札幌ロシア料理事情嫌い
2009年4月20日 日常ある人と私の2人でロシア料理で会食する約束をしていた。それで札幌の街中にあるロシア料理のレストランを調べてみたところ、札幌にロシア料理のレストランが4軒しかないのに驚いた。それも私が知っている店、行った事のある店ばかりだ。新たな店舗を見つけて開拓をする気だったけれど、それを断念するしかない。こんなにロシアに近くて、人口が190万もある都市なのに、たったそれだけしかロシアン・レストランがないのは何なんだろうねぇ?
札幌の狸小路にある「コーシカ」という店は札幌で最も有名だろう。私が大学生の時にも飲みに行った事もあるシニセだ。ロシア料理でこの店に行くってのは当たり前すぎる。だから、とりあえずこの店は候補から消えた。
それで、「ミール」という店に行こうと思ったのだが、それが潰れてしまったという事実を知人から聞かされて、その店は断念である。そうかぁ、潰れていたんだ。残念だ。真っ白な肌のロシア人のウェイトレスさん、今頃、どこで何をしているんだろうねぇ?
それじゃ、「アンナ」という店にしようと思い、メニューを確認しようと電話してみると、電話が通じない。調べてみたところ、この店も潰れてしまったようだ。う~ん、この店までも・・・。
ってことで次の候補は「カチューシャ」という店だ。先月にこの店で飲食をしたと言う知人がいるので、こちらは大丈夫のように思えた。
そして、前日の夜に、急遽、会食を明日の夜に実行する事に決めたので、予約を入れる事もなく、当日に飛び込みで行くしかなく、待ち合わせをして「カチューシャ」に行ってみたのである。そしてビックリ。この店まで潰れていたぁ! ショックである。パニックである。
それで、仕方ないから「コーシカ」に行ってしまっちゃってねぇ・・・。
「ミール」も「アンナ」も「カチューシャ」も潰れてしまったとは、こりゃぁすごい状況だ。不況、恐るべし! この札幌の街中にロシア料理専門店は「コーシカ」1軒だけだものなぁ。
ってことで、今後、札幌で飲食店を経営しようと考えている皆さん、今の札幌はロシア料理の供給が「コーシカ」しかないから、ロシア料理店の開業は狙い目だぞ。「コーシカ」にしても料理の種類が少なすぎるからさぁ。
ロシアのロシア料理嫌い
2009年4月19日 日常本場ロシアで初めてロシア料理食べた時・・・、あの時は、状況が悪かった為か、おいしいとは思えなかった。その時の事を書いておこう。
「ソ連」が崩壊して半年後の事だった。あの時、私はイギリスのロンドンから帰国するのに、ロシアの航空会社「アエロフロート」の便を利用したのだ。途中のモスクワで飛行機を乗り換えて、シベリアの上空を飛んで日本に帰る予定だった。だって、そのようにすると、料金が安いんだもの。全日空のロンドン~成田の直通便の半額ぐらいだ。
毎度のように、アエロフロートの飛行機は遅れる。その便もロンドンのヒースロー空港からの離陸が遅れ、その結果、モスクワ着も遅れた。普段でも半日くらい平気で遅れる航空会社だから、30分程度の遅れならば、乗り換えの便の出発も待っていてくれているだろうと思っていた。ところが、モスクワで飛行機を降りて、日本行きの飛行機の搭乗口に走ると、待っていた係りの人は、英語で一言
「Gone(いっちゃったよ)」
とつぶやいたのだ。日本への飛行機は、私を待たずに行ってしまったのだった。早く日本に帰りたい私は、すぐ帰れるように懸命に交渉して頑張ったが、奮闘むなしく、というか、全く相手にされず、結局、2日後のアエロフロート便で日本に帰ることになった。私以外にも日本行きの飛行機に乗れなかった客が数名いて、私たちは団体で空港の近くのホテルに案内されたのだ。
さて、ここで問題が・・・。日本行きの飛行機に乗り遅れた私たち集団は、空港のみに立ち入って飛行機を乗りかえるだけの資格である「トランジット」だったので、入国審査証(ビザ)を持っていないのである。だから、本当はロシアの地を踏んではいけないのだ。
それで、私たちはホテルの部屋に閉じ込められたのだった。部屋の外に出て、通路をふらふらしていると、体格の良い女性のガードマンが「ピピー」と笛を吹き、部屋に戻れと言うのである。ホテルでの唯一の移動は、食事の時だった。私たち集団には見張りを付けられて、ぞろぞろ食堂へ行き、食べ終わるとぞろぞろ部屋に帰るだけである。まさに、軟禁状態、まるで捕虜収容所である。その2日間、全くすることもなくて、旅の疲れから、私は部屋でひたすら寝て過ごした。
あの時、ホテルで食べたロシア料理って、凄くまずかったなあ。あれが本場ロシアで初めて食べたロシア料理だった。料理のおいしいとかまずいのも、気分しだいなんだろうねぇ。
札幌ラーメン嫌い 「あらとん」
2009年4月18日 グルメ最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
私の口に合わなかったとしても、それは個人の感想であり、すべての人にそれがあてはまるわけではないのは当然のことであるし、私が「おいしい」と判断しても、すべての人もそう感じるなんてありえないので、各自で実際に食べて判断することをおすすめする。
さて、毎度、私は書いているけど、また書いておこう。
観光客のみなさん、「ラーメン横丁」や「札幌らーめん共和国」に行くのはやめようね。トンデモないラーメン屋ばかりで、絶対においしいラーメンなんか食べられないから。しょせん観光客向けでしかないから、札幌の地元の人は「ラーメン横丁」には絶対に食べに行きません。
で、悪趣味な私は久々に「札幌らーめん共和国」に寄ってみた。どんな新たなトンデモ店がこの場に出店しているのだろう?という悪趣味な好奇心からである。以前に私がここで酷評したラーメン店「えん楽」、「味の大王」はすでにローティションで「札幌らーめん共和国」から撤退しちゃっていた。そして、新たに場内に開店したばかりの店を発見。それが「あらとん」という店だ。「札幌らーめん共和国」の配布しているパンフレットの中にある記述によると、その店は、魚の「あら」とトンコツの融合をしたスープが売りのようだ。「あら」と「トン」で「あらとん」かよ?・・・と、うなだれながら、さっそく「あらとん」に入ってみたぞ。
メニューを見てちょっとだけ意外だったのは、この店のおすすめはツケ麺らしいってことだ。タレに醤油と味噌の2種類があって、どちらかを選ぶスタイルだ。通常のラーメンは味噌ラーメンしかない。その他には丼ものが数種類あるだけで、非常に選択の幅が狭いなぁ。イケメンぢゃない私がツケ麺を食べるのは違法行為に該当するそうだから、私は素直に味噌ラーメンを注文してみた。800円だ。高いなぁ。
それで、出てきた味噌ラーメン、めちゃくちゃ魚臭いニオイがする。実際に食べてみると、そのスープの味がモロに魚臭い。トンコツの味どころか、味噌の味までその魚臭さで吹っ飛んでいるのだ。「あら」のでしゃばりすぎ。味噌の香ばしさ、クリーミーさが全くない。「あら」の臭さで味噌の風味が死んでいるのだ。全くのミスマッチだ。こんなの味噌ラーメンじゃないでしょ。魚の「あら」は私も大好きで、寿司屋などでは「あら汁」を注文する事が多い。ところが、ここのラーメン店の「あら」の味は臭すぎだ。その味は非常においしくない。まるで魚の入った生ゴミなのである。魚の生ゴミを絞ってスープにしてみましたぁ、ちょっとだけ生ゴミの野菜も混じって・・・ってな感じのなのだ。いったいどんな舌感覚を持った人がこんなおいしくない物を作っているのだろう?と厨房の中を見てしまったもの。いやぁ、これはひどい。世の中にこんなにおいしくないラーメンがあるとはなぁ。
ってことで、私は少々食べて吐き気がしてきたので、ほとんど食べ残したまま、すぐに店を出た。こんなラーメン、ギャラが出たとしても食べたくないぞ。最低である。勿論、評価は0点。さすが「札幌らーめん共和国」だな。思い出しただけで、また吐き気がしてくる。
あらとん
http://searesh.main.jp/araton.html
札幌らーめん共和国
http://www.sapporo-esta.jp/ramen/
追記:
その後、あらとんは早々と札幌らーめん共和国を撤退しましたとさ。
結核の検査に行ってきた。
あの某・女性お笑いコンビの片方が結核に感染していたという、あの騒動の影響なのである。いや、私自身は彼女とは面識もないし、会話したこともない。あのコンビがここ北海道のあるローカル番組(註1)に準レギュラーとして出演していて、今年の2月、その放送局に小用で行っていた私と廊下でスレ違っただけだから、感染している可能性はかなり低いだろう。コンビの相方ですら感染していないんだから。念のためだ。結果は陰性だった。あぁ良かった。結核の恐ろしさは父親から生前によく聞いていたもの。
私の父親が若い頃、結核に感染したのだ。その当時、結核は死亡率も高く、かなり危険でやっかいな病気だったのである。結核菌で肺が侵され、左の肺の半分以上を切除しなきゃならない状況になったと言う。かなりの大手術になる事がわかり、その手術ができる病院が札幌にすらない。それで単身で東京に向かい、東京の某・大病院で手術を受けた。入院は半年以上にも及んだそうだ。父親の背中には、その時の手術の大きな痕が残っていた。背中の右肩あたりから左の脇腹にかけて「ノ」の字を書いたような痕だった。長さは40cm以上あっただろうなぁ。まるで背後から日本刀でバッサリと切り捨てられたような、そんな痕だった。かなり痛々しい傷だ。私はそんな父親の背中を見て育ったのである。だから、平成のこの世になっても、一般の人たちよりも結核の恐ろしさについては私は良く知っているほうだと思う。あの時に父親がもしも結核で亡くなっていたら、私もこの世に存在していなかっただろうねぇ。
父親は左の肺の半分以上を切除したのに、すごいヘビー・スモーカーだった。新築した実家の白い壁が半年で黄色になったほどだ。あれほどのヘビー・スモーカーを私は見た事がない。それほど吸っちゃ、肺ガンになっちゃうよ・・・と親戚や知人に心配されていたが、父親は自分が肺ガンにならない事を知っていた。胃ガンにも、大腸ガンにも、一切のガンにならない事を。結核をやった経験があるからだ。(註2)
そして、その通り、一切のガンにならず、父親は別の病気による衰弱で5年前の5月に逝ってしまった。
父親が生前に言っていた。東京で入院していた時、病室の窓の外に見えた光景が、建設中の東京タワーだったと。(註3)
羽田空港に着陸しようとする飛行機の窓から東京タワーが見えると、私はそんな父親の事を思い出すのだった。
註1:
北海道にUHBというフジテレビ系のテレビ局があって、その局が毎週土曜日の昼12時から生放送していた「どぉーだ」という番組だ。メインがタカ・アンド・トシ(北海道出身)で、週替わりで準レギュラーに、華丸・大吉、ダイノヂ、トータルテンボス、他が交代して登場していた。
3月末で番組は終了し、4月の最終日曜からリニューアルされて放送されるらしい。今後は毎週日曜の午後1時からの放送のようだ。
UHB「どぉーだ」
http://uhb.jp/program/official/doda/do-da_fuafua.html
註2:
結核菌に感染した人はなぜかガンにならない。それは統計学的に検証されている。しかし、なぜなのか、そのメカニズムは医学的には解明されていない。結核菌がガンに対しての何らかの抑制作用があるという説も認められていないのが現状だ。
三十数年前、結核の研究者の丸山博士が「結核患者がガンにならない」という事からひらめいて、結核菌を使って開発したのが「丸山ワクチン」である。夢の抗ガン薬として騒がれ、実際にある程度の効果があったものの、厚生省(当時)はそれを認可しなかったのだ。丸山博士の死後、「丸山ワクチン」の名前も忘れ去られてしまった。
丸山ワクチン・オフィーシャル・サイト
http://vaccine.nms.ac.jp/
註3:
東京タワーの鉄骨は、戦車など軍用に使われた鉄が再利用されて作られている。朝鮮戦争で使われた米軍の戦車のスクラップを買い上げたのだ。
あの某・女性お笑いコンビの片方が結核に感染していたという、あの騒動の影響なのである。いや、私自身は彼女とは面識もないし、会話したこともない。あのコンビがここ北海道のあるローカル番組(註1)に準レギュラーとして出演していて、今年の2月、その放送局に小用で行っていた私と廊下でスレ違っただけだから、感染している可能性はかなり低いだろう。コンビの相方ですら感染していないんだから。念のためだ。結果は陰性だった。あぁ良かった。結核の恐ろしさは父親から生前によく聞いていたもの。
私の父親が若い頃、結核に感染したのだ。その当時、結核は死亡率も高く、かなり危険でやっかいな病気だったのである。結核菌で肺が侵され、左の肺の半分以上を切除しなきゃならない状況になったと言う。かなりの大手術になる事がわかり、その手術ができる病院が札幌にすらない。それで単身で東京に向かい、東京の某・大病院で手術を受けた。入院は半年以上にも及んだそうだ。父親の背中には、その時の手術の大きな痕が残っていた。背中の右肩あたりから左の脇腹にかけて「ノ」の字を書いたような痕だった。長さは40cm以上あっただろうなぁ。まるで背後から日本刀でバッサリと切り捨てられたような、そんな痕だった。かなり痛々しい傷だ。私はそんな父親の背中を見て育ったのである。だから、平成のこの世になっても、一般の人たちよりも結核の恐ろしさについては私は良く知っているほうだと思う。あの時に父親がもしも結核で亡くなっていたら、私もこの世に存在していなかっただろうねぇ。
父親は左の肺の半分以上を切除したのに、すごいヘビー・スモーカーだった。新築した実家の白い壁が半年で黄色になったほどだ。あれほどのヘビー・スモーカーを私は見た事がない。それほど吸っちゃ、肺ガンになっちゃうよ・・・と親戚や知人に心配されていたが、父親は自分が肺ガンにならない事を知っていた。胃ガンにも、大腸ガンにも、一切のガンにならない事を。結核をやった経験があるからだ。(註2)
そして、その通り、一切のガンにならず、父親は別の病気による衰弱で5年前の5月に逝ってしまった。
父親が生前に言っていた。東京で入院していた時、病室の窓の外に見えた光景が、建設中の東京タワーだったと。(註3)
羽田空港に着陸しようとする飛行機の窓から東京タワーが見えると、私はそんな父親の事を思い出すのだった。
註1:
北海道にUHBというフジテレビ系のテレビ局があって、その局が毎週土曜日の昼12時から生放送していた「どぉーだ」という番組だ。メインがタカ・アンド・トシ(北海道出身)で、週替わりで準レギュラーに、華丸・大吉、ダイノヂ、トータルテンボス、他が交代して登場していた。
3月末で番組は終了し、4月の最終日曜からリニューアルされて放送されるらしい。今後は毎週日曜の午後1時からの放送のようだ。
UHB「どぉーだ」
http://uhb.jp/program/official/doda/do-da_fuafua.html
註2:
結核菌に感染した人はなぜかガンにならない。それは統計学的に検証されている。しかし、なぜなのか、そのメカニズムは医学的には解明されていない。結核菌がガンに対しての何らかの抑制作用があるという説も認められていないのが現状だ。
三十数年前、結核の研究者の丸山博士が「結核患者がガンにならない」という事からひらめいて、結核菌を使って開発したのが「丸山ワクチン」である。夢の抗ガン薬として騒がれ、実際にある程度の効果があったものの、厚生省(当時)はそれを認可しなかったのだ。丸山博士の死後、「丸山ワクチン」の名前も忘れ去られてしまった。
丸山ワクチン・オフィーシャル・サイト
http://vaccine.nms.ac.jp/
註3:
東京タワーの鉄骨は、戦車など軍用に使われた鉄が再利用されて作られている。朝鮮戦争で使われた米軍の戦車のスクラップを買い上げたのだ。
映画嫌い (413)
2009年4月14日 映画本日のクソ映画は2000年のドイツ映画「青い相姦 (Der Kuss meiner Schwester)」である。タイトル「青い●●」で想像つく通り、青春プチ・エロ映画で、それも近親相姦ものだ。
ドイツのイナカ街。17才の高校生の少年・マティスは父と二人暮らしだ。そこにマティスの双子の妹・ミーケが留学を終えて戻ってきた。父の再婚話によってマティスとミーケのふたりの心が揺れる中、双子の兄妹は禁断の愛に。ふたりがファックしているのを父が目撃してしまい・・・。
双子の兄妹は役としては17才という設定で、その程度の年齢に見える。実際には何歳の役者なのかわからないが、そんなふたりのファック・シーンがあるんだもの、コレ、いいのかなぁ。性器は見せていないけれど、マティスは全裸で乳首も丸見えだ。随分と若い乳房だなぁ。ドイツでも18才未満の役者のヌードどころか、オトナが演じても子供のファック描写もアウトなんだが、いったいどのような理由でこの映画がその規制をくぐり抜けたのだろう? 近親相姦という禁断の描写より、そっちの方の禁断の子供ものとして気になるよなぁ。ミーケがそんなに可愛くないのでエロスは感じないんだけどね。
激しく動揺する父親はいい芝居してると思うが、肝心のストーリーは全くダメだ。クライマックス・シーンでは、近親相姦が父にバレて、マティスとミーケは駆け落ちしようと汽車に乗るんだけど、追いかけてきた父親に説得されて投降しちゃうのである。それで、次がいきなりラスト・シーンになっていて、なぜかミーケが寄宿舎のある学校に転校する事になって、汽車に乗ってお別れなのだ。ちゃんとストーリーがつながっていないじゃん。どうしてミーケが転校することになったのか、ちゃんと見せていないんだよなぁ。突然、終わっちゃう・・・、この手のトンデモ系の尻切れトンボなストーリー、この傾向、どこかで見たことがあるような・・・と思っていたら、やはりそうか、この映画の日本での発売は、あの「アルバトロス・フィルム」なのである。アルバトロスはこの映画にも手をつけていたのか。アルバトロス、恐るべし!
ちなみに、この映画はポルノとまでは言えない内容なので、子供ポルノがお好きな変態クソ野郎が見てもガッカリだろう。アルバトロスのバカ映画のひとつの形態のサンプルにしかなっていない。だから、こんな映画は無視しような。
映画「青い相姦」
http://www.albatros-film.com/title.phtml?route=&titleid=72
札幌に戻って、閉鎖しているのを見かけてびっくり。
閉鎖しちゃったんだぁ、札幌の地下鉄「大通」駅のすぐそこにあった「不二家」が3月末で。不二家の不祥事の影響を引きずっていたのかなぁ? JR札幌駅の「札幌駅地下名店街」にあった不二家も昨年の半ばに潰れてしまったものなぁ。札幌には、あと、どこに不二家があったっけ? 琴似、新札幌にあったっけ? 白石っだったか菊水あたりの不二家にファミレスがあったけど、あの店は今も健在なんだろうか?
「大通」駅にあった不二家って、かなり昔からあったような気がする。私が子供の頃にすでにそこにあったような。ひょっとして、地下鉄が開通した1971年からあったのかな?
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/peco1.jpg
あの店舗にはケーキ類販売とレストランの両方があり、場所的に便利だったが、私がその店内に入って利用したのは一度だけで、それは10年くらい前に朝食バイキングをやっていた頃だった。安かったが、そんなに美味しいとは思えなくて、その後に入店したことはない。朝食バイキングもいつの間にか廃止されてしまい、やけに高いメニューばかりになってしまったものなぁ。ほとんどの食事メニューが1000円以上になってしまったんだもの、アレじゃ客は入らないだろう。集客するという経営戦略も全く見えなかった。潰れて当然だと思うぞ。
入店しなくても、店先にあるペコちゃん人形はランドマークとして、何度も利用させてもらったなぁ。待ち合わせ場所として私は使っていたのだ。札幌の「大通」近辺で待ち合わせする場合として便利だったもの。「ぢゃ、大通のペコちゃん前に集合ってことで」と言って、デートの待ち合わせにも使ったっけ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/peco2.jpg
不二家が閉鎖になって、私としは、あのペコちゃんがなくなったという事だけが残念だ。今後は待ち合わせ場所を指定する時に、「以前にペコちゃんがあった場所に」と言わなきゃならんのだな。不二家の閉鎖後、あのペコちゃん人形はどうなったんだろう? 「ペコちゃん人形の呪い」という都市伝説が生まれるのも時間の問題だろうな。
ところで、あの不二家の隣に「リーブルなにわ」という本屋がある。ペコちゃんで待ち合わせをした時に、待ち合わせ相手が遅れて来る場合、私はその本屋で立ち読みして時間をつぶす事が多い。
その本屋の事は、札幌出身の唐沢俊一氏も実名をあげて自身の著書の中で書いている。彼が中高生だった時のその本屋での出来事だ。その事実を「リーブルなにわ」の経営者は知っていてなのか、知らないのか、唐沢氏のその著書どころか、彼の著書は一冊も店舗には陳列されていないのである。彼の著書以外に関しても、なんだか蔵書がすごく偏向しているなぁ・・・と思うのは私だけであるまい。
映画嫌い (412)
2009年4月10日 映画
本日のクソ映画は2008年の米国映画「グラン・トリノ (Gran Torino)」である。クリント・イーストウッドがプロデュースと監督をし、自ら主演している映画である。この映画は今月の25日から日本で劇場公開されるらしい。今後、この映画を見る予定の人は以下を読まないように。
主人公の老人、ウォルト・コワルスキーは妻を亡くし、一軒家に一人暮らしになってしまった。彼はクソ真面目で正義感が強いが、「今どきの若い奴らは・・・」と思う偏屈でイヤなジィさんなのだ。彼は若い時に米軍兵として朝鮮戦争に出兵し、その時に辛い経験をして以来、アジア人を不快に感じ、人種差別的思想を持つようになっていた。そんな性格が災いして、ウォルトは自分の二人の息子とその家族とも良好な関係にない。隣近所との交流関係もなく、隣の家に住んでいるアジア系のバァさんの顔を見かけては、ウォルトは訳もなくイラついていたのだ。
ある時、ウォルトは、隣の家のあのバァさんの家に住んでいる孫、青年・タオ、タオの姉のスーと知り合う。アジア人への偏見のあるウォルトは彼らと深いつきあいをしたくなかったが、スーがとてもフレンドリーで、寡黙なタオがとても真面目で働き者である事に感心し、ウォルトはアジア人のその家族と親しくなる。そのアジア人一家はベトナム系のモン族の出身者で、モン族が集まるホームパーティにもウォルトは参加するのだった。
ところがタオのイトコが不良で、イトコは自分の不良グループにタオを誘おうとし、タオを守ろうとするウォルトが不良グループと対立する。
(中略)
不良グループによってタオの家が銃撃され、スーは襲われてしまった。その様子を見て、ウォルトは自分の命をかけて復讐に向かい・・・。
タイトルが「グラン・トリノ」ってことで、これはフォード社の往年の車の名前だけど、車やレースに関する映画ではない。死にゆく偏屈&頑固ジィさんを見せてプチ感動させる手の映画だ。ウォルトが1972年製のグラン・トリノを持っていて、それが彼の宝物で、ラストシーンではウォルトの遺言でタオがその車を譲り受けるという、何の象徴にもなっていない、どうでもいいようなタイトルなのである。ウォルトがグラン・トリノを乗り回しているシーンなどありゃしない。
ストーリーはかなり地味である。アジア人嫌いのウォルトが隣人のアジア人との心の交流を・・・ってことだろうが、それに不良グループだとか復讐劇ってものを混在させてもなぁ。アジア人一家の交流を見せても、それだけで何も起こらなければ映画としては成立しないから・・・と、無理矢理と付加的にデッチあげられたストーリーに見えてしまうのだ。そのストーリーがちっとも面白くないし、ウォルトのような偏屈人間の私生活を延々と見せられても退屈なのだ。いったい何を見せたい映画だったんだろうね、これ。
映画「グラン・トリノ」
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/
主人公の老人、ウォルト・コワルスキーは妻を亡くし、一軒家に一人暮らしになってしまった。彼はクソ真面目で正義感が強いが、「今どきの若い奴らは・・・」と思う偏屈でイヤなジィさんなのだ。彼は若い時に米軍兵として朝鮮戦争に出兵し、その時に辛い経験をして以来、アジア人を不快に感じ、人種差別的思想を持つようになっていた。そんな性格が災いして、ウォルトは自分の二人の息子とその家族とも良好な関係にない。隣近所との交流関係もなく、隣の家に住んでいるアジア系のバァさんの顔を見かけては、ウォルトは訳もなくイラついていたのだ。
ある時、ウォルトは、隣の家のあのバァさんの家に住んでいる孫、青年・タオ、タオの姉のスーと知り合う。アジア人への偏見のあるウォルトは彼らと深いつきあいをしたくなかったが、スーがとてもフレンドリーで、寡黙なタオがとても真面目で働き者である事に感心し、ウォルトはアジア人のその家族と親しくなる。そのアジア人一家はベトナム系のモン族の出身者で、モン族が集まるホームパーティにもウォルトは参加するのだった。
ところがタオのイトコが不良で、イトコは自分の不良グループにタオを誘おうとし、タオを守ろうとするウォルトが不良グループと対立する。
(中略)
不良グループによってタオの家が銃撃され、スーは襲われてしまった。その様子を見て、ウォルトは自分の命をかけて復讐に向かい・・・。
タイトルが「グラン・トリノ」ってことで、これはフォード社の往年の車の名前だけど、車やレースに関する映画ではない。死にゆく偏屈&頑固ジィさんを見せてプチ感動させる手の映画だ。ウォルトが1972年製のグラン・トリノを持っていて、それが彼の宝物で、ラストシーンではウォルトの遺言でタオがその車を譲り受けるという、何の象徴にもなっていない、どうでもいいようなタイトルなのである。ウォルトがグラン・トリノを乗り回しているシーンなどありゃしない。
ストーリーはかなり地味である。アジア人嫌いのウォルトが隣人のアジア人との心の交流を・・・ってことだろうが、それに不良グループだとか復讐劇ってものを混在させてもなぁ。アジア人一家の交流を見せても、それだけで何も起こらなければ映画としては成立しないから・・・と、無理矢理と付加的にデッチあげられたストーリーに見えてしまうのだ。そのストーリーがちっとも面白くないし、ウォルトのような偏屈人間の私生活を延々と見せられても退屈なのだ。いったい何を見せたい映画だったんだろうね、これ。
映画「グラン・トリノ」
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/
映画嫌い (411)
2009年4月9日 映画本日のクソ映画は2009年の米国映画「レッド・クリフ Part 2 (赤壁 下 - Red Cliff II)」である。昨年に公開された「レッド・クリフ」の後編だ。前編・後編に分けるなよなぁ。この映画は明日から日本で劇場公開されるらしい。今後、この映画を見る予定の人は以下を読まないように。
西暦208年、魏の曹操が率いる水軍が長江を下って南下し、蜀と呉の同盟軍と赤壁で対峙する。(以上、前編のあらすじ)
前編の事は以前にここに書いたけど、ど~しょ~もないクズ映画でねぇ、あれの後編なんか見たいとは思わなかったわけであるが、先日、米国の国内を飛行機で長距離移動中に、その飛行機の中で上映された映画が後編なんだもの、こりぁまいったなぁ。興味ないから眠ろうと思ったけれど眠れなくて、結局、最後まで見てしまったじゃないか。
ストーリーの詳細は略。内容は、
(1) 対決の前の両軍の様子。
(2) 伝染病蔓延。
(3) 不足していた10万本の矢を諸葛孔明が3日で集めるエピソード。
(4) 戦闘開始。この季節に一時的に風向きが変わるのを利用して魏を火で攻めて撃退。
の4本立ての構成だ。(1)も(2)も(3)も必要ないだろ。(4)の部分を前編にくっつけて1本の映画にしておけば良かったのにねぇ。
で、(1) だ。魏の軍団がトレーニングしている風景から始まっている。宿営地でサッカーの紅白戦をして、得点が入ると選手や見ている兵士たちがガッツ・ポーズをしているのだ。西暦208年の当時にサッカーやガッツ・ポーズが中国にあったのだろうか?(ちなみに、ガッツ・ポーズの起源はガッツ石松だとする説があるけれど、それは嘘である) 観戦している魏の曹操の顔は、まるで TOKIO のリーダーだな。
(2) では、長江の上流側にいる魏が、伝染病で病死した大量の兵士たちの死体をイカダに乗せて下流に流し、蜀と呉の同盟軍に伝染病をまき散らそうとする、細菌兵器まがいの事を見せている。ところが、伝染病に対する深刻さがまるで描写されていない。さすが、SARSの国だよなぁ・・・と思うのは私だけであるまい。
(3) なんかどうでもいいような事だ。後編ではあまり出番のない諸葛孔明なんだけれど、彼の知恵袋としての存在を示すが為だけのちょっとしたエピソードにしかなっていない。
そして (4) だ。無駄に長過ぎだ。スローモーションの多用しすぎにはイライラしてくる。なんでそこをスローにするんだ?というシーンがめちゃくちゃ多い。その他、呉の女スパイと魏の兵士のひとりが戦場で再会して・・・のシーンなんかも不要だろ。散漫すぎったらありゃしない。
映画「レッド・クリフ Part 2」
http://redcliff.jp/index.html
映画嫌い (410)
2009年3月31日 映画本日のクソ映画は2008年の米国映画「バンコク・デンジャラス (Bangkok Dangerous)」である。この映画は今年の5月9日から日本で劇場公開されるらしい。今後、この映画を見る予定の人は以下を読まないように。
主人公のジョーは世界を股に掛ける殺し屋だ。どこの組織にも属さず、依頼者から高額の報酬を受け取り、どんなに難しい狙撃も実現し、狙った相手は必ずしとめる。彼は常に単身で行動して他人を信用せず、沈着冷静、プロ中のプロ・・・、そう、ニコラス・ケイジ演じる「ゴルゴ 13」なのである。
ジョーは依頼でバンコクにやってきた。現地で見かけたコンという名前のチンピラ男をパシリに雇って、狙撃依頼書を受ける(原始的な手法だなぁ)。コンがジョーの仕事に興味を持ち出したので、ジョーは「こいつ、殺したろか?」と思ったが、意外にもコンの身のこなしが良い。そこで、ジョーはコンを弟子にするのだった。
(中略)
依頼者に拉致されたコンとその彼女を救出しようと、ジョーは依頼者のアジトに踏み込む。そして次々に依頼者の手下たちを撃ち殺し、最後にはジョーは自らの命を巻き添えにして依頼者を殺すのだった。呆然と立ち尽くすコン。おしまい。
2000年のタイ映画「レイン」のリメイクらしいが、私は元の映画を見た事がないので、違いはわからない。
この映画はまるでデキソコナイの「ゴルゴ 13」だなぁ。どうしてもジョーが「ゴルゴ 13」のデューク・東郷のパクリに見えてしまうもの。依頼者と対立して抹殺するパターンも「ゴルゴ 13」では何度もあったじゃないか。だけど、なんだかジョーのキャラがブレてしまっているのだ。一匹狼であったはずなのに、コンを弟子にしちゃうし、プロ中のプロのハズが、政治家の狙撃に躊躇しちゃって失敗してるしぃ・・・。水上マーケットのシーンでも狙撃に失敗して、逃げる相手に何度も拳銃を撃ちながらもほとんど当たっていないしなぁ。だから、デューク・東郷と比較すると、かなり能力が劣っているように見えてしまい、おいおいそれでもプロかよ?とツッコミを入れたくなるのは私だけであるまい。その上、ジョーは現地の薬屋の娘にホレちゃって、デートしちゃってるんだもの、滅茶苦茶アホらしいなぁ。その娘の存在が何らかの伏線になっているのかなぁ?と思いながら見ていたんだけど、結局は何もなし。単にジョーのデート・シーンを見せたかっただけかよ? っていうか、ジョーのデート・シーンなんか見せられても楽しくないぞ。それにさぁ、なんで最後にジョーは自らの死を選んだのか、その心理がさっぱり見えてこないんだよなぁ。薬屋の娘にフラれちゃったからか? コンが殺し屋としてひとり立ちするわけでもなく、なんなんだこれ?
ジョーが「黙って俺の背後に立つな!」と言ってコンをぶん殴るシーン・・・、ありません。ちょっとだけ見たかったなぁと思うのは私だけであるまい。賛美歌13番とか、トラクターとかも。
映画「バンコク・デンジャラス」
http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/bancho_727.html
映画嫌い (409)
2009年3月29日 映画
本日のクソ映画は2008年の米国映画「パニッシャー:ウォー・ゾーン (Punisher - War Zone)」である。またまたアメコミの実写版の映画化だ。この映画は来月の18日から日本で劇場公開されるらしい。
暗黒の犯罪都市、ニュー・ヨーク。士官学校で格闘技のインストラクターをしていたフランク・キャッスルは、妻子が犯罪に巻き込まれて死んでしまったのをキッカケに、悪人たちを勝手に処刑しまくる「パニッシャー」としての活動を始めた。防弾服と銃器で身を固め、マフィアのアジトやパーティ会場に突入し、悪人たちを撃ちまくるのである。
ある時、フランクはマフィアのビリー・ルソッチのアジトに突入した。フランクはビリーの手下を次々に射殺していく。その中にFBIの潜入捜査官のドナッテリーがいたのを知らず、フランクはドナッテリーまでも射殺してしまったのだ。ビリーはガラス瓶の粉砕機に巻き込まれ、全身が傷だらけになりながらも、奇跡的に助かっていた。
フランクはドナッテリーを射殺したことを深く悔い、残された妻と娘の事に心を痛め、パニッシャーからの引退を考える。一方、ドナッテリーの相棒だったFBIのバディアンスキー捜査官はフランクを追う。
そんな時、傷だらけになって生きていたビリーは、フランクへの復讐をしようと、フランクの支援者であるマイクロ、そしてドナッテリーの妻子を人質に取ってしまう。そして、ビリーは街中のギャングを集めて軍隊化し、アジトを武装するのだった。フランクは人質奪還のために単身でアジトに乗り込み、銃撃戦が始まる・・・。
アメコミ会社「マーヴェル・コミックス」が自社のアメコミを映画化する為に作った子会社「マーヴェル・スタジオズ」が、「アイアンマン」、「インクレディブル・ハルク」に続いて制作したのがこの映画である。
何ら新鮮味がないなぁ。ダークなヒーローってのを見せるこの手のやつって多過ぎだよなぁ。強いだけのヒーローではすぐに飽きられてしまうものだから、結局は、ヒーローにダークな一面を見せたり、人間としての挫折や葛藤を見せたりして、人間味ってのを前面に出すわけだが、この映画も単にその手のものでしかなく、見ていると飽き飽きしてきちゃう。特に、顔面キズだらけのビリーが「バットマン」、「ダーク・ナイト」における「ジョーカー」と同じようなパターンだから、随分と「バットマン」シリーズに近似して見えちゃうんだよなぁ。その他にも何ら新しいものがなく、ありきたりの人質救出劇、ありきたりの銃撃戦・・・と、どこかで見たことのあるようなシーンばかりだ。
フランクは暗いオッサンでしかなく、もうひとまわり若い役者を使ったほうが良かったんぢゃないのぉ?と思うのは私だけであるまい。
映画「パニッシャー:ウォー・ゾーン」
http://www.sonypictures.jp/movies/punisherwarzone/
暗黒の犯罪都市、ニュー・ヨーク。士官学校で格闘技のインストラクターをしていたフランク・キャッスルは、妻子が犯罪に巻き込まれて死んでしまったのをキッカケに、悪人たちを勝手に処刑しまくる「パニッシャー」としての活動を始めた。防弾服と銃器で身を固め、マフィアのアジトやパーティ会場に突入し、悪人たちを撃ちまくるのである。
ある時、フランクはマフィアのビリー・ルソッチのアジトに突入した。フランクはビリーの手下を次々に射殺していく。その中にFBIの潜入捜査官のドナッテリーがいたのを知らず、フランクはドナッテリーまでも射殺してしまったのだ。ビリーはガラス瓶の粉砕機に巻き込まれ、全身が傷だらけになりながらも、奇跡的に助かっていた。
フランクはドナッテリーを射殺したことを深く悔い、残された妻と娘の事に心を痛め、パニッシャーからの引退を考える。一方、ドナッテリーの相棒だったFBIのバディアンスキー捜査官はフランクを追う。
そんな時、傷だらけになって生きていたビリーは、フランクへの復讐をしようと、フランクの支援者であるマイクロ、そしてドナッテリーの妻子を人質に取ってしまう。そして、ビリーは街中のギャングを集めて軍隊化し、アジトを武装するのだった。フランクは人質奪還のために単身でアジトに乗り込み、銃撃戦が始まる・・・。
アメコミ会社「マーヴェル・コミックス」が自社のアメコミを映画化する為に作った子会社「マーヴェル・スタジオズ」が、「アイアンマン」、「インクレディブル・ハルク」に続いて制作したのがこの映画である。
何ら新鮮味がないなぁ。ダークなヒーローってのを見せるこの手のやつって多過ぎだよなぁ。強いだけのヒーローではすぐに飽きられてしまうものだから、結局は、ヒーローにダークな一面を見せたり、人間としての挫折や葛藤を見せたりして、人間味ってのを前面に出すわけだが、この映画も単にその手のものでしかなく、見ていると飽き飽きしてきちゃう。特に、顔面キズだらけのビリーが「バットマン」、「ダーク・ナイト」における「ジョーカー」と同じようなパターンだから、随分と「バットマン」シリーズに近似して見えちゃうんだよなぁ。その他にも何ら新しいものがなく、ありきたりの人質救出劇、ありきたりの銃撃戦・・・と、どこかで見たことのあるようなシーンばかりだ。
フランクは暗いオッサンでしかなく、もうひとまわり若い役者を使ったほうが良かったんぢゃないのぉ?と思うのは私だけであるまい。
映画「パニッシャー:ウォー・ゾーン」
http://www.sonypictures.jp/movies/punisherwarzone/
映画嫌い (408)
2009年3月28日 映画本日のクソ映画は2008年の米国映画「プリズン・サバイブ (Felon)」である。ヘンテコな邦題を付けるんぢゃない!
主人公のウェイドは小さな建設会社を経営し、妻と息子と平和な暮らしをしていたが、ある夜、家に侵入してきた不審者をウェイドが追いかけ、バットで頭部を殴ったところ、不審者は死んでしまった。過剰防衛の過失致死で3年の実刑判決となったウェイドは刑務所に収監される。
(中略)
ウェイドは刑務所を出るのだった。おしまい。
刑務所の中での、監守たちからのパワー・ハラスメントがあったり、グループ間の対立抗争に巻き込まれたり・・・のトラブル、アクシデントを見せたり、妻との関係を見せたりして、最後には監守たちの不正行為が公になるという、それだけのありがちのストーリーである。そのストーリーには何ら面白みがない。退屈なだけな映画なのだ。インテリジェンスもなく、中途半端なバイオレンスを見せられても、だから何なんだよ感しか残らない。こんな無意味な映画は暇つぶしにもならんなぁ。
映画「プリズン・サバイブ」
http://posren.livedoor.com/detail-137289.html
映画嫌い (407)
2009年3月27日 映画本日のクソ映画は2008年の米国映画「アルマゲドン 20XX (Like Moles, Like Rats)」である。
核戦争で荒廃した米国。核の影響と疫病と飢餓で多くの人々が死に、無政府状態が続いた。そして、それから20年が経過した。生き延びたマイケルは、ひとり、ラジオ放送を続ける。
この映画、何だったのぉ?ってな感じの、薄くてペラペラな内容なのだ。生存者の中のひとり、臨月のサラが出産するくらいの出来事しかなく、特にコレと言ったエピソードもない。ひたすら退屈な映画だ。洞窟の中でコミュニティを作って生活している人々の様子を見せているけれど、原題に反して、Moles感もなければ、Rats感もない。邦題に反して、アルマゲドン感も全くありゃしない。何なのコレ? こんな映画を作るとは、バッカぢゃねぇのぉ?
映画「アルマゲドン 20XX」
http://www.taki-c.co.jp/cont/armagedon/
映画嫌い (406)
2009年3月26日 映画
本日のクソ映画は1997年の米国映画「不法執刀 (Playing God)」である。
主人公は元・医師のユジーン。彼は手術中の医療事故によって解雇され、医師免許も剥奪されていた。そして彼はドラッグと酒に溺れ、退廃的な生活をしていたのだった。ある時、彼は酒場で撃たれたマフィアの男を応急手当てして救ったのをキッカケに、マフィアのボスであるレイとの黒い交際が始まる。度々、レイの組織とロシアン・マフィアとの抗争があり、撃たれたレイの手下をユジーンが治療するのだった。レイは治療費としてユジーンに大金を渡す。しかし、そのような行為に抵抗感があるユジーンは、レイとの繋がりを断とうと考えていた。そんな時に、レイを捜査しているFBIがユジーンに接触してきて、ユジーンに捜査協力を求めてきた。FBIに協力して盗聴器を身に付けたユジーンは・・・。
大したストーリーじゃないなぁ。盛り上がりもなく、サプライズもなく、シリアスさも緊迫感もなく、どぉ~でもいいような終わり方をしちゃっている。見せ場ってものがないんだよ。内容に全く合致していない原題がバカみたいだ。それにしても、レイはマフィアのボスのくせに、妙に自分で行動をしすぎぢゃないの? ボスなら自ら行動しないで、下っ端に指示を出せば良いだけだろ?
主人公のユジーンを演じているのは「Xファイル」のモルダー役でお馴染みのディビッド・ドゥカヴニィだ。レイの彼女として登場しているクレアを演じているのがアンジェリーナ・ジョリーだね。この人、この映画でさえも全然魅力的に見えないんだよなぁ。
FBIの担当者がスティーヴ・ウィンウッドに見えてしまったのは私だけであるまい。
映画「不法執刀」
http://www.tsutaya.co.jp/item/movie/view_v_10020265.html
主人公は元・医師のユジーン。彼は手術中の医療事故によって解雇され、医師免許も剥奪されていた。そして彼はドラッグと酒に溺れ、退廃的な生活をしていたのだった。ある時、彼は酒場で撃たれたマフィアの男を応急手当てして救ったのをキッカケに、マフィアのボスであるレイとの黒い交際が始まる。度々、レイの組織とロシアン・マフィアとの抗争があり、撃たれたレイの手下をユジーンが治療するのだった。レイは治療費としてユジーンに大金を渡す。しかし、そのような行為に抵抗感があるユジーンは、レイとの繋がりを断とうと考えていた。そんな時に、レイを捜査しているFBIがユジーンに接触してきて、ユジーンに捜査協力を求めてきた。FBIに協力して盗聴器を身に付けたユジーンは・・・。
大したストーリーじゃないなぁ。盛り上がりもなく、サプライズもなく、シリアスさも緊迫感もなく、どぉ~でもいいような終わり方をしちゃっている。見せ場ってものがないんだよ。内容に全く合致していない原題がバカみたいだ。それにしても、レイはマフィアのボスのくせに、妙に自分で行動をしすぎぢゃないの? ボスなら自ら行動しないで、下っ端に指示を出せば良いだけだろ?
主人公のユジーンを演じているのは「Xファイル」のモルダー役でお馴染みのディビッド・ドゥカヴニィだ。レイの彼女として登場しているクレアを演じているのがアンジェリーナ・ジョリーだね。この人、この映画でさえも全然魅力的に見えないんだよなぁ。
FBIの担当者がスティーヴ・ウィンウッドに見えてしまったのは私だけであるまい。
映画「不法執刀」
http://www.tsutaya.co.jp/item/movie/view_v_10020265.html
映画嫌い (405)
2009年3月25日 映画本日のクソ映画は2007年のロシア映画「アルマゲドン・コード (Apocalypse Code)」である。タイトルに「アルマゲドン」ってのが付いているけれど、よくあるディザスター系パニック映画ではない。007の女性版のロシア版ってな感じのどぉしょ~もない「うなだれ」映画なのだ。
テロリスト集団が4個の核爆弾を手にし、世界の4大都市、東京、ニューヨーク、ロンドン、モスクワにそれを仕掛けた。テロから世界を守ろう!と、ロシア連邦保安庁は事態解決の為に、女性捜査官028号のダーシャ大佐を極秘に派遣した。核爆弾を起動するための3つの暗号をめぐり、舞台はロシア、イタリア、フランス、イギリス、ノルウェー、マレーシア、パキスタン・・・と。米国のCIAもダーシャを追い・・・。
最近のロシア映画は、ハリウッド映画に追いつけ追い越せでかなりの制作費を投入して、かなりレベル・アップしているのは事実だ。特撮、CG、戦闘シーン、カーチェイスなどもハリウッド映画なみで、会話している言語がロシア語じゃなくて英語だったらハリウッド映画だと思ってしまいそうな作品もある。しかし、ハリウッド映画のセコい真似ごとを抜け出ていないものも多く、シナリオでは米・英の映画から30年も遅れている感じが否めない。この映画も英国映画の007シリーズの30年前の作品の模倣の域を出ていないのだ。007シリーズのように、意味もなく世界各国を巡るストーリーには失笑だ。ノルウェーやマレーシアまでも舞台して、世界を股に掛ける合理的理由が見えてこないんだもの。
主人公のダーシャを無表情で冷徹な女スパイと見せておきながら、その一方では、シャワーのシーンで全裸の後姿を見せたり、露出の多い服装で登場させたり、髪の色を変えたり・・・とセクシーお色気スパイにも見せたかったという魂胆が見え見えで、その節操もない軸のブレがこの映画をクソまみれにしているのである。まあまあの美人さんで、いい乳房しとるけど、セクシーとは言えないよなぁ。乳首さえも見せていないしぃ。減るもんぢゃあるまいしぃ。
で、毎度毎度の疑問が今回も登場だ。なんでどこの国に行っても、全員がロシア語で会話してるんだぁ? 米国のCIA本部でのCIA職員同士の会話までもロシア語だ。なんでそぅなるのぉ?
映画「アルマゲドン・コード」
http://www.transformer.co.jp/products/TMSS_116.html
映画嫌い (404)
2009年3月24日 映画
本日のクソ映画は2007年の米国映画「プリミバル (Primeval)」である。日本では公開されていないようだ。
中央アフリカの国・ブルンディにあるタンガニーカ湖で大量の惨殺死体が発見された。反政府ゲリラによって殺されたものだ。国連がそれを調査していた時、その地に棲んでいる巨大人喰いワニ「グスタフ」に国連関係者も襲われてバラバラ死体となってしまう。
米国のテレビ局の報道記者・ティムは、上司からの指示で渋々と「グスタフ」の取材に行く。同行するのは女性リポーターのアビーバ、カメラマンのスティーヴン、ワニの専門家のマットだ。現地でガイドのジェイコブと合流して、5人は川を上って湖を目指す。政府と反政府ゲリラは停戦をしていたが、そこは反政府ゲリラが銃撃をしてくる危ない地域なのだ。そして彼らが遭遇したのは・・・。
この映画も悲惨な出来だなぁ。映画「ジョーズ」のチープなワニ版のように見せかけて、最後にはワニと無関係に、ゲリラからの逃亡劇になっちゃっている。生物パニック映画としても、逃亡劇としても、どちらの側面から見てもチープすぎるものなぁ。ワニの件は何も解決しておらんじゃないか。おぃおぃ、ワニの件はどこに行っちゃったんだよぉ?とツッコミをいれたくなるぞ。そ~いう、二兎を追いながらも一兎も得ない映画ってことで、前述の映画「ホットゾーン 地図から消された町」と似た感覚がある。のんびりとキャンプファイアーやっているシーンや、現地の祈祷師から祈祷を受けるシーンとか、そ~いう無意味なシーンも多くてタルんでるんだよなぁ。
こ~いう映画を見ても、何の感動もなければ、何も考えさせられる事もないし、何も得られるものがない。見るのは時間の無駄。すなわち、こ~いうクソ映画は無視して捨てようぜ。
映画「プリミバル」
http://www.the-gothic.com/html/movies/movies_178_primeval.html
http://www013.upp.so-net.ne.jp/pakusaou/doc/primibal.htm
追記:
その後、この映画は 「カニング・キラー 殺戮の沼」 の邦題でDVDとして発売されてしまっている。とほほ・・・。
中央アフリカの国・ブルンディにあるタンガニーカ湖で大量の惨殺死体が発見された。反政府ゲリラによって殺されたものだ。国連がそれを調査していた時、その地に棲んでいる巨大人喰いワニ「グスタフ」に国連関係者も襲われてバラバラ死体となってしまう。
米国のテレビ局の報道記者・ティムは、上司からの指示で渋々と「グスタフ」の取材に行く。同行するのは女性リポーターのアビーバ、カメラマンのスティーヴン、ワニの専門家のマットだ。現地でガイドのジェイコブと合流して、5人は川を上って湖を目指す。政府と反政府ゲリラは停戦をしていたが、そこは反政府ゲリラが銃撃をしてくる危ない地域なのだ。そして彼らが遭遇したのは・・・。
この映画も悲惨な出来だなぁ。映画「ジョーズ」のチープなワニ版のように見せかけて、最後にはワニと無関係に、ゲリラからの逃亡劇になっちゃっている。生物パニック映画としても、逃亡劇としても、どちらの側面から見てもチープすぎるものなぁ。ワニの件は何も解決しておらんじゃないか。おぃおぃ、ワニの件はどこに行っちゃったんだよぉ?とツッコミをいれたくなるぞ。そ~いう、二兎を追いながらも一兎も得ない映画ってことで、前述の映画「ホットゾーン 地図から消された町」と似た感覚がある。のんびりとキャンプファイアーやっているシーンや、現地の祈祷師から祈祷を受けるシーンとか、そ~いう無意味なシーンも多くてタルんでるんだよなぁ。
こ~いう映画を見ても、何の感動もなければ、何も考えさせられる事もないし、何も得られるものがない。見るのは時間の無駄。すなわち、こ~いうクソ映画は無視して捨てようぜ。
映画「プリミバル」
http://www.the-gothic.com/html/movies/movies_178_primeval.html
http://www013.upp.so-net.ne.jp/pakusaou/doc/primibal.htm
追記:
その後、この映画は 「カニング・キラー 殺戮の沼」 の邦題でDVDとして発売されてしまっている。とほほ・・・。
映画嫌い (403)
2009年3月23日 映画
本日のクソ映画は2008年の米国映画「アンダーワールド:ビギンズ (Underworld - Rise of the Lycans)」である。この映画は現在、日本で劇場公開中らしい。
「アンダーワールド」っていうシリーズものなの? そんなのがあるのかも知らずに、何ら予備知識もなく、関係者からいただいたサンプル盤DVDを見てみた。この映画では、ストーリーの背景とか前提、世界観を見せていないから、意味不明の部分が多過ぎだ。ついていけないのである。「アンダーワールド」のシリーズの他のエピソードで語られているのかもしれないけれど、それらを全く知らない私が見ると、わけがわからないのが全体のほぼ半分だ。私が見てどうにか理解できたのは、暗い城の中で暮らしているヴァンパイア族、それと敵対して城外から攻撃を仕掛けてくる狼族ってのがいて、主人公のルシアンってのがライカン(狼族と人間との混血)の男で、早い話、狼男。ヴァンパイア族の奴隷として城内でコキ使われているライカンたちを、ルシアンが解放するってなストーリーなんだけど、これで合っているかな? つまり、単に、「吸血鬼vs狼男」なんだが、これに、ヴァンパイアの皇帝の娘・ソーニャと主人公のルシアンが恋仲になっちゃうという「インターレイシァル」な禁断の恋物語りをオマケにしちゃっている。前述のクソ映画「トワイライト 初恋」で同じようなインターレイシァルを見せつけられていた私としては、頭の中がトリップ状態になってしまったぞ。そんなにヴァンパイアとのインターレイシァルな恋ってのは魅力的なのかねぇ? 今回のヒロインであるソーニャって酷く男顔で全然魅力がないのに、なんでルシアンはあんな女性にホレちゃうわけ? ルシアン、お前はマニア系かぁ?
ってことで、この映画は見る人を極端に選ぶものだろう。「吸血鬼vs狼男」になんぞ興味のない良識のあるオトナな人はこんな映画は無視しようぜ。
映画「アンダーワールド:ビギンズ」
http://underworld2009.jp/
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=9834
「アンダーワールド」っていうシリーズものなの? そんなのがあるのかも知らずに、何ら予備知識もなく、関係者からいただいたサンプル盤DVDを見てみた。この映画では、ストーリーの背景とか前提、世界観を見せていないから、意味不明の部分が多過ぎだ。ついていけないのである。「アンダーワールド」のシリーズの他のエピソードで語られているのかもしれないけれど、それらを全く知らない私が見ると、わけがわからないのが全体のほぼ半分だ。私が見てどうにか理解できたのは、暗い城の中で暮らしているヴァンパイア族、それと敵対して城外から攻撃を仕掛けてくる狼族ってのがいて、主人公のルシアンってのがライカン(狼族と人間との混血)の男で、早い話、狼男。ヴァンパイア族の奴隷として城内でコキ使われているライカンたちを、ルシアンが解放するってなストーリーなんだけど、これで合っているかな? つまり、単に、「吸血鬼vs狼男」なんだが、これに、ヴァンパイアの皇帝の娘・ソーニャと主人公のルシアンが恋仲になっちゃうという「インターレイシァル」な禁断の恋物語りをオマケにしちゃっている。前述のクソ映画「トワイライト 初恋」で同じようなインターレイシァルを見せつけられていた私としては、頭の中がトリップ状態になってしまったぞ。そんなにヴァンパイアとのインターレイシァルな恋ってのは魅力的なのかねぇ? 今回のヒロインであるソーニャって酷く男顔で全然魅力がないのに、なんでルシアンはあんな女性にホレちゃうわけ? ルシアン、お前はマニア系かぁ?
ってことで、この映画は見る人を極端に選ぶものだろう。「吸血鬼vs狼男」になんぞ興味のない良識のあるオトナな人はこんな映画は無視しようぜ。
映画「アンダーワールド:ビギンズ」
http://underworld2009.jp/
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=9834
映画嫌い (402)
2009年3月22日 映画
本日のクソ映画は2001年の米国映画「ホットゾーン 地図から消された町 (Venomous)」である。
1990年、カリフォルニア州にある軍の研究施設にテロリストが侵入して爆破。その施設では、軍がヘビを使って細菌兵器を研究していたのだ。そのヘビが爆破のドサクサで大量に逃げてしまった。
それから10年後、地震が多発するカリフォルニア州。地下でひっそりと生息していた感染ヘビたちが、地震の影響で地上に現われ、イナカ町の町民たちを次々に襲う。未知の感染症に町民たちは次々に死亡。事態を解決しようとするヘニング医師が主人公だ。細菌兵器のことを極秘にしていた軍が町を封鎖し、報道管制を行ない、遂には町ごと吹き飛ばして隠蔽しようとする計画が持ち上がる。ヘニングはヘビからの感染である事をつきとめ、ヘビから抗体を作ろうとするが、そんな時に爆撃機が離陸して・・・。
随分と安易に作っちゃった映画だなぁ。感染もの映画と、動物パニックもの映画を安易にミックスしちゃった。そんなものだから、感染ものとしても、動物パニックものとしても、すっごく未熟なのだ。イナカの町の病院で、そんなに簡単に新たな抗体なんか作れるわけがないぢゃん。
軍が介入してくる軍事ものとしてもダメだねぇ。だって、爆撃しに飛んで来る爆撃機がステルス機なんだもの。いくら極秘の隠蔽活動だとしても、あんな小回りもきかず、マッハもでない鈍速で、燃費の悪いステルス機なんか絶対に使わんよ。そのような用途にステルスである意味がないっちゅぅに。F-16を飛ばして速攻でドカンとやれよなぁ。投下する爆弾を「核爆弾」と名言せずにいるストーリー、なんなんだこれ?
で、邦題の副題「地図から消された町」ってのは嘘。あの町は地図から消えていないも~ん。
映画「ホットゾーン 地図から消された町」
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2801
1990年、カリフォルニア州にある軍の研究施設にテロリストが侵入して爆破。その施設では、軍がヘビを使って細菌兵器を研究していたのだ。そのヘビが爆破のドサクサで大量に逃げてしまった。
それから10年後、地震が多発するカリフォルニア州。地下でひっそりと生息していた感染ヘビたちが、地震の影響で地上に現われ、イナカ町の町民たちを次々に襲う。未知の感染症に町民たちは次々に死亡。事態を解決しようとするヘニング医師が主人公だ。細菌兵器のことを極秘にしていた軍が町を封鎖し、報道管制を行ない、遂には町ごと吹き飛ばして隠蔽しようとする計画が持ち上がる。ヘニングはヘビからの感染である事をつきとめ、ヘビから抗体を作ろうとするが、そんな時に爆撃機が離陸して・・・。
随分と安易に作っちゃった映画だなぁ。感染もの映画と、動物パニックもの映画を安易にミックスしちゃった。そんなものだから、感染ものとしても、動物パニックものとしても、すっごく未熟なのだ。イナカの町の病院で、そんなに簡単に新たな抗体なんか作れるわけがないぢゃん。
軍が介入してくる軍事ものとしてもダメだねぇ。だって、爆撃しに飛んで来る爆撃機がステルス機なんだもの。いくら極秘の隠蔽活動だとしても、あんな小回りもきかず、マッハもでない鈍速で、燃費の悪いステルス機なんか絶対に使わんよ。そのような用途にステルスである意味がないっちゅぅに。F-16を飛ばして速攻でドカンとやれよなぁ。投下する爆弾を「核爆弾」と名言せずにいるストーリー、なんなんだこれ?
で、邦題の副題「地図から消された町」ってのは嘘。あの町は地図から消えていないも~ん。
映画「ホットゾーン 地図から消された町」
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2801
映画嫌い (401)
2009年3月21日 映画本日のクソ映画は2008年の米国映画「トワイライト 初恋 (Twilight)」である。この映画は来月の4日から日本で劇場公開されるらしい。ってことで、今後、この映画を見る予定の人は以下を読まないこと。
主人公は女子高生のイザベラ・スワン、通称ベラだ。ベラはアリゾナ州で母親と暮らしていたが、母親が再婚して長旅に出ることになったので、離婚してひとり暮らしをしている父親の元に行って、そこの高校に転校し、新たな生活を始めることにした。父はワシントン州の山の麓の小さな町・フォークスで警官をしている。
その町、フォークスではカーライル・カレン医師とその妻、そして5人の養子が暮らしていた。ベラの転校した高校にはその5人の養子たちも通っていたのだが、彼らは人を避け、高校で友人を作らず、5人だけのグループで排他的な学生生活をしていた。その異様な雰囲気から、他の生徒たちからも彼らは一目置かれていたのだ。ベラは5人の中のひとり、エドワード・カレンという男に興味を持つ。めちゃくちゃ暗くて陰気そうな男に見えたが、生物の授業で偶然と隣の席になり、ベラとエドワードは打ち解けて、その後に互いに思いを寄せるのであった。
ところが、エドワードの奇妙なところにベラが気が付いてしまったのだ。晴天の時には高校にやってこなかったり、目の色が変わったり、体温が極端に低くかったり・・・。ある時、暴走車がベラの方に突進して来ると、エドワードは驚異的なスピードでベラのところに駆け寄って、片手で車を止めてベラを救ったのだ。この状況に納得できないベラはエドワードに詰め寄る。すると、エドワードは、自分たちカレン一家がヴァンパイアである事を告白したのだ。今は人間を襲う事をせずに、山の中の野生の動物を襲っていると言う。その事にベラはショックを受けるが、現実と受け止めて、ベラはエドワードとの親密な交際を行ない、カレン一家の住んでいる山の中の屋敷にもベラは招待されるのだった。
その頃、その町では不審な事件が連続発生していた。町民が襲われて惨殺されているのだ。警官であるベラの父はその事件を調査するが、検死を担当したカーライル・カレン医師によると、山に住む野生の動物に襲われた・・・との事だ。しかし、実際には、それらの殺人事件は、カレン一家とは別の、放浪ヴァンパイアたちによる人間狩りだったのだ。放浪ヴァンパイアは特殊な血の臭いを持つベラを狙ってくる。カレン一家の7人は力を合わせてベラを守ろうとする。ヴァンパイア対ヴァンパイアの戦いが・・・。
この映画に関する予備知識がな~んにもない状態で見たので、高校を舞台とする甘~い青春ラブストーリーか?と思って前半部を見ていた。ところが、エドワードがヴァンパイアだってことで、そのアホらしさから私は椅子からズリ落ちてしまったぞ。おぃおぃ、今どきヴァンパイアかよ? ってことで、人間とヴァンパイアとの異人種間、英語で言う「インターレイシァル」の禁断の恋物語りと化して暴走しちゃうのである。更には、放浪ヴァンパイアからベラを守るカレン一家という、ヴァンパイア対ヴァンパイアに暴走しちゃって、私は再度、椅子からズリ落ちてしまった。めちゃくちゃくだらないシチュエイションである。真面目に見ているのがアホらしい。全然、エドワードに魅力がなくて、なんでこんな男にベラが?と疑問だらけだ。顔はまるでセサミストリートだなぁ。ベラだって全然魅力的じゃないしなぁ。エドワードはベラの血の臭いだけでホレちゃったんかい? カレン一家の中のアリスとベラの配役を入れ替えたほうが良かっただろうにねぇ。
カーライル・カレン医師が、一瞬、デイヴ・スペクターに見えてしまったのは私だけであるまい。
それにしてもカレン一家の野球大会、あれは悲しくなるほどくだらないねぇ。
映画「トワイライト 初恋」
http://twilight.kadokawa-ent.jp/top.html
映画嫌い (400)
2009年3月19日 映画
本日のクソ映画は2008年の米国映画「イエスマン "YES"は人生のパスワード (Yes Man)」である。主演の怪優・ジム・キャリーが毎度毎度の怪演を見せているドタバタ系コメディだ。この映画は今週の週末から日本で劇場公開されるらしい。今後、この映画を見る予定の人は以下を読まないこと。
主人公のカールはローン会社に勤務するサラリーマン。彼は周りの人とちょっと距離を置くタイプの人間だ。それが災いして、仕事もうまくいかず、友人との人間関係も良好ではないし、妻にも逃げられてしまった。
そんな時、カールは旧友のニックと偶然と再会し、ニックの勧めで自己啓発セミナー「YES!」のイベントに参加してみるのだった。すると教祖が講演中にカールに詰め寄ってきて、今後にどんな要求に対しても「YES!」と答える事を宣誓させられてしまう。何にでも「YES!」と答えると人生は良くなると教祖は主張するのだ。イベント会場を出たカールは「No!」と断わる事ができなくなり、あらゆる要求や勧誘に「YES!」と答えるのだった。ホームレスの男の要求に「YES!」と言って車で送り、金まで渡してしまう。ペルシャ人女性との出会い系のサイトの勧誘に「YES!」と登録し、韓国語教室の勧誘に「YES!」と受講し、コスプレ・パーティに「YES!」と参加し、同じアパートに暮らす老女の誘いに「YES!」と言ってカラダを許してしまう。仕事のローンの審査にもすべて「YES!」と審査をパスさせてしまうのだった。すると、本当に彼の人生が良い方向に向かってきたのだ。アリスンという女性と知り合ってラブラブになり、職場では昇格・昇給し、友人たちとの関係も良いものになった。ところが・・・。
ペルシャ人、韓国語などを伏線のお笑いネタに持ってきたりして、最近に見たコメディの中では面白いほうだと思う。しかし、ジム・キャリーの演技が毎度毎度のアレなのだ。彼のあの演技とキャラそのもので笑いを取ろうとしている部分が多過ぎで、私は生理的にこの人の演技がダメだから、見ているとウンザリしてきちゃった。だから、別のタイプの男優に主演させたほうが絶対に良かっただろうと思ってしまう。
カールが国家反逆容疑で拘束されちゃった後のストーリーの平坦さもダメだなぁ。結局はアリスンとの恋のサクセス・ストーリーになっちゃって、そ~いうありきたりのものにするってのは何なんだぁ?
脇役の男、リーの顔を見て、林家正蔵(旧・こぶ平)を思い出してしまったのは私だけであるまい。(この人、韓国系じゃなくて、本当は日系人らしい)
映画「イエスマン "YES"は人生のパスワード」
http://wwws.warnerbros.co.jp/yesman/
主人公のカールはローン会社に勤務するサラリーマン。彼は周りの人とちょっと距離を置くタイプの人間だ。それが災いして、仕事もうまくいかず、友人との人間関係も良好ではないし、妻にも逃げられてしまった。
そんな時、カールは旧友のニックと偶然と再会し、ニックの勧めで自己啓発セミナー「YES!」のイベントに参加してみるのだった。すると教祖が講演中にカールに詰め寄ってきて、今後にどんな要求に対しても「YES!」と答える事を宣誓させられてしまう。何にでも「YES!」と答えると人生は良くなると教祖は主張するのだ。イベント会場を出たカールは「No!」と断わる事ができなくなり、あらゆる要求や勧誘に「YES!」と答えるのだった。ホームレスの男の要求に「YES!」と言って車で送り、金まで渡してしまう。ペルシャ人女性との出会い系のサイトの勧誘に「YES!」と登録し、韓国語教室の勧誘に「YES!」と受講し、コスプレ・パーティに「YES!」と参加し、同じアパートに暮らす老女の誘いに「YES!」と言ってカラダを許してしまう。仕事のローンの審査にもすべて「YES!」と審査をパスさせてしまうのだった。すると、本当に彼の人生が良い方向に向かってきたのだ。アリスンという女性と知り合ってラブラブになり、職場では昇格・昇給し、友人たちとの関係も良いものになった。ところが・・・。
ペルシャ人、韓国語などを伏線のお笑いネタに持ってきたりして、最近に見たコメディの中では面白いほうだと思う。しかし、ジム・キャリーの演技が毎度毎度のアレなのだ。彼のあの演技とキャラそのもので笑いを取ろうとしている部分が多過ぎで、私は生理的にこの人の演技がダメだから、見ているとウンザリしてきちゃった。だから、別のタイプの男優に主演させたほうが絶対に良かっただろうと思ってしまう。
カールが国家反逆容疑で拘束されちゃった後のストーリーの平坦さもダメだなぁ。結局はアリスンとの恋のサクセス・ストーリーになっちゃって、そ~いうありきたりのものにするってのは何なんだぁ?
脇役の男、リーの顔を見て、林家正蔵(旧・こぶ平)を思い出してしまったのは私だけであるまい。(この人、韓国系じゃなくて、本当は日系人らしい)
映画「イエスマン "YES"は人生のパスワード」
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映画嫌い (399)
2009年3月18日 映画本日のクソ映画は2007年の米国映画「タラデガ・ナイト オーバルの狼 (Talladega Night)」である。カー・レースのコメディだ。
リッキー・ボビーは超人気カー・レーサーだ。次々とレースに優勝し、専門誌の表紙を飾り、多数のCMにも出演している。ところが、リッキーに強力なライバルが出現し、リッキーに挑戦してきた。ゲイのフランス人、ジャン・ジラールだ。そして、リッキーはレースでジャンに破れ、更には妻を親友のキャル・ノートンに奪われ、精神的にもおかしくなり、レース界から自然消滅してしまうのだった。ピザの宅配に転身した彼の前に現われたのは、失踪していた父親だった。元・レーサーの父のスパルタ指導によりリッキーは挫折から立ち直り、カー・レースに復帰するが・・・。
ナンセンスで下品な会話をメインにしたコメディだ。上記のようなストーリーがあっても、まるでストーリーがないのに等しい。そのコメディのセンスがすごく悪いのだ。この手の米国コメディ映画のダメな部分を集めたような映画になっちゃっている。全然おもしろくない。笑える部分が何ひとつない。寒い。役者と撮影関係者だけがノリノリで作ったんだろうねぇ。そ~いう悲しい映画だったのさ。
映画「タラデガ・ナイト オーバルの狼」
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id327699/