閉鎖嫌い

2008年1月28日
 
閉鎖しましたぁ!
 
札幌の狸小路3丁目にあった「ミスター・ドーナッツ」が。
 
小さな店舗だった。1階にドーナッツのショーケースがあって、そこで買って、階段で2階に上がってドーナッツにパクつく店だった。あの店、私も何度か利用したことがあったけど、ひどい店だったよなぁ。
 
まず、あの店の客層がめちゃくちゃ悪いのである。
札幌の街中、いわゆる繁華街の中にあるものだから、昼間に行ったら、連れ立ってデパートに買い物に来たマダムたちの溜まり場になっていて、声のデカいマダムたちしゃべる声がうるさいのなんの。よくもあれほどマシンガンのようにしゃべり続けられるよなぁ。それに、マダム独特のそのニオイが充満している空気がめちゃくちゃ臭い。アレっていったい何のニオイなんだろうね。そして、プチ・セレブを気取っているマダムのくせに、妙にセコいところがあって、コーヒーがおかわり自由ななものだから、コーヒーの注文だけで何時間も居座って空気を汚しているのである。あの店はすごく回転率が悪かったんだろうなぁ。マダムたちが静かにしていてくれて、その婆さん臭さえどうにかしていてくれれば文句ないんだけど、あんなのじゃサッパリとくつろげないのだ。精神に障害が発生しそうになったぞ。
 
夕方に行くと、客はマダムにかわって女子高生たちの団体だ。あいつらはマダムたち以上にうるさい。以前、東京にて、午後3時半頃に、西武池袋線の石神井あたりから池袋に向かう列車に乗ったことがあるんだけど、あの時、まわりの席が列車で下校する女子高生だらけで、発狂しそうなくらいうるさい空間を経験した。あれに匹敵するくらいの騒々しさが札幌の狸小路3丁目にもあったのだ。まるで空腹のヒナ鳥を1万匹集めたような騒音だ。マシンガンを連射してこいつら全員を射殺したら気分爽快だろうなぁ・・・と思うくらいの殺意が芽生えてきたぞ。危ない危ない。
 
問題なのは客だけではない。店員もアホなのだ。
おかわり自由なコーヒーを注文しても、さっぱりおかわりを持ってこないのだ。客が催促しなくても、呼ばれなくてもコーヒーのおかわりを持って店内を巡回するくらいのサービスをしてもよいだろうに、この店は絶対にそのような事をしない。JR札幌駅の西改札口にも「ミスター・ドーナッツ」があって、あの店舗ではちゃんと店内を巡回して、「コーヒーのおかわり、いかがですか?」と言ってきて、空いたカップの中にコーヒーを入れてくれているのに、狸小路3丁目の店舗では巡回が全くなし。たまに店員がトレイなどのあとかたずけなんかの用事で2階に上がってくることがあって、その時に店員にコーヒーのおかわりを告げても、「はい」とは返事するが、ちゃんとおかわりを持ってくる事がほとんどないのだ。1時間後にやっと持ってきた事もあったし、3度も催促しているのに結局は持ってこない店員もいた。そんなわけで、あの店では、実質的にはコーヒーおかわり不可能な店だったのである。シビレを切らせた客のマダムたちは、コーヒーカップを持って1階に降りて、強硬的にレジでコーヒーのおかわりをもらっていたようだ。店側としては、コーヒーだけの注文で何時間も居座るマダムたちに対抗してあのような体制をとっていたのかも知れないが、そのサービスの悪さは、私の知っている「ミスター・ドーナッツ」のチェーン店の中では最低だったな。あのモラルの低さは客商売のそれではないぞ。
 
札幌は、ここ数年、台湾や香港、あるいは韓国からの観光客が多くて、特に台湾では北海道ブームになっているらしく、台湾からの家族連れの観光客の姿を街のあちこちで見かける。台湾人の顔は我々日本人とほとんど変わらないので、見ただけでは日本人との区別がほとんどできない(女性の化粧が日本人のそれと違っているので、女性はそれで台湾人だとわかる)のだ。台湾人だとわかる決定的な違いは、台湾人の声って男も女もすごくデカいのだ。日本の関西人も声はデカいが、それ以上にデカい。台湾人が大声の中国語で会話しながら歩いているのを何度も見かけたことがある。
札幌で彼らの姿を見かける頻度が最も高いのが狸小路なのである。当然、狸小路3丁目のあの「ミスター・ドーナッツ」も、声のデカい台湾人家族たちのエジキになった。デカい声の台湾人オヤジが子供を叱る。ヒステリックな台湾人妻が大声でダンナに文句を言っている。じっとしていられない台湾人の子供たちは店内を走り回って騒ぎ、子供たちが紙ナプキンで作った紙飛行機が店内のあちこちを飛ぶ。赤ん坊は泣き、コーヒーカップがひっくり返る。奴らは平気で床にツバやタンを吐き、ニオイをプンプンさせながらその場で赤ん坊のオムツの交換までやりはじめる。
こうなると、日本人は誰もこの店には寄り付かなくなる。マダムたちの姿も減り、そして遂には閉鎖か。
 
あの店舗はあらゆる意味で失敗だったねぇ。ってことで、当会は狸小路3丁目の店舗の閉鎖を歓迎する。
 
 
 
 

 
私の住んでいる札幌の澄川からも数年前に「ミスター・ドーナッツ」が撤退しちゃった。地下鉄「中の島」駅の近くにあった「ミスター・ドーナッツ」も2年くらい前に閉鎖になっちゃったよねぇ。「ミスター・ドーナッツ」は札幌から徹底する方向にあるのか?
 
一方では、地下鉄「大通」駅の券売機の横に「ミスター・ドーナッツ」の販売所ができたし、ミュンヘン大橋のところにあるデカい書店(コーチャン・フォーとかいう名前だったっけ?)の中に「ミスター・ドーナッツ」ができたり、・・・と、なんだかわけのわからん所に新店舗ができているんだよなぁ。
 
ちなみに、私が好きなドーナッツは「ココナッツ・チョコレート」である。コーヒーはすごくまずい(あんなの飲めたもんじゃない!)けれど、カフェ・オレはおいしいほうだと思う。
 

 
 

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