムがどちらも逝ってしまったんだなぁ。
 
私が「アースバウンド」を初めて聴いたのは中学生だった頃だ。
あの当時、キング・クリムゾンのLPレコードは、この「アースバウンド」以外は全て日本製の日本盤が発売されていた。「アースバウンド」だけは日本盤が出ていなかったのだ。だから、街中にある通常のレコード店に行ってもこれだけは入手できなかったのである。まだ輸入盤店がそんなになかった時代だったから、入手したくてもなかなか入手できない、そんな幻のレコードだったのだ。
当時、中学の同じクラスにいたこの手の音楽が好きなK君が、「アースバウンド」のイギリス盤を新宿の輸入盤レコード専門店から通販で買った。そのニュースはクラスの仲間の間では激震だった。あの幻のレコード「アースバウンド」を持っている!と、K君はクラスの人気者になったっけ。
で、私はK君からそれを借りて聴いてみた。ブッ飛んだ。演奏が粗いのなんの。なぜに「アースバウンド」だけ日本盤が出ていなかったのか、その明確な理由を知らなかったけれど、その理由は簡単に想像できた。ライブ演奏をカセット・テープで録音したという音質の悪さもあるけれど、こんなハチャメチャな破綻した演奏はとてもじゃないが聴けたものじゃない。リズムがかなり狂ってるし、音をはずしているのが明らかな箇所がいくつもある。ボズのボーカルもヘタクソでたまらない。意味もなく奇声を出しまくっているシンセサイザーの音も邪魔でうるさいだけ。まるでアマチュア・バンドだ。こんなライブが、こんなレコードが許されるものなのかぁ?と思った。それまでの人生の中で聴いた音楽の中で、最もデスな音楽だった。その時以来、私は「アースバウンド」を聴くことはなかった。
 
そして、あれから数十年。先日、人生で二度目の「アースバウンド」体験をしたのである。ボズ・バレルとイアン・ウォーレスの演奏はやはり破綻している。クソ演奏である。あまりにもの酷さに、ボズとイアンの冥福を祈る気分にもなれなかった。最低だ。ボズ、イアンに続いて、次はメル・コリンズ(Mel Collins)の番だろうか?と思ってしまったもの。
もう「アースバウンド」を聴くことはないだろう。絶対に聴かない。「アースバウンド」に封印を。
 
 
キング・クリムゾン「アースバウンド」
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1908906
http://www21.ocn.ne.jp/~crimson/crim2e.htm
 
 

 
私が米国の某大学に留学中、現地でボブ・ディラン(Bob Dylan)のライブを見に行ったことがある。その時のバック・バンドのドラムがイアン・ウォーレスだった。地味なドラミングだったなぁ。まるでクリムゾンの時とは別人のような演奏だった。
 

 
 

訃報嫌い

2007年3月25日
 
アメリカのロック・バンド「ボストン (Boston)」のボーカリスト、ブラッド・デルプ(Brad Delp)も逝ってしまった。いいボーカリストだったよなぁ。
生前の彼が熱唱する姿をここで見られる。
http://www.youtube.com/watch?v=IupCuQXWtE8
http://www.youtube.com/watch?v=Km0mL-zvJGY
http://www.youtube.com/watch?v=AYOsZE2z9Pw
 
アメリカの音楽にはほとんど興味がない私だけれど、ザッパ(Frank Zappa)なんかと並んで、ボストンは例外で大好きだった。そのバンド名の通り、ボストン在住のバンドである。
 
私がボストン市内にある某大学に留学していた時の話である。
あの頃はバンドのボストンのほうは活動を休止していたので、ボストンでライブをやっているボストンの姿を見ることはできなかった。そんなもので、私の帰国間際になって、せめてボストンが録音しているスタジオの外観だけでも見ておきたいよなぁと思って、ボストンのスタジオがどこにあるのかを調査してみたところ、すぐに判明しちゃったのだ。ボストンの郊外に、リーダーのトム・ショルツ(Tom Scholz)の家があって、その家の内部にスタジオが作られていてるらしい。トムの家の場所もすぐに判明した。ってなわけで、帰国寸前の日曜日に、ハイキング気分で、トムの家の外観を見に行ってみた。
 
普通の家だった。路上からしばらく遠巻きにその家を見ていると、ガレージからデカい男が出てきた。あぁビックリした。身長が2メートルくらいあるんだもの、宇宙人かと思ったじゃないか。その巨大男こそ、トムだったのだ。本人を見かけるとは思っていなかった。私はトムに手を振って呼びかけてみた。するとトムが私のほうへ歩いてくるじゃないか。デカいぞ。かなりデカい。遠くにいる姿を見てもデカいのがよくわかったけれど、実際に目の前に来ると、そのデカさがすごい。デカいのは身長だけじゃなくて、手も足もデカい。まるで全身が拡大コピーだ。「日本からボストンに留学しに来ていて、ボストンのファンで、・・・」ってな私の事情を話しながらトムと握手をした。その手がデカい。よくもそのデカい手で標準サイズのギターを弾けるよなぁ。身長174cmの私だから、おもいっきりトムを見上げる体勢になる。まるでオトナと子供である。トムはとってもフレンドリーなオヤジだった。それで、トムは快く私を家の中に案内してくれて、スタジオも見学させてもらった。面白いものがいろいろとあったんだけど、その件については今回は語らない。ちなみに、トムは私の通っていた同じ大学の出身であり、学科は違っているけれど、私はトムの後輩にあたる。
 
その後、トムの誘いで、裏にある空き地で、彼の仲間たちと草野球をすることになっちゃった。近所の住人たちも次々に集まって、誰かがビールのケースを大量に持ってきて、みんなで瓶ビールをラッパ飲みしながら、わいわいと野球を楽しむ、そ〜いうよくある日曜の風景になっちゃったのだ。野球なんかわかっちゃいない私だけれど、大きなミスもなく、まったりと進行する。そして、私がバッターの番となった。その時になって、相手チームのピッチャーが交代になり、飛び入りのように登場したピッチャーは黒くて長い髪がボサボサで髭をたくわえた、まるでホームレスのような姿の男だった。
後でトムに紹介してもらって、めちゃくちゃ焦った。その男こそ、ボストンのシンガー、ブラッドだったのだ。あの時、瓶ビールを片手に、ブラッドと一緒にボストンの曲「Hitch a Ride」を歌ったのが今となっては想い出である。
 
 
ボストン
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/Boston/m_bio.html
Boston - "Hitch a Ride"
http://www.youtube.com/watch?v=gsAYjVe8lwA
 
 

 
で、ピッチャーのブラッドとバッターの私の対決は、見事に私の空振り三振だった。再対決できなくなったのが残念だ。
 
「More Than a Feeling」でもなく、「A Man I’ll Never Be」でもなく、なんで「Hitch a Ride」だったかって言うと、ビールで酔ってきた私の頭の中にその曲の「Carry me away for the last time」の部分が浮かんできたから。本人の前でその部分をちょっとだけ歌ったら、一緒にまるごと一曲歌ってくれたのさ。
 
1947年3月10日生まれのトムは先日に60歳になったんだねぇ。
 

 
 

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