完売嫌い

2007年4月10日
完売嫌い
 
本日もヒミツの日記のみ。
 
 

映画嫌い (170)

2007年4月9日
 
本日のデス映画は2007年の米国映画「ハンニバル・ライジング (Hannibal Rising)」である。「羊たちの沈黙」、「ハンニバル」、「レッド・ドラゴン」の三部作に登場している殺人鬼、ハンニバル・レクターの若き日の物語りである。日本では4月21日から劇場公開されるらしい。
って事で、今後、この映画を見ようと思っている方は以下を読まないように。
 
第二次世界大戦の中の1944年のリトアニア。レクター城の城主であるレクター家は、両親と、幼いハンニバル・レクター、そして妹のミッシャの4人家族だ。侵攻してくるドイツ軍とそれに対抗するソビエト軍の戦いで混乱する中、一家は近くのロッジに避難した。しかし、戦闘に巻き込まれて、ハンニバルは両親を失ってしまい、更には、混乱に乗じてロッジに押し入ってきた盗賊集団により、妹も殺されてしまう。
それから8年後。ソ連の指揮下に入ったリトアニアの、かつてのレクター城は孤児院となっていた。ハンニバルはそこで孤児として育っていた。妹が殺された状況の悪夢にうなされる日々が続く。ハンニバルはうんざりする孤児院から脱走し、フランスに住んでいる叔父の家を訪問する。(どうやって鉄のカーテンを越えたんだぁ?)
 
叔父の家には叔父の姿はなかった。叔父は一年前に死去していたのだった。ハンニバルを出迎えたのは叔父の妻で日本人(おぃおぃ)のムラサキ夫人(おぃおぃ)だった。
ハンニバルは叔母であるムラサキ夫人に癒しを感じる。
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ムラサキ夫人を演じているのは早見優ではない。のちに沖縄でロック・バンド「紫」を結成するジョージ・紫とも関係はない。ハンニバルはムラサキ夫人の家で暮らしながら、日本文化に触れる。生け花、お茶、東洋思想、・・・。このあたりから、ストーリーが一気に胡散臭くなるのは当然だ。ムラサキ夫人の部屋の奥にある日本の鎧&兜と日本刀を見たハンニバルは、それに不思議と興味を持ってしまう。
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大阪城でのイクサの絵を見ながら、日本のサムライは敵を殺して首を切り落とすという話もムラサキ夫人から教えられるのだった。
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更には、ムラサキ夫人から剣道の特訓まで受けちゃう。
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ハンニバルに影響を与えまくるムラサキ夫人、恐るべし!
 
ある日、ハンニバルはムラサキ夫人と一緒にマーケットに買い物に出かけたところ、肉屋のオヤジにムラサキ夫人がセクハラされてしまい、それに激怒したハンニバルは肉屋のオヤジに襲いかかる。仲裁が入ってその場はおさまるが、後日、ハンニバルは日本刀を持ち出し、休日に湖で釣りをしている肉屋のオヤジを襲う。
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何度も斬り付けて苦痛をあたえたあげく、最後には首を切り落とすのだった。
首のない死体を見つけた警察は、肉屋のオヤジとケンカをしていた事を聞き付けてハンニバルを事情聴取する。一方、ムラサキ夫人は自室の鎧&兜の前に置いてある肉屋のオヤジの頭部を見つけるが、さすがちょっとしたことでは動じない日本人(おぃおぃ)、ムラサキ夫人は密かに頭部を街中の橋の上に置いてくる。その頭部がすぐに通行人に見つかるように。警察で事情聴取中のハンニバルは橋に行くことが不可能であるから、結局、ハンニバルは警察から解放されるのだった。
ムラサキ夫人に助けられたハンニバルは、その後、医師を目指して医学専門学校へ通い、彼は人体解剖に熱中した。
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相変わらず、妹が殺された悪夢にうなされるハンニバルは、妹を殺した連中を探し出して復讐しようと考えた。リトアニアのロッジに戻って、盗賊たちの手がかりを掴み、そして、現在の居場所が判明した奴を次々に惨殺していく。極限の恐怖を与えて、痛めつけて、そして殺し、死体の一部を食べる。ハンニバルは変態猟奇殺人者と化した。
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盗賊のリーダー格だった男は、自分がハンニバルに狙われていることを知り、刺客を送るがそれに失敗する。そしてムラサキ夫人を捕らえて人質にするが・・・。
 
 
荒唐無稽、キテレツなバカ映画である。かなりマンガっぽいストーリーだなぁ。
残酷な猟奇殺人をして食人までしちゃうアブノーマルなハンニバル・レクターがこのように誕生したのだぁ!ってな事で、その原点を
(1) 妹が殺されて食べられちゃった(悲惨な幼児体験)
(2) 首斬りのサムライの日本文化に触れた(異文化との接触による価値観の転化)
(3) 医学、特に解剖の勉強をした(学術的スキル)
で描写しているんだけど、それらが猟奇殺人に結び付くとは素直に納得いかないなぁ。すっごく飛躍している感じがする。今回のこの映画の中での殺人行為は、後のハンニバルが三部作の中で犯している殺人とは動機的に全く異なっているじゃないか。だから違和感でいっぱいになっちゃう。この映画で見られるハンニバルは、映画「ハンニバル」で見られたゲイリー・オールドマンが演じているメイスン・ヴァジャーに対してあのような行為をするハンニバルとうまく結びついていないのだ。
特に、日本人としては(2)の件に関してはかなりの違和感がある。なんだか猟奇殺人に日本文化が勝手にリンクされちまっているんだもの。ハンニバルが人格形成において日本文化からの影響を受けているってのは、かなり無理があるぞ。確かに敵の首を取るってのは戦国時代の日本にはあったけれど、サムライ魂とか武士道の精神ってのはそれがメインじゃないでしょ。それに日本には食人の風習もなかったでしょ。舞台がフランスになっているから、もしかして、以前にパリで起こった日本人留学生がフランス人女性を殺して料理して食べた事件(佐川事件)でもモチーフにしちゃったのかなぁ? 戦争で家族を失ってしまったハンニバルの境遇と、広島へ投下された原爆で家族を失ったらしいムラサキ夫人をリンクさせるのもなんだかなぁ。ムラサキ夫人の描写にパワーを注いでいるぶん、ハンニバルの内面描写が不足しちゃっているのが否めない。だから、なぜにハンニバルが食人行為に至るようになったのか、その軌跡が見えてこないのである。
 
それで、よくあるパターンなんだけれど、この映画でもヘンテコな東洋思想、日本文化がぶちまかれている。
鎧&兜のあれを、まるで仏壇のように拝んでいるのもヘンテコであるし、ムラサキ夫人が鎧&兜の前で
「先祖に心の安らぎと勇気を祈る」
とか
「先祖の誕生日に鎧をクローブ油で磨く栄誉を授かっている」
だなんてハンニバルに言っているんだけど、そんな風習、伝統、思想がいったい日本のどこにあるんだぁ?って苦笑しちまうよぉ。
 
それにしても、ムラサキ夫人(Lady Murasaki)だなんて、その名前、どうにかならなかったのかぁ? 確か原作では名前が Lady Murasaki Shikibu だったはずだけど、紫式部かよ?
ちなみに、ムラサキ夫人を演じているのは日本人ではない。ゴン・リー(Gong Li)という女優さんなんだけれど、中国系の人なんだろうか? いかにも欧米人からウケが良い東洋人顔だ。このようなのっぺり顔の女性って、何を考えているのかわからないその表情が、なぜだか神秘的だと思われちゃって、欧米ではもてはやされるのである。そ〜いうアジアン・フェチの人って多いのだ。でもなぁ、そ〜いうのを神秘的だって言うのは違うと思うぞ。
 
それと、毎度毎度の疑問なんだが、なんでリトアニア人たちが英語で会話してるんだろうか? なんでフランス人同士も、ドイツ兵たちも、ソビエト兵たちも、全員が英語で会話してるんだ?
全てが英語で会話されちゃっているインチキ米国映画の世界、恐るべし!
 
 
映画「ハンニバル・ライジング」
http://www.hannibal-rising.jp/
http://www.imdb.com/title/tt0367959/
 
 

 
ハンニバルって、カンニバルのダジャレかよ?と思うのは私だけであるまい。
 
映画「ハンニバル」で使われていたバッハの「ゴールトベルク変奏曲」がこの映画でも使われているんだけど、なんでこの曲なんだろうねぇ。この曲のイメージが悪くなるんじゃないかなぁ?
 
今回のこの映画はあまり残虐なシーンはない。これがテレビで放映されることになっても、カットされちゃうようなグロいシーンはないと思う。
映画「ハンニバル」が日本のテレビで放送されているのを見たことがあるんだけれども、あれはカットが酷かったねぇ。ハンニバルに捕らえられた刑事が、生きたまま頭蓋骨をはずされて、むき出しになった脳から一部を切除されて料理にされちゃうシーンがまるごとカットされていた。最後に航空機に乗って逃亡する、その機内のシーンもまるごとカットだったものなぁ。ハンニバルが機内に持ち込んだ弁当箱の中のオカズに、人体の一部が料理されたものが入っているのを想像させるあのシーンだ。確かに残酷なシーンではあるけれど、あの映画のエッセンシャルな部分なんだから、あれはカットすべきではなかっただろう。今月の後半にまたまた日本では「ハンニバル」がテレビで放送されるようだけど、今度もカットなのかなぁ?
 
ところで、札幌にまた来るのだ。アレが。
アレって、アレだ。「人体の不思議展」だ。4月28日からだったっけ? 人間の解剖標本がいっぱい展示されちゃっているアレだ。人間の死体を切り刻んで、いろいろな角度から人体の内部を見られるようにしているやつ。目的が医学的なものだけれども、あれってかなりグロいぞ。札幌では、STV(札幌テレビ)っていうテレビ局が主催しているから、テレビでバラバラ死体の映っているコマーシャルが何度も何度も放送されている。「人体の不思議展」って言うよりは「バラバラ死体展」だ。いやだなぁ〜。今年のゴールデン・ウィークは家族揃って死体を見ましょう!ってことか?
前回、札幌であの展示会があった時、知人がアルバイトで会場の準備を手伝ったそうなんだけど、まさに死体の山だったそうだ。そ〜いう会場の夜警の仕事はイヤだろうなぁ。映画「ナイト・ミュージアム」のように動き出されちゃ困るしなぁ。
 
人体の不思議展
http://www.stv.ne.jp/spica/event/jintai2007/index.html
http://www.jintai.co.jp/main.html
 

 
 
 
グミじゃないんだけれど、米国にはこ〜いうのもある。
サソリ入りキャンディーだ。
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このようにキャンディの中にヘンテコな物が入っているやつのバリエーションがいくつかあって、ダンゴムシのやつとか、ケムシのやつも見かけたことがある。ケムシのやつが米国で飛ぶように売れていた時期があったものなぁ。
 
こ〜いうのもあるんだけれど、これもすっごく悪趣味だ。
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箱の中で本物のムシがわいていてもわからないじゃんか。箱の裏にペコちゃんマークがあったらイヤだな。
 
ムシ系の他には、以前に書いたけれど、紙オムツに包まれてウンコの形のチョコが入っている「オムツ・ウンチ・チョコ」とか、実物大の歯の形状のキャンディを附属のピンセットでつまんで赤いジャムをからめて食べる「虫歯キャンディ」、ゼリーを作る時に使う流し込む型で、脳味噌の形状をしやたつとか、手首の形状をしたやつなんかもある。
 
米国は病んでいるよなぁ。
 
 
 

 
 

 
 

グミ嫌い

2007年4月7日
 
クリオネ・グミで思い出した。
アホでマヌケでチンコタレな米国には随分と悪趣味なグミがある。
 
まずは「ミミズ・グミ」だ。各メーカーから何種類か出ていて、その中で最も目にするやつがこれ。
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袋の中にギッシリとミミズの形状のそれが入っているのはグロテスクであるし、その質感もリアルなんだけれど、色が赤・緑・黄とポップなのがリアルさを減退させている。いや、逆に、赤と黄色のこんな配色のミミズが実在していたら気味が悪いよなぁ・・・と思えてしまうのが恐いな。
 
これは別のメーカーから出ている似たようなやつ。
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これも色はポップなんだけれど、横スジが入っていて、妙に光沢があってテカっているのがイヤだよな。赤色が基本で、時々、本物のミミズと同じような場所に色の違った線が入っているやつがあって、これはかなりグロだ。
 
バリエーションでこんなのもある。ヘビ・グミだ。
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長いぞ。一本食べたらお腹いっぱいになるんじゃないかぁ? 色は前述のみみずグミのパターンのポップ色である。形状があまりリアルじゃないな。その形状ならば、ヘビ・グミって言うよりは、精子グミってことにしたほうがいいんぢゃないかぁ? 赤マムシの成分やバイアグラの成分でも入れて、子宝の縁起物として売れば、商売になるかな?
 
更にバリエーションでこんな悪趣味なものも。
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ムカデ・グミだ。こ〜いうのを喜んで食べる子供って、ロクなオトナにならないと思うのは私だけであるまい。
 
このグミは色がイヤだな。
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その他には、アマガエルの色と形状をリアルに表現したカエル・グミってのもあったなぁ。イモリ・グミってのも見かけたことがあった。
 
それと、最近は見かけなくなったんだけれども、リアルな色をしたミミズのグミが、カップヌードルのカップのような形状のやつに入っているやつがあった。それが、なんと、土も一緒に入っていて、まるで本物なのだ。あれは気味悪いぞぉ。土はチョコ・クッキーを砕いて粉状にしたもで、勿論それも食べられる。
 
これもイヤだな。ヒモ・グミだ。
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細くて長〜いぞ。袋から取り出すと、手打ちソバって言うよりも、目黒寄生虫博物館で標本として公開されている全長数メートルのサナダくんだ。
 
これは販売中止になったやつで、「ロード・キル (Road Kill)」って名前のやつだ。
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ロード・キルってのは道路で車にひき殺された小動物のことだ。米国でもカエルやリスなどが郊外の山間部の道路でひき殺されているのをよく見かける。それを再現したのがこのグミである。ひかれてつぶれて、タイヤの跡まで付いているやつなのだ。これはグロいな。
ここ北海道でも、イナカの方へ行くと、ひかれたキタキツネやエゾシカやキジの死体を路上で時々見かけるし、海岸では船のスクリューにやられたアザラシなんかも打ち上げられているのを見かけるんだが、それをグミで表現したり、ホワイトチョコなんかで作ったとしたら、抗議殺到だろうなぁ。
 
 
 

 
これは動物ものではないのだが・・・
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なんかイヤだなあ・・・。
 

 
 

クリオネ嫌い (3)

2007年4月6日
 
その後、新たなクリオネ・グミが発売された。ここ札幌でも売られていて、20個入りで500円弱くらいだ。
前述のやつは色が悪かったんだけど、新しいやつは色は良い。透明のボディの中に赤い具が入っている。本物は赤というよりはオレンジ色なんだけど、あまりその差は気にならないな。
実物はこんなやつだ。
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でも、このクリオネ、ころころと太りすぎていないかぁ? 病的なほど、すっごくメタボリックだよなぁ。中の赤い具がデカいのが、なんだか内臓疾患で肥大しちゃっているように見えてくる。「まぃう〜!」って小さな声が聞こえてきそうな気もするぞ。
「ビリーズ・ブート・キャンプ(Billy’s Boot Camp)」を推薦したくなるのは私だけであるまい。
 
 
ビリーズ・ブート・キャンプ
http://baizou-net.com/shopjapan.html
 
 

 
知人が「もういらなくなったから」と言って、最近、「ブート・キャンプ」のDVDをもらったのである。まだ見ていないんだけど、かなりハードなエクササイズらしいのだ。DVD4枚組で、あれを全部、マジメにやると、痩せないほうがおかしいっていうか、その前に筋肉痛死、過労死するぞ!ってなハードさなんだとさ。
 

 
 

クリオネ嫌い (2)

2007年4月5日
 
道東(北海道東部)の土産品には、やはりクリオネ関係のものがいろいろとある。クリオネ本体は売られていないけれど、クリオネをキャラクターにしたキーホールダーや携帯ストラップなんかがあるし、お菓子のデザインにしているものも何種類かあるようだ。
 
人気があるのは、クリオネ・グミらしい。私も親戚からもらって食べてみたんだけど、こんなやつなのだ。
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味はリンゴ味だった。楊枝くらいの大きさなので、やけにデカく見えてしまう。
形状は本物に似ているんだけど、色がよろしくない。本物のクリオネはそんな色をしていないもの。いや、逆にリアルに本物っぽくないから食べやすいのか。
頭部の形状がまるで猫だな。だから、食べているうちに、なんだか猫の胎児でも食べているような錯覚に陥る。それも、両足のない猫だ。シュールだな。そういえば、以前に中国で「ネズミの胎児のハチミツ漬け」というスィーツをいただいたことがあるんだけど、あれも悪趣味だ。そんなことを思い出してしまった。
 
友人との飲み会にそのグミを持って行ったら、さっそくそのグミを使っていろいろとやる奴がいた。楊枝で串刺しにして、ライターであぶって半分溶けた状態で食べて「うまい!」を連発する奴、楊枝を頭の上から突き刺して、まっすぐにそのままシッポの方へ向かって貫通させて背骨にしちゃって「セキツイ動物!」と言う奴もいた。シッポの方から楊枝を突き刺して、それを2匹作って、人形劇をやっちゃう奴もいたっけ。クリちゃん&オネちゃんの「クリオネ劇場」だと言っていた。クリちゃんがツッコミで、オネちゃんがボケらしい。くだらない・・・。
なんだか私の友人にはロクな奴がいないように思う・・・のは私だけであるまい。
 
 

 
 

 
 

クリオネ嫌い (1)

2007年4月4日
 
北海道のオホーツク海に面した紋別市に親戚がいる。知床、網走と並んで紋別は冬になると流氷の街になる。最近の観光客の目当ては、流氷じゃなくて、流氷の下に棲息しているクリオネなんだそうだ。観光客は流氷の下に潜ってクリオネを見るわけにはいかないから、観光施設に設置してある水槽の中にいるクリオネを見て、「カワイイ!」と奇声を上げているらしい。確かにクリオネの形状も泳ぎもカワイイ。一種のメルヘンの世界だな。
 
実は、このクリオネ、その生態はまだはっきりわかっていないらしいのだ。紋別にいる親戚は、なんとか水槽の中でクリオネを飼うことができないものかと何度も実験しているけれど、春になって暖かくなってくると水槽の中で全滅しちゃうらしい。水温を低温のままに保ってもダメなんだそうだ。夏でもクリオネを見られるようになったり、クリオネを人口孵化できるようになったとしたら、観光の活性化につながるので、私の親戚もいろいろと試しているそうだ。しかし、今年も春になって見事に水槽の中で全滅してしまったらしい。
 
先日、その親戚から驚愕な話を聞いた。クリオネを食べてみたと言うのだ。
貝の一種だから食べられないことはないだろうが、随分と悪趣味なことをするよなぁ、さすが私の親戚だな。クリオネは小さいからそれを50匹くらい集めて、生きているやつにワサビ醤油をかけて刺身で食べたと言う。刺身というよりは踊り食いだな。なんだかクリオネの悲鳴の声が聴こえてきそうなシチュエイションである。もしもそれが美味しくて、クリオネの養殖にでも成功したならば、将来はクリオネ丼、クリオネ鍋とか、クリオネ・ラーメン、クリオネ入りカレーなんかを名物料理にできるかも知れない・・・と思ったそうだ。
 
しかし、世の中、そう甘くなかった。クリオネが小さすぎて、味がほとんどわからなかったらしい。歯ざわりもなく、喰いごたえもない。これじゃ食材にはならないと判断し、クリオネ丼の件は夢と消えたと言う。
 
こうなったら、やはり、クリオネがモッコリしちゃっている「クリオネモッコリ」ってなキャラクターものでも作るしかないかな?
 
 
クリオネ
http://www.kaiyukan.com/clione/
http://www.mon-cci.or.jp/kurione/kurione.html
 
 

 
 

 
 

桜嫌い

2007年4月3日
 
桜が咲くのはまだ1ヶ月も先のことだなぁ。
ってなことで、本日はヒミツの日記に記述。
 
 

 
 

 
 

春の唄嫌い

2007年4月2日
 
札幌管区気象台が札幌の積雪量がゼロだと発表した。
我が家の前には雪がまだどっさりとあるんだけどなぁ。
どうにかしてくれよぉ、ゴア氏。
 
で、本日はヒミツの日記にヒミツ話を記述。見られない人は残念でしたぁ。
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (169)

2007年4月1日
 
本日のデス映画は2006年の邦画「地下鉄に乗って」である。浅田次郎の小説の映画化だ。タイトル中の「地下鉄」は「メトロ」と読むそうだ。タイムスリップものである。
 
主人公は会社員・小沼真次。彼は彼女のみち子と共にタイム・スリップを繰り返す。地下鉄に乗ると、戦時中の昭和20年、終戦直後の混乱する昭和21年、彼が少年時代の昭和39年の世界と現在が不思議に繋がっていたのだ。小沼は現在は父とは絶縁状態にあるが、タイムスリップ先で若い頃の父・佐吉と知り合う。みち子も自分の生まれる前の母と知り合い、そして驚愕の事実が判明し・・・。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/metro.jpg
 
映画「Always 3丁目の夕日」でも見られたような、昭和のレトロ感を表現している映画だ。小沼を演じている堤真一も、父を演じている大沢たかおも、いい芝居をしていると思う。しかし、残念ながら肝心のストーリーが物足りない。かなり地味だ。すごく中途半端な印象を受けた。もうひとひねり、ふたひねりくらい欲しかったなぁ。みち子の存在をファンタジー化したかったのだろうが、それも成功しているとは思えない。みち子が消えたシーンにはおもいっきりコケたもの。
 
私はDVDでこの映画を見た。そのDVDの副音声には、監督さん、美術さんがこの映画を見ながら、そのシーンの撮影裏話を喋っているのが収録されているのである。なんと、その話の内容のほうが、映画本編よりずっと面白いのだ。昭和39年の街並や地下鉄を表現する為の色々な工夫やロケの苦労なんかを話している。その話によると、かなりの綿密な事前調査を行い、凄くこだわりを持って撮影されていたことがよくわかる。それが本編のストーリーより面白いんだもの、これは本末転倒じゃないか。その意味でこの映画はデスなのである。
言い換えれば、それほどこだわりを持って撮影されていながらも、そのような裏話を聞かなければ、そのこだわりが映像に反映されているように見えてこないのである。それって単に表現手法が下手なだけでは?と思うのは私だけであるまい。
 
それにしても、みち子のあれはタイム・パラドックスだよなあ。
 
 
映画「地下鉄に乗って」
http://www.metro-movie.jp/
 
 
 

 
タイムスリップものはもういいよぉ・・・。
 

 
 

映画嫌い (168)

2007年3月31日
 
本日のクソ映画は2007年の米国映画「300」である。原作はフランク・ミラー(Frank Miller)のマンガ本だ。それをベースに、映画「スパルタ総攻撃 (The 300 Spartans)」っていう1960年代の映画のリメイクしたものである。米国では3月9日から公開されており、かなりのヒット作になっているらしい。日本では今年の夏頃に公開されるのかな? 
ヘロドトスの「歴史」に記されていた紀元前480年の「テルモピュライの戦い」を描いたものだ。300人の兵士のスパルタ軍が100万人もの兵士のペルシャ軍と戦っちゃう武勇伝・・・、ひとことで言っちゃえば、それだけだ。それにつまらないぜい肉を付けて膨らませたら、こんなメタボリックなやつになっちゃった。 
 
主人公は都市国家・スパルタのレオニダス王だ。スパルタは強靱な軍事力と文化、法と秩序を持ち、レオニダス王はそれを誇りにしていた。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/300_1.jpg
ところが、アケメネス朝ペルシャの王・クセルクセスは領土と水を求めて、100万人もの兵士の大軍でスパルタを侵略しようとする。レオニダス王はペルシャとの戦争に備えるのだが、神官を通して神に伺いをたてたところ、神から否定的な預言があった。預言に反して戦争を行なうことは違法行為だ。そこで、レオニダス王は密かに先鋭の300人の兵士たちを率いてペルシャ軍討伐の遠征に出る・・・。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/300_2.jpg
 
全然面白くないぞ。なんでこんな映画が米国でヒットしているのかわけがわからないよなぁ。血が噴き出し、手足が飛ぶ飛ぶ、首も飛ぶ・・・の、それなりの迫力のある肉弾戦を見せてくれてはいるものの、スパルタ軍が強いのではなく、ペルシャ軍が弱っちいだけに見えてしまうのがつまらない。まるでショッカーの怪人のような敵が出てくるあたりがマンガの映画化だよなぁ。
結果としては、300人のスパルタ軍はペルシャ軍を次々に破って大打撃を与えるものの、レオニダス王は戦死してスパルタ軍も壊滅状態になっちゃう。その事を知ったスパルタおよびギリシャ全土の兵士が立ち上がり、そのシーンでこの映画はおしまい。中途半端な終り方だなぁ。
 
で、毎度毎度の素朴な疑問なんだが、なんで紀元前480年のギリシャの奴らもペルシャの奴らも、全員が英語で会話してんだぁ? その頃にはまだ英語なんていう言語自体が存在していなかっただろ。その2400年後に登場する単語まで使って喋っているのはなぜだぁ?
 
 
映画「300」
http://300themovie.warnerbros.com/
http://www.apple.com/trailers/wb/300/trailer1/
フランク・ミラーの原作マンガ本
http://www.amazon.co.jp/300-Frank-Miller/dp/1569714029
 
 
 

 
ペルシャを野蛮な悪の枢軸として描写している映画である為、ペルシャ帝国の末裔であるイランがこの映画に猛反発しているらしい。
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=10488
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000016-mai-int
 
ところで、フランク・ミラーってあれだよねぇ、日本のマンガ家・木城ゆきとがパクってたやつの元ネタの人。詳しくはバックナンバーをどうぞ。
 

 
 

映画嫌い (167)

2007年3月30日
 
本日のクソ映画は2006年の邦画「フラガール」。
 
つまんねぇ〜!
邦画のつまらなさ、邦画のくだらなさ、邦画の悪いところの満載。一蹴ものである。
それ以上にコメントする気なし。
 
 
映画「フラガール」
http://www.hula-girl.jp/index2.html
 
 

 
実は、以下の邦画も既に見終えているんだけれど、どれもがクズ映画で、コメントする気にもならない。
「天使の卵」
「夜のピクニック」
「シュガースパイス 風味絶佳」
「13の月」
「アキハバラ@DEEP」
「大停電の夜に」
「大帝の剣」
「ラフ」
「ハザード」
「涙そうそう」
「紀子の食卓」
「男はソレを我慢できない」
「Presents うに煎餅」
「ただ、君を愛してる」
「涙そうそう」
こ〜いうのばかり作っている日本の映画界って何なんだろうねぇ?
 

 
 

YouTube 嫌い (7)

2007年3月29日
 
YouTube で見つけたお宝映像、続けよう。
 
Art in America
http://www.youtube.com/watch?v=y9d6ek3KDRI
この映像にもめちゃくちゃ驚いた。「アート・イン・アメリカ」の映像なんかこの世に存在するとは思っていなかったんだもの。
ヘンテコな名前のこのバンド「アート・イン・アメリカ」は米国のプログレ・バンドだ。LPを1枚出してすぐに解散しちゃった幻のバンドである。このバンドのウリは、女性のハープ奏者がいるってことだった。美形の淑女が華麗に奏でるハープの音色にのってプログレが高らかに・・・ってなイメージで売ろうとしていたに違いない。プロデューサーはEL&Pやイエスにも関わっていたエディ・オフォード(Eddie Offord)であるし、メンバーにキーボード奏者がいなかった為にレコーディングにゲスト参加したキーボード奏者があのドレッグス(Dreggs, Dixie Dreggs)のT・ラビッツ(T Lavitz)だったので、私は個人的には注目をしていた。ところが、レコードが発売された直後にバンドが空中分解しちゃったのだ。実は日本でも日本盤が出ていたんだけど、すぐに廃盤になっている。今となっては皆から忘れ去られて埋もれてしまったバンドだ。 
で、いざフタをあけてみたら、このバンドの音はそれほどプログレな音ではなくて、かなりアメリカン・ポップ色の強い音だった。その上に、肝心のハープが効果的に使われていなかった事もあって、かなりガッカリだった。それなりの味はあるんだけれど、何度も聴きたくなるような愛聴盤にはならない。まぁこ〜いう音もあってもいいんじゃないのぉ?ってな具合のものだ。最もガッカリだったのは、ハープ奏者のお姉さんが、華麗な美形の淑女じゃなかったことだろうなぁ。そのへんにいる普通のお姉さんなんだもの。バンドの顔としてはちょっと無理があって、このお姉さんが早々とバンドから抜けちゃった。それがバンドが空中分解した原因のようである。
ちなみに、このバンドがこんなテレビ番組に出演している映像まであるのが驚きだ。
http://www.youtube.com/watch?v=fBOAe2WlZq8
この映像を見ると、なんだかこのお姉さん、妙に浮いてないかぁ? かなりミスマッチだよなぁ。このお姉さん、今、どこで何をしているんだろうか? 今でも生きていたら、50才くらいになっているんじゃないだろうか?
 
 
Carmen
http://www.youtube.com/watch?v=s8Fr0D-pSmw
イギリスのバンド「カルメン」の映像まで残っていたんだなぁ。すごいよなぁ。
「カルメン」は1970年代前半に活動していたバンドだ。当時、イギリスから「グラム・ロック」って呼ばれるロックが登場して一世風靡しっちゃっていた。「グラム」ってのは重さの単位の「グラム」じゃなくて、「グラマーな」って意味だ。ド派手なメイクをして、光りもののハデハデな衣装を着たミュージシャンが、キンキラキンのハデハデなステージをやっていたわけ。代表的なのがT・レックス(T.Rex)、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)。みんなメイクでギンギンだった。この「カルメン」もそんな時にグラム・ロックの一派として登場したんだけど、グラムな音でもないし、グラムのファッション性もなかった。なんでこれがグラム扱いされていたのかわけがわからない。
で、このバンドの特徴は、バンド名でわかる通り、ロックにフラメンコを導入しちゃったって事だ。独特のフラメンコのリズムに乗って、フラメンコ調のメロディを歌うその音は随分と悪趣味に聴こえた。カスタネットやパルマ(フラメンコの手拍子)も使っていたし、男女のダンサーがメンバーの中にいて、間奏の時にはフラメンコ・ダンスを披露しちゃうのも目玉だった。そのダンサーのお姉さんが美人だってことでも話題になっていたなぁ。確かにキレイだね。前述のハープ奏者のお姉さんに「チョットイイデスカァ?」なんて街角で声をかけられても無視するだろうけど、こっちのダンサーのお姉ちゃんなら立ち止まるかもなぁ。
フラメンコをロックに取り入れるというコンセプトは臭いけれど面白い。でも、このバンドのメンバーには本物のスペイン人もいなければ、フラメンコ音楽出身のメンバーもいないニセ・フラメンコだったわけで、ダンサーのパフォーマンスにしもて本物のフラメンコ・ダンス界の人から見ると全然基礎もできていない稚拙な猿マネでしかなかった。そ〜いう上っ面だけの胡散臭いフラメンコだったわけだが、メロトロンを使っている事情もあって、プログレのファンから注目されちゃっていたのだ。インチキ・フラメンコ・ロック、恐るべし!
ダンサーのお姉さん、今、どこで何をしているんだろうか? 今でも生きていたら、60才くらいになっているんじゃないだろうか?
 
フラメンコ・ロックの話題はつづく。
 
 
Art in America
http://members2.jcom.home.ne.jp/1-11-11/art_in_america.htm
http://members.jcom.home.ne.jp/rotter-ft/favourite-cd_ART_IN_AMERICA.htm
Carmen
http://www.fandangosinspace.com/index.shtml 
 

 
 

 
 
 

YouTube 嫌い (6)

2007年3月28日
 
時々、YouTube を見ている。主に音楽系の動画を見ている。
まさかこんな動画が!
とか、
よくもまぁこんな動画を持っている人がいるなぁ!
と驚く貴重な「お宝」動画を発見しちゃうことがたまにあるのだ。世界は広いよなぁ、ある所にはあるんだなぁ。
 
見る人が見なけりゃその価値がわからない骨董品的なマニアックなものが多いんだけど、私が驚いた動画をいくつかあげておこう。
 
 
Tai Phong - Sister Jane
http://www.youtube.com/watch?v=cyl14xk-MTQ
フランスのプログレ・バンド「タイ・フォン」だぁ!
1970年代に3枚のLPを出して解散してしまった幻の名バンドである。それも、その叙情性からバカウケした代表曲「シスター・ジェーン」を演奏している動画だ。動くタイ・フォンを見たのは初めてだ。時間的に短すぎるのが残念だけど、この動画には興奮したなぁ。このバンドにいた二人のボーカリストの片方が、このバンドの解散後にソロ・シンガーとしてデビューし、1980年代にフランスで大ブレークしている。「フランスのブルース・スプリングスティーン」なんて呼ばれていた。彼の名前はジャン・ジャック・ゴールドマン(Jean-Jacques Goldman)である。今となっては、フランス本国でもタイ・フォンの名前を知る人はあまりいない。知っている人でも、「あぁ、ゴールドマンが昔にやっていたバンドね?」くらいにしか思われていないのが残念だ。いいバンドだったよなぁ。
ちなみに、この映像でストラットキャスター(エレキ・ギター)を弾いているのは原田伸郎ではない。ベースを弾いているのも若い頃の彦摩呂ではない。フレンチ・プログレの宝石箱やぁ〜!
 
 
Los Jaivas - La Poderosa Muerte
http://www.youtube.com/watch?v=ExGOc5dVY10
http://www.youtube.com/watch?v=pnJI69K9GKE
南米のプログレ・バンド「Los Jaivas」だ。南米にもプログレがあったんだ!という認識をさせてくれた初期のバンドである。日本にはこのバンドのアルゼンチン盤のLPレコードが入って来た時期があって、日本では「アルゼンチンのバンドだ」と思われていた頃もあったが、実はチリのバンドである。(その後に判明したのであるが、チリの政変によって、バンドが一時的にアルゼンチンに亡命して、アルゼンチンで活動していたらしい。)当時、南米のこの手のバンドの情報などほとんど日本に入ってこなかったから、まさに謎のバンドだった。そのバンドの動画を見られるなんて思ってもいなかった。フォルクローレなんかの民族音楽を取り入れてプログレ風にやっているその臭さがたまんない。この臭さはヨーロッパのプログレ・バンドにはなかなか出せないだろうなぁ。この動画ではマチュピチュの遺跡でロケをやっているのがすごい。重いピアノとか、機材をどうやってあそこまで運んだのか気になる。マチュピチュには私も行ったことがあるんだけど、山の上にあるあの場所への機材搬入は、陸路では人海戦術をやってもかなり難しいんじゃないだろうか? ヘリでも使ったのかなぁ?
 
 
(つづく)
 
 
Tai Phong
http://www.taiphong.com/
Jean-Jacques Goldman
http://enpassant.jean-jacques-goldman.com/
Los Jaivas
http://www.losjaivas.net/index.html
http://homepage2.nifty.com/gdawn/HTML/LosJaivas.htm
 
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (166)

2007年3月26日
 
本日のクソ映画は2005年の邦画「変身」である。東野圭吾の同名小説の映画化だ。
 
主人公は金属加工工場で働く純一。純一は交際している彼女・恵との同棲生活を始める為に、不動産屋で物件を探していた。そこへやってきた強盗に頭部を撃たれ、右脳の一部に修復不可能な著しい損傷を受けてしまう。大学病院に運び込まれた純一は、損傷した部分の脳を補完する為の、脳移植手術を受ける(そんなバカなぁ!)。他人の脳の一部を移植された純一。
その後、純一は無事に退院して普段の生活に戻るが、純一の意識の中に微妙な違和感が生まれてきた。脳のドナーのかつての精神パターンが、純一の意識に影響しはじめてきたのだ。純一の思考も嗜好も次第に変化し、温和だった性格もイラだち荒々しくなってきた。自分で意識もしない行動をとるようになる。そして、彼女との間にも亀裂が生じる。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/henshin1.jpg
純一の意識はこのままドナーに乗っ取られてしまうのか・・・? 
ドナーとは誰なのか・・・?
 
原作本を読んだことがある。その原作の善し悪しは別にして、これは映画化失敗だな。だって、小説版のダイジェストでしかないんだもの。映画でダイジェストなんかやってどうするんだよ。特に、人間模様、心理描写が大幅に略されているものだから、非常にスカスカな印象がする。お粗末な描写なゆえに、純一にも彼女にも少しも感情移入できないのだ。それに、この二人の役者では軽すぎて、なんだか学芸会のノリなのが見苦しい。盛り上がりもなく、あっさりしすぎているのも気になるなぁ。だから、すごくヘタな映画になっちゃっている。なんだか20年前の「火曜サスペンス劇場」の再放送でも見ているような気になっちゃう。
 
それで、原作の問題点なんだけれど、ストーリーの進行も結末も想像していた通りで、サプライズが何もない。わざとらしい。やはりそ〜なっちゃうのかよぉ・・・とシラケる。こ〜いうストーリーって、マンガ「ブラック・ジャック」か何かに似たようなのがなかったっけ? その上に、主人公と彼女のラブ・ストーリーとして描かれているのも、凄く鬱陶しい。視点を変えて、もっとストーリーを膨らませられなかったのかねえ? たとえば、ドナーの視点でストーリーをサスペンスに描くとか、あるいは、脳の全部を他人の頭部に移植しちゃうとか。
 
 
映画「変身」
http://www.henshin.cc/
 
 

 
大学病院の女医の役で出演している佐田真由美がイイねぇ。以前に邦画「仮面ライダー THE FIRST」でショッカーの幹部の役をやっているのを見て、萌え〜!だったなぁ。仮面ライダーに出演して、こっちの映画にも出演とは、変身つながりかよ?
 
特別出演・釈由美子って、どこがどのように特別なんだろうか?
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/henshin2.jpg
謎だぁ・・・。
 

 
 

訃報嫌い

2007年3月25日
 
アメリカのロック・バンド「ボストン (Boston)」のボーカリスト、ブラッド・デルプ(Brad Delp)も逝ってしまった。いいボーカリストだったよなぁ。
生前の彼が熱唱する姿をここで見られる。
http://www.youtube.com/watch?v=IupCuQXWtE8
http://www.youtube.com/watch?v=Km0mL-zvJGY
http://www.youtube.com/watch?v=AYOsZE2z9Pw
 
アメリカの音楽にはほとんど興味がない私だけれど、ザッパ(Frank Zappa)なんかと並んで、ボストンは例外で大好きだった。そのバンド名の通り、ボストン在住のバンドである。
 
私がボストン市内にある某大学に留学していた時の話である。
あの頃はバンドのボストンのほうは活動を休止していたので、ボストンでライブをやっているボストンの姿を見ることはできなかった。そんなもので、私の帰国間際になって、せめてボストンが録音しているスタジオの外観だけでも見ておきたいよなぁと思って、ボストンのスタジオがどこにあるのかを調査してみたところ、すぐに判明しちゃったのだ。ボストンの郊外に、リーダーのトム・ショルツ(Tom Scholz)の家があって、その家の内部にスタジオが作られていてるらしい。トムの家の場所もすぐに判明した。ってなわけで、帰国寸前の日曜日に、ハイキング気分で、トムの家の外観を見に行ってみた。
 
普通の家だった。路上からしばらく遠巻きにその家を見ていると、ガレージからデカい男が出てきた。あぁビックリした。身長が2メートルくらいあるんだもの、宇宙人かと思ったじゃないか。その巨大男こそ、トムだったのだ。本人を見かけるとは思っていなかった。私はトムに手を振って呼びかけてみた。するとトムが私のほうへ歩いてくるじゃないか。デカいぞ。かなりデカい。遠くにいる姿を見てもデカいのがよくわかったけれど、実際に目の前に来ると、そのデカさがすごい。デカいのは身長だけじゃなくて、手も足もデカい。まるで全身が拡大コピーだ。「日本からボストンに留学しに来ていて、ボストンのファンで、・・・」ってな私の事情を話しながらトムと握手をした。その手がデカい。よくもそのデカい手で標準サイズのギターを弾けるよなぁ。身長174cmの私だから、おもいっきりトムを見上げる体勢になる。まるでオトナと子供である。トムはとってもフレンドリーなオヤジだった。それで、トムは快く私を家の中に案内してくれて、スタジオも見学させてもらった。面白いものがいろいろとあったんだけど、その件については今回は語らない。ちなみに、トムは私の通っていた同じ大学の出身であり、学科は違っているけれど、私はトムの後輩にあたる。
 
その後、トムの誘いで、裏にある空き地で、彼の仲間たちと草野球をすることになっちゃった。近所の住人たちも次々に集まって、誰かがビールのケースを大量に持ってきて、みんなで瓶ビールをラッパ飲みしながら、わいわいと野球を楽しむ、そ〜いうよくある日曜の風景になっちゃったのだ。野球なんかわかっちゃいない私だけれど、大きなミスもなく、まったりと進行する。そして、私がバッターの番となった。その時になって、相手チームのピッチャーが交代になり、飛び入りのように登場したピッチャーは黒くて長い髪がボサボサで髭をたくわえた、まるでホームレスのような姿の男だった。
後でトムに紹介してもらって、めちゃくちゃ焦った。その男こそ、ボストンのシンガー、ブラッドだったのだ。あの時、瓶ビールを片手に、ブラッドと一緒にボストンの曲「Hitch a Ride」を歌ったのが今となっては想い出である。
 
 
ボストン
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/Boston/m_bio.html
Boston - "Hitch a Ride"
http://www.youtube.com/watch?v=gsAYjVe8lwA
 
 

 
で、ピッチャーのブラッドとバッターの私の対決は、見事に私の空振り三振だった。再対決できなくなったのが残念だ。
 
「More Than a Feeling」でもなく、「A Man I’ll Never Be」でもなく、なんで「Hitch a Ride」だったかって言うと、ビールで酔ってきた私の頭の中にその曲の「Carry me away for the last time」の部分が浮かんできたから。本人の前でその部分をちょっとだけ歌ったら、一緒にまるごと一曲歌ってくれたのさ。
 
1947年3月10日生まれのトムは先日に60歳になったんだねぇ。
 

 
 

訃報嫌い

2007年3月24日
 
ボズ・バレル(Boz Burell)が死に、そして今度はイアン・ウォーレス(Ian Wallace)までも死んでしまった。キング・クリムゾン(King Crimson)の迷作「アイランズ (Islands)」、ライブ・アルバムの「アースバウンド (Earthbound)」を作ったベースとドラムがどちらも逝ってしまったんだなぁ。
 
私が「アースバウンド」を初めて聴いたのは中学生だった頃だ。
あの当時、キング・クリムゾンのLPレコードは、この「アースバウンド」以外は全て日本製の日本盤が発売されていた。「アースバウンド」だけは日本盤が出ていなかったのだ。だから、街中にある通常のレコード店に行ってもこれだけは入手できなかったのである。まだ輸入盤店がそんなになかった時代だったから、入手したくてもなかなか入手できない、そんな幻のレコードだったのだ。
当時、中学の同じクラスにいたこの手の音楽が好きなK君が、「アースバウンド」のイギリス盤を新宿の輸入盤レコード専門店から通販で買った。そのニュースはクラスの仲間の間では激震だった。あの幻のレコード「アースバウンド」を持っている!と、K君はクラスの人気者になったっけ。
で、私はK君からそれを借りて聴いてみた。ブッ飛んだ。演奏が粗いのなんの。なぜに「アースバウンド」だけ日本盤が出ていなかったのか、その明確な理由を知らなかったけれど、その理由は簡単に想像できた。ライブ演奏をカセット・テープで録音したという音質の悪さもあるけれど、こんなハチャメチャな破綻した演奏はとてもじゃないが聴けたものじゃない。リズムがかなり狂ってるし、音をはずしているのが明らかな箇所がいくつもある。ボズのボーカルもヘタクソでたまらない。意味もなく奇声を出しまくっているシンセサイザーの音も邪魔でうるさいだけ。まるでアマチュア・バンドだ。こんなライブが、こんなレコードが許されるものなのかぁ?と思った。それまでの人生の中で聴いた音楽の中で、最もデスな音楽だった。その時以来、私は「アースバウンド」を聴くことはなかった。
 
そして、あれから数十年。先日、人生で二度目の「アースバウンド」体験をしたのである。ボズ・バレルとイアン・ウォーレスの演奏はやはり破綻している。クソ演奏である。あまりにもの酷さに、ボズとイアンの冥福を祈る気分にもなれなかった。最低だ。ボズ、イアンに続いて、次はメル・コリンズ(Mel Collins)の番だろうか?と思ってしまったもの。
もう「アースバウンド」を聴くことはないだろう。絶対に聴かない。「アースバウンド」に封印を。
 
 
キング・クリムゾン「アースバウンド」
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1908906
http://www21.ocn.ne.jp/~crimson/crim2e.htm
 
 

 
私が米国の某大学に留学中、現地でボブ・ディラン(Bob Dylan)のライブを見に行ったことがある。その時のバック・バンドのドラムがイアン・ウォーレスだった。地味なドラミングだったなぁ。まるでクリムゾンの時とは別人のような演奏だった。
 

 
 

映画嫌い (165)

2007年3月22日
 
本日のクソ映画は2006年の邦画「かもめ食堂」である。群ようこ著の同名小説の映画化だな。
 
フィンランドのヘルシンキでサチエ(小林聡美)は小さな和食の食堂「かもめ食堂」を開店した。客がほとんど来ない閑散とした状態が続く。そんな時に、訳ありの一人旅をしている日本人女性・ミドリ(片桐はいり)と出会い、ミドリが食堂を手伝うことになる。更には客としてやって来た謎の単身旅行者のマサコ(もたいまさこ)も食堂を手伝うことになる。そして・・・。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/kamome.jpg
 
そしても何もない。起承転結のようなストーリーがないのだ。スカスカな内容で、暇つぶしにさえもならないクソ映画である。食堂の繁盛記のサクセス・ストーリーでもなく、三人の女性の出会いと、客とのプチ・ふれあいが、まった〜りと進行するだけ。和食へのこだわりもなければ、商売繁盛にも熱心ではない。だから、何を言いたい映画なのか、何を見せたい映画なのか、さっぱりわからないのだ。舞台がヘルシンキであることにさえ何ら意味がない。ひたすら退屈だ。プロが作った映画には見えないな。アマチュアが部活で制作しちゃった単なる自己満足としか思えないのは私だけであるまい。
 
私は群ようこの原作本は読んだことがないんだけれど、彼女のエッセイは何冊か読んだことはある。非常につまらないスカスカなエッセイで、私は面白いとは全く思えなかった。記憶に残るようなことが何ひとつ書かれていなかったのだ。文章もプロの作家としては非常に稚拙で、最初はこれって女子中学生が書いているのかな?と思っていたくらいだ。
 
ってことで、今後、私は二度と群ようこの本は読むことはないであろうし、二度とその映画化ものを見ることはないだろう。
 
 
映画「かもめ食堂」
http://www.kamome-movie.com/
 
 

 
 

 
 

映画嫌い (164)

2007年3月19日
 
韓国のバカ映画「サウラビ」、「ロスト・メモリーズ」のことを書いたから、このバカ映画にも触れておかなければならないだろう。ってことで、本日のバカ映画は1997年の韓国映画「帰天図 (The Gate of Destiny)」である。現代のソウルにタイムスリップした日本人サムライたちが韓国警察に撃たれまくるハチャメチャ映画である。日本では未公開だ。
 
1800年の朝鮮王朝時代。全アジアを支配する「帰天星」の運命を持った姫が生まれた。朝鮮民族が5000年も待ち望んでいた、運命の女性だ。占い師は「姫の命を狙った刺客が海を渡ってやってくる」と言う。そこで朝鮮王は「時間の門」を使って姫を未来に避難させようとする。
全アジアを支配する野望を持った日本の将軍・タダカツは、その情報を掴んで、姫を殺そうと刺客のサムライを朝鮮に送り込む。そして、姫を護衛する朝鮮武士たちと、朝鮮に潜入した日本人サムライたちのチャンバラが始まる。その戦いの途中で「時間の門」が作動してしまい、姫も朝鮮武士も、サムライも現代の韓国にタイムスリップするのだった。
姫と朝鮮武士はソウルのアジトに隠れて細々と暮らしていた。姫は暴走族のメンバーになりすましていたのだった。サムライは姫の正体を見破って暴走族を襲撃し、アジトへの攻撃を仕掛ける。姫は逃れたが、朝鮮武士は全滅する。そこへ登場した韓国警察によってサムライたちは全員が射殺されてしまうのだった。
こうして、全アジアを支配する韓国の運命は守られたのだった。おしまい。
 
荒唐無稽、ハチャメチャな映画だ。わけのわからないシーンばかりで、頭がクラクラしてくる。どうにか意味のわかる部分だけを抜き出してつなげてみると、上記のようなストーリーになるのだ。
 
これも日本人を悪役にした反日映画である。朝鮮人を極度に美化して、日本人を徹底的に悪として表現しちゃっている。まるで日本人は「仮面ライダー」における「ショッカー」か、「レインボーマン」における「死ね死ね団」だ。
冒頭のシーン、そしてクライマックスのシーンが、韓国警察が一方的に撃ちまくる銃弾によって蜂の巣にされちゃう日本人サムライの姿である。もう、撃って、撃って、撃ちまくる。韓国人にとっては気分爽快なシーンだ。ろくなストーリーもなく、ただ単にこのシーンを見せたいだけの映画のようにしか思えないのは私だけであるまい。
 
日本人サムライを演じているのは韓国人俳優なんだけれど、めちゃくちゃヘンテコな発音の日本語、それも「・・・でござりまする」ってな時代劇の言い回しのセリフを喋っているのはスゴイ。発音がヘンテコなので、全然、日本語に聞こえないのだ。本物の日本人の私が聴いても、何を喋っているのかサッパリわからんぞ。その日本語のシーンには韓国語の字幕が付いているので、その字幕に書いている意味から日本語を想像するしかないという、そ〜いうハチャメチャさなのである。
 
この映画の撮影監督は、後に韓国映画「シュリ」を監督することになるムン・ジョングンである。姫を意味もなく暴走族にしちゃうというバカバカしさは、後の彼のバカ映画の試験運転だな。どこにいったい、暴走族にしなきゃならない必然性があるんだかなぁ? 全アジアを支配する運命どころか、現在の朝鮮半島は南北に分断しちゃっているしなぁ。南北統一もできずにいて、全アジアを支配できるんかねぇ?
 
ちなみに、主人公的な朝鮮武士を演じているのは韓国の男性アイドル、キム・ミンジョンである。彼はこの映画の主題歌「帰天図哀」まで歌っている。ところが、その主題歌は日本のバンド TUBE の「Summer Dream」のパクリだったのだ。その事がネットで暴露されて、その露骨なパクリ行為は韓国国内で集中砲火を浴びる。言い逃れをできなかったキム・ミンジョンは一時的に活動停止(19ヶ月間)しちゃうのだった。そ〜いうオマケまで付いているバカ映画だったのさ。
 
「冬のソナタ」のような日本には無関係なコテコテ・ドラマで「韓流」ブームが日本で起こる一方で、韓国ではこのような反日映画や反日ドラマ、反日小説がたくさん作られている。日本人が知らないところで韓国人たちはそれらを見て拍手喝采をし、また一方では日本のパクリをもやっちゃっているのである。このような韓国の醜悪な現実は、もっと広く世の中に知られるべきであろう。
 
 
映画「帰天図」
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/igyonyon_kichondo.html
キム・ミンジョン
http://www.minjong.jp/
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/kimminjon0_p.html
 
 

 
韓国人はパクるし、金品も盗むし、歴史捏造もする。とてつもなく自己中心的で、ミエっぱりで、カネに汚い。
韓国人を絶対に信用するな! 
韓国人を見たらドロボウと思え! 
それが私が今までの人生経験から得た経験則である。
反論があるのあるのなら、韓国人が私から盗んだものを全て私に返してから言え。
 

 
 

映画嫌い (163)

2007年3月17日
 
本日のバカ映画は2002年の韓国映画「ロスト・メモリーズ (Lost Memories)」である。韓国では、前述のバカ映画「サウラビ」とほぼ同時期に劇場公開されていた。日本では遅れて2004年に一部の映画館で公開されていたらしい。
 
1909年、日本の初代総理大臣・伊藤博文を暗殺しようとしていた朝鮮人・安重根。その暗殺が失敗に終わってしまう。その結果、日本は領土拡張をして、朝鮮半島を含む東アジアが日本の領土になった。日本の植民地支配下にある朝鮮人は、オリンピックやワールドカップで日の丸をつけて活躍する。原爆は広島・長崎ではなくベルリンに落とされる。
そして日本の支配から100年になろうとしていた2009年の朝鮮半島の京城(ソウル)が舞台になる。
京城で井上財団によって催されていた文化財展示会の会場が、武装ゲリラ組織「不令鮮人」によって襲撃を受けた。ゲリラたちはその場で全員が射殺されるが、この事件についてJBI(日本警察局)の二人の刑事が捜査を始める。朝鮮人刑事のサカモトと日本人刑事のサイゴウだ。
すると捜査は井上財団に妨害され、サカモトは命を狙われる。そして、親友のサイゴウからも裏切られてしまうのだった。ゲリラ「不令鮮人」がそんなサカモトを救い、彼はゲリラから驚愕の事実を知らされるのであった。
実は日本は第二次世界大戦で敗北して、朝鮮は日本から独立するハズだったが、日本がタイムマシンを使って、1909年の伊藤博文の暗殺を阻止し、その結果、歴史が変わってしまい、朝鮮は100年に渡って日本に支配され続けているのだ・・・と。
朝鮮民族の民族意識がメラメラと燃えてきたサカモトは、タイムマシンを使って1909年に行き、歴史を本来のものに戻そうとする。それを阻止すべくサイゴウはサカモトを追う。結局、サカモトはサイゴウを射殺し、安重根を狙ってやってきた日本の刺客もサカモトによって倒される。安重根は伊藤博文の暗殺に成功し、歴史は本来の姿に戻ったのだった。おしまい。
 
毎度毎度のようにバカな韓国映画だ。暗殺という殺人テロ行為を肯定しちゃっているんだもの、お前ら、それでも人間かぁ?
これも一種の「反日映画」と言っても良いだろう。韓国映画「ムクゲの花が咲きました」における韓国が日本を核攻撃するというようなゴリゴリの反日映画ではないが、毎度毎度のように日本人は悪役されちゃって、日本バッシングされちゃっている。
出演している俳優は、サカモトには日本でも人気の高いチャン・ドンゴン、サイゴウには仲村トオルである。この映画に日本人も協力しちゃっているのだ。セリフも半分以上が日本語である。
 
前述の「サウラビ」は韓国ではすごい不評で、結局は韓国では上映が打ち切りになっているんだけど、この映画も韓国では惨憺たる結果だったそうである。なぜって、「サウラビ」も、この「ロスト・メモリーズ」も、韓国人が日本人に爽快な勝利をしていないからだ。1909年の伊藤博文暗殺を成功させたところで、結局は第二次世界大戦の終結まで朝鮮は日本の植民地になってしまうのであるし、そして、その後には朝鮮は南北に分断してしまうのだから。2009年まで日本に支配されているというのよりはマシなことではあるけれど、この映画は日本に対する勝利感を韓国人に与えていないのだ。せっかくタイムマシンってのがあって、歴史を変えられるのであれば、逆に日本が朝鮮の植民地になるくらいのことをやらないと、韓国人たちは喜ばなかっただろう。
 
ってことで、韓国における「反日映画」の亜流として、「サウラビ」と「ロスト・メモリーズ」を当会はバカ映画と認定する。「ムクゲの花が咲きました」よりバカ度は低いが。
 
 
映画「ロスト・メモリーズ」
http://www.gaga.ne.jp/lostmemories/
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/isimyon_lost.html
http://homepage3.nifty.com/mft/lostmemories.htm
映画「ムクゲの花が咲きました」
http://diarynote.jp/d/28044/20060602.html
 


 
セコいCG、セコいアクション・シーンで、おもいっきりできそこないのバカである。脱力ものだ。アクション映画のくせにアクションが全くなっとらん!
 
ちなみに、韓国では不評だったこの映画だが、大鐘賞(韓国版のアカデミー賞)で「ロスト・メモリーズ」における仲村トオルは助演男優賞を受賞しているのだ。バカだねぇ〜。
 
ちなみに、伊藤博文を暗殺した安重根は韓国で英雄扱いされている。暗殺テロやっちゃった奴が英雄だとは、さすが韓国人は人として最低だよなぁ。
 

 
 

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