札幌ラーメン嫌い 「拉麺 鴇の巣」
2008年8月4日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「拉麺 鴇の巣」
「鴇」は「トキ」と読む。札幌のススキノから駅前通りを中島公園方面へ歩いていくと、飲み屋が少なくなってきたあたりの右側にある店だ。住所では札幌市中央区南8条西4丁目である。駐車場の一角にある小さな店だ。男がひとりでラーメンを作っているのが通りから見えた。
店内に入って、この店のオススメは何かきいてみると、その男は塩ラーメンだと言う。塩ラーメンは食べる気しないなぁと思っていると、醤油ラーメンもおすすめだと言う。私は醤油ラーメンが嫌いだからギャラが出たとしても絶対に食べない。帰ろうかなぁ・・・と思ったが、味噌ラーメンがオススメではないラーメン屋が作る味噌ラーメンっていったいどんな味なんだぁ?と、私の悪趣味センサーがピロリロリン!と鳴ったので、帰るのをやめて、味噌ラーメンを注文してみた。味噌ラーメンは770円だ。塩、醤油は720円なのにそれより50円高い。オススメじゃないから高いってわけではないだろうが、これは素直には納得のできない値段だな。そして、密かに私は男が調理している1つ1つの動作をチェックしながら、注文した味噌ラーメンが出てくるのを待った。
出てきたラーメンはやけに熱い。高温の油のせいだろう。スープはかなり油っぽい。油ギトギトでカロリーたっぷりだな。味はそれほど悪くはないが、おいしいとまでは言えない。モヤシなどの具は良いけれど、わずかに入っているデキソコナイのチャーシューはいただけない。こんなまずいチャーシューは初めての経験だ。乾燥した厚めのポークジャーキーをスープで少々ふやかしたようなやつなのだ。これは醜悪だな。また、やや固めの麺は良いんだけれど、麺を茹で上げた後の湯の切り方が不十分だから、それが味にマイナスとなって出てきちゃっているのだ。遠心力を使って、湯はおもいっきり切れよ。結果的には、またこの味が食べたいとは全く思えなかった。
更には、決定的な大問題点があったのだ。男が調理中に、他の客が料金を支払おうとした時である。男は調理を中断して、料金の紙幣や硬貨を受取り、それをレジの中に入れる。そして、レジの中からおつりを出して客に渡す。そこまでは問題はないんだけれど、問題はその後だ。男は紙幣や硬貨を触ったその手を洗うこともなく、調理を続けているのだ。汚染されたその右手の素手で具を握ってラーメンの上に盛り付けていた。おいおい汚い紙幣や硬貨を触ったその手で食べ物に触るなよ。こんなラーメンを食べさせられちゃ、いつ病気になっても不思議はないな。非衛生的ったらありゃしない。エタノールで消毒するまでもないが、石鹸と流水でしっかり手を洗え。こいつ、ちゃんと調理師免許を持ってるのか? 私が食べるラーメンを作っている時には客が支払いをしているシーンがなかったので、汚い手でラーメンを作っているとは知らなかった。だから私は全部食べてしまったじゃないか。食べた後になってその様子を見かけて、私は吐き気がしてきたぞ。
それともう1つの問題は奴の接客の態度だ。おもてなしのハートがまるでないな。一度、プロの接客指導員の講習を受けてみるがいい。プロの接客をナメるなよ。
ってことで、評価は100点満点中、0点だ。失格。
非衛生かつ接客ダメ。論外な店である。私は絶対にもうこの店では食べないな。最低だ! 下には下があるんだな。
私の認定する「三大極悪ラーメン店 in 札幌」にチャート・インだ。今現在の三大極悪ラーメン店は、「味の三平」、「一国堂」、そして「鴇の巣」である。
拉麺 鴇の巣
http://www.bfh.jp/theme/theme_searchdetail/80001035/
札幌ラーメン嫌い 「らー麺 ばり屋」
2008年8月1日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「らー麺 ばり屋」
札幌市内にいくつかの店舗がある店だ。千歳空港にもこの店の支店がある。私が行ったのは札幌市中央区北1条東3丁目にある「総本店」だ。「サッポロ・ファクトリー」のすぐ近くにある。
夜の遅い時間に行ったところ、客の吸っているタバコの煙で店内がモクモクとしていて、まるで居酒屋のような状態になっていた。肺ガンにされてしまいそうなその店内に入って、禁煙席はないのかと店員にきいてみたところ、「ありません」と言う。おいおい、何年も前に健康増進法ってのが成立して、飲食店での分煙化は義務とされているのに、この店は法律を無視する違法店かよ? どうしょうもない店である。このクソ店舗ではいったいどんなクソ・ラーメンを出すのか?と気になったので、店を出ないで、「特製野菜ラーメン」の「味噌あじ」を注文してみた。850円である。
出てきたラーメンは、ほんと、ど〜しょうもないクソ・ラーメンだったのだ。これのいったいどこが「特製」なんだ?と思うほどレベルが低い。野菜ラーメンのくせに、690円の普通の「味噌ラーメン」より野菜の量が格段と多くなっているわけでもない。若干のヤングコーンとか、キクラゲ、白菜、人参が入っているくらいなのだ。チャーシューは入っていなくて、その代わりに入っているのが安っぽい豚のバラ肉だもの、すっごく貧乏くさい。2個のウズラのゆで卵がぜんぜんスープにマッチしていないし、スープの味も物足りないなぁ。作り方がザツなんだよ、これ。基本がなっちゃいないな。大雑把すぎ。
最も問題なのは麺だろう。この独特の風味のある麺は「さがみ屋製麺」の製造している麺だな。その麺の強いカンスイの風味が私は嫌いなのだ。麺がカンスイの香りを主張してもしょうがないだろ。そのままカンスイの風味を出したままのラーメンがこの店の味になっちゃっているのだ。この味はイヤだな。もうこの店に行く事はないだろう。
ってことで、評価は100点満点中、3点。失格。
「総本店」でこんな味なんだから、他の店舗での味ってこれ以下なんだろうか? こんな味で商売が成り立っているとはすごいなぁ・・・。
らー麺 ばり屋 総本店
http://ramen.gnavi.co.jp/shop/jp/h057400n.htm
http://members.jcom.home.ne.jp/ra-fan/hyoka-s-bariya.htm
http://gourmet.livedoor.com/restaurant/50132/
http://r.tabelog.com/hokkaido/rstdtl/1002547/
さがみ屋製麺
http://www.sagamiya.co.jp
テーブルの上にガラスのコップが置いてあって、セルフサービスでそれで水を飲むようになっているんだけど、そのコップの洗い方がめちゃくちゃ悪いのも問題だ。あまりにも汚くて、そのコップで水を飲む気になれないぞ。そんなザツなコップの洗い方が、この店のザツなラーメンの作り方を象徴しているよなぁ。店内のあちこちにもそのザツさが垣間見られるもの。経営者の性格なんだろうか?
札幌ラーメン嫌い 「らーめん ひなた」
2008年7月31日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「らーめん ひなた」
我が家の近くにあるラーメン屋だ。住所は札幌市南区澄川5条4丁目。休日の夕方の夕食の時間帯に行ってみたところ、家族連れの客で満席だった。ファミレス気分でやって来ているんだろう。概観は小料理屋っぽいぞ。そんなに人気のあるラーメン屋だったんだ・・・と味に期待しながら、注文した味噌ラーメンができあがるのを待つ。
味噌ラーメンは700円だったかな。地味な男性2人が地味に共同作業をしながらラーメンを作っているのがカウンターから見える。おかしいくらいひょうひょうとしている。その作業を見ていると、この2人、ベッドの上ではどちらが女役になって共同作業をするのだろうか?と良からぬ想像をしてしまう、そんな雰囲気が漂ってくると思うのは私だけであるまい。
それで、出てきた期待のラーメンであるが、これがすごく地味で期待はずれなのだった。作っている2人の男の地味な姿がそれを象徴しているのがやけにおかしいぞ。地味でこれと言う特徴がないのがイヤだな。味噌ラーメンってのは、あっさりした味噌風味の好きな人もいれば、私のように濃厚でディープな味が好きな人もいるんだけれど、この中途半端な味はあっさり派にもディープ派にもアピールしないだろう。カレー屋に行って中辛のやつが出てきてガッカリした激辛ファンの気持ちだな。入っていたチャーシューを食べたところ、そこだけ味がディープなのだ。それなりにチャーシューはうまい。うぅ〜ん、チャーシューがこれだけできるワザを持っているのなら、なんで味噌スープにもそのワザを使わないのだ?と思ってしまった。結局のところ、私はこの味噌ラーメンには納得できなかったぞ。あまりにも地味だから食べた気分がしてこない。もうこの店に行く事はないだろう。
ってことで、評価は100点満点中、15点。失格。
らーめん ひなた
http://r.tabelog.com/hokkaido/rstdtl/1000721/
「らーめん ひなた」のヴィジッティング・カードの表と裏がこれ
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/hinata.gif
札幌ラーメン嫌い 「極(きわみ)」
2008年7月27日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「極(きわみ)」
以前に「極(きわめ)」というまずいラーメン店のことをここに書いたが、それとは無関係の店である。名前がまぎらわしい。こっちの「極(きわみ)」は札幌の西岡にある小さな店だ。
750円の味噌ラーメンを注文してみた。塩ラーメンも醤油ラーメンも700円なのに、味噌ラーメンがそれより高い750円とはちょっとだけ納得がいかないな。あまり期待していなかったが、出てきたラーメンは意外とうまいのである。白ゴマ、黒ゴマがスープに浮いているやつで、ゴマの風味が強い。私の好みの濃厚で味噌の臭みのあるスープではないけれど、このような味も私は好きだな。試行錯誤して微妙な味の出し方に成功したという苦労の軌跡が感じられる味だ。食べていくうちに、じわじわとその完成度は高さが伝わってきたのだ。麺が札幌ラーメンとしてよく使われている黄色いちじれ麺の「菊水」や「西岡」の製麺ではなく、色がそれほど黄色くなくて、腰が強い。この麺をどう評価するかだろう。ちょっとだけ粉っぽくて、もちもちしていないこの麺の食感に、はじめのうちは私は戸惑ったが、食べていくうちに、このスープにはこの麺が最もマッチしているということが理解できた。「菊水」や「西岡」の麺は確かにおいしいが、あの麺ではこの味のスープを引き立たせられないだろう。麺の選択に関しても、多分、いろいろと試行錯誤して、この麺が最適であるという結果に至ったのだろう。この料理人、やるなぁ。「極(きわめ)」とは雲泥の差の「極(きわみ)」、いいぞ!
ってことで、評価は100点満点中、80点。合格。
マイナスの要因は2つ。まず、暑い日に行ったからかも知れないが、店内が異様に暑いのが問題だ。小さな店だから、麺を茹でる熱湯の熱気がカウンターのこちらまでも伝わってきて、かなり蒸し暑かったのだ。もうひとつの問題点は、大きな音量でのラジオの音が聞こえてきて、その割れた音が不快なのだ。しゃれたBGMなど必要としないけれど、あの耳障りな音はやめてほしいな。どちらも味には関係ないことだが、快適にその味を味わう為の環境として、改善を求めたい。
「極(きわみ)」
http://www.sapporo-web.com/kiwami/
http://r.tabelog.com/hokkaido/rstdtl/1002741/
http://jovanniblog.blog114.fc2.com/blog-entry-408.html
http://ameblo.jp/umainoka/entry-10039280744.html
「極(きわみ)」のヴィジッティング・カードの表と裏がこれ
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/kiwami.gif
札幌ってあまり知られていないラーメン屋にの中に、このようなおいしい店が隠れているのがすごいところだろうな。このまま、支店やチェーン店を出さずに、今の場所でひっそりとうまいラーメンを続けてもらいたいものである。
札幌ラーメン嫌い 「さんぱち」
2008年7月26日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「さんぱち」
札幌市内にいくつかのチェーン店がある。中国でも店舗を見かけたことがったなぁ。あの中国の店舗って正規の支店なのか、中国人によるバッタものなのか知らない。その後、札幌市内での店舗の数が減少して、私の住んでいる札幌南区澄川にあった店舗が閉鎖されてしまい、ススキノにあった店舗も今はない。業績不振とか何らかの理由があったのかな? そんなわけで、自宅の近くに店舗がないし、ススキノにも店舗がないから、「さんぱち」でラーメンを食べる機会が私には全くなくなってしまったのである。もう5年以上も「さんぱち」のラーメンは食べていないなぁ・・・と思いながら散歩していると、偶然と「さんぱち」を発見したのである。場所は私の住む澄川の隣にある西岡だ。へぇ、ここに「さんぱち」があったのか。ってことで、さっそくその店に入ってみた。
基本的なメニューは以前とは変わっていないんだけれど、創作冷麺などの新しいメニューが加わっていた。それらの新しいメニューには魅力を感じなかったので、オーソドックスに「野菜ラーメン」の「味噌あじ」を注文してみた。「野菜ラーメン」は850円で、スープの味を「味噌」、「塩」、「醤油」の中から選べるのだ。私の注文した「野菜ラーメン」の「味噌あじ」ってのは、早い話、「味噌ラーメンの野菜大盛り版」なのである。この店の味噌ラーメンは700円で、それに150円プラスで野菜大盛りってな感覚である。
久々に食べる「さんぱち」のラーメン、懐かしい味だ。この味はうまいと思う。麺も良いし、味噌スープの味も私の好みだ。具の内容も量も良い。かなりボリュームがあって、一杯食べ終わった後の満足感も高い。普通の味噌ラーメンでも結構なボリュームであるのに、それに野菜の大盛りだから、満腹になる。これじゃ、別売のライスを注文してもおなかいっぱいでライスまで食べられないだろうな。いいぞ、「さんぱち」!
評価は100点満点中、85点。合格。
おいしい。味には文句は何もないんだけれど、両手放しの評価をできない。なぜに満点じゃないかと言うと、澄川にも、ススキノにも、札幌の中心街にも店舗がないので、私が気軽に食べられないという地理的な悪条件がひとつだ。それともうひとつは、会計時に配布されるアイスキャンディだ。何のつもりでアイスキャンディをくれるのか理解できない。ラーメンを食べた後のデザートとしては、あの味はマッチしていないんだもの。せっかくのうまいラーメンの味もこれてブチ壊しになっちゃう。あのアイスキャンディの価格は、大量仕入れで単価は10円くらいだろうか? 中国産だとしたらもっと安いだろうな。そんなアイスキャンディなんかいらないから、そのぶん、ラーメンの価格を下げるべきだろ。アイスキャンディを廃止して、すべてのラーメンの価格を10円下げる、それを私は提言する。
「さんぱち」
http://www.sanpachi.co.jp/
映画嫌い (290)
2008年7月25日本日のクソ映画は2008年の米国映画「スターシップ・トゥルーパーズ 3 (Starship Troopers 3 - Marauder)」だ。シリーズ3作目でこれが最終作らしい。1作目も2作目も見たよ。黄色と黒とのシマシマの大きなカマキリみたいな宇宙昆虫・アーチ−(通称・バグ)がウジャウジャと出てきて、それと戦う海兵隊っぽい地球連邦軍のアレを。かなり稚拙だったよなぁ。2作目でこじんまりしちゃって、大幅にスケール・ダウンしたのが哀れだったよなぁ。今回の3作目は、ストーリーとしては1作目も2作目も関係がない、独立したストーリーだ。バグとの宇宙戦争をする地球連邦軍という背景が同じなだけで、前作の続きってわけではない。
この映画もそろそろ日本で劇場公開だったっけ? 今後、この映画を見る予定の人は、以下を読んではいけない。
惑星・ロクサン。農耕の惑星として人類が移住していたけれど、その惑星にもバグたちがやってきて攻撃を始めた。ロクサンにある地球連邦軍の基地の兵士たちは、ジョン・リコ大佐の指揮でバグたちと交戦し、農民たちの保護をしていた。リコ大佐は以前に惑星Pでの戦闘で大勝利した功績のあるヒーローだ。
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ロクサンの基地の外には電磁バリアが張られているので、攻めてくるバグたちは基地の中には入りこめないようになっていた。
地球連邦軍のトップにいるのはオマル・アノキ元帥だ。
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彼は超能力を持ち(おいおい)、シンガーとしても活躍し(あのなぁ)、地球連邦軍の顔として活躍している人物である。軍部は厳しく社会統制をし、信仰や言論の自由もなく、反戦活動者は逮捕されて絞首刑にされてしまう時代になっていた。
以上が前置き。
ある時、アノキ元帥ら連邦軍の幹部が、突然とロクサンの基地を視察にやってきた。アノキ元帥に同行してやってきたディックス・ハウザー将軍は、かつてリコ大佐の同僚だった男だ。
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視察用の宇宙船を操縦していたのは女性船長のローラ・ベックだ。
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ところが、元帥と将軍が基地内を視察している時、急に停電が発生し、電磁バリアが機能停止してしまう。すると、基地の外にいた大量のバグたちが基地内に入り込み、人間を襲ってくる。
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リコ大佐とハウザー将軍は基地内の兵士を率いて応戦するが、基地は壊滅状態になる。
アノキ元帥、ベック船長らは宇宙船に乗り込んで基地から脱出し、母船に戻るが、母船が帰還する途中で事故が発生し、緊急脱出用の小型船に乗ったアノキ元帥、ベック船長ら計6人は未知の惑星に不時着する。その惑星は砂漠状態で、バグたちの影が。
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6人は安全な地を求めて砂漠を歩き続けるが、バグたちが現われ、1人、また1人と殺されていく。
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一方、地球連邦軍の指令部では、アノキ元帥たちの不時着した惑星からの救難信号をキャッチしていたが、その情報は何者かによって握り潰されていたのだった。救難信号が隠蔽されているという事実を知ったハウザー将軍は「地球連邦軍はアノキ元帥らを救出しないのか?」と不信に思い、極秘に救出作戦を立てる。その作戦とは、開発が完了したばかりの最新式のロボット兵器「マローダー」に乗り込み、バグたちをやっつけながらアノキ元帥らを救出するというものだ。ハウザー将軍はその作戦の実行をリコ大佐に指示するのだった。マローダーに乗り込むリコ大佐ら7名の先鋭兵士たちは救難信号の出ている惑星に向かって飛び立つ。
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ところが、その直後にハウザー将軍はフィッド提督によって拘束されてしまう。フィッド提督は次期元帥と思われているナンバー2の人物だ。
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リコ大佐のマローダー部隊はアノキ元帥らを救出できるのか?
拘束されたハウザー将軍の運命は?
フィッド提督の狙いとは?
アノキ元帥の狙いとは?
はい、今回も稚拙。バカバカしい。幼稚な軍隊ごっこにしか見えてこないのである。結局はフィッド提督は元帥の地位を狙っての陰謀を企てていたんじゃないって事も明らかになり、それでもマローダーの救出作戦は実行されたり、軍隊の規律がどうの・・・ってな話もあったり、と、なんだかすごい散漫な映画になっている。いろいろと詰め込んでいて、ストーリーがはちゃめちゃなのだ。戦争の悲惨さとか、軍事政権の非道さってような物を見せておきながらも、それでいて反戦の主張すらないのが情けないぞ。この映画を作った連中は、第二次世界大戦中の日本のような国家を理想としているか?とさえ思えててくるんだもの。
砂漠の惑星の後半のシーンでは宗教論議になって、最後には無神論者のベック船長が突如として宗教に目覚めるってのもめちゃくちゃだよなぁ。
「マローダー」っていうロボットもバカバカしい。子供騙しだ。まるでガンダムじゃん。モビルスーツかよ? マローダーがサブタイトルにもなっているくせに、マローダーがバグたちと戦闘するシーンは、この映画の中でたったの3分しかないんだよ。メインであるべきものが、メインになっていないんだもの、めちゃくちゃ薄い映画だなぁ。まるで企画倒れの三流ロボット映画だ。
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バグたちに向かってマシンガンを撃って攻撃してもそれほど効果がない(ホント、死なないんだよな)という事を、兵士たちは実体験として知っているはずなのに、マローダーの武器はマシンガンだ。ダ・ダ・ダ・ダと連射してバグたちと戦っているんだもの、アホくさぁ〜! これって今から何百年後の時代のストーリーってことになっているのか知らないけれど、宇宙の果てまで時空を超えた宇宙飛行をする技術までありながら、マシンガンでダ・ダ・ダ・ダってな古典的な攻撃ってありえないだろ。
それに、作り方が非常にザツで、うまくシーンがつながっていない部分がやけに多いのが気になった。たとえば、不時着した惑星で、6人の中の1人が死んでしまった直後のシーンで、砂漠を歩く人影を遠くから撮影している映像があるんだけれど、その人影の数が5じゃなくて6なのだ。おぃおぃ、ひとり多いじゃないか。そ〜いう矛盾に制作関係者は誰も気がつかなかったのかい?
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/st3_11.jpg
6人・・・って3の倍数だからじゃないけれど、こんなシーンを見せられちゃアホになっちゃうぞ。
で、結局この映画の主人公って誰なんだ?と考えてしまうほど、ストーリーがボケちゃっている。
リコ大佐が主人公ってこと? リコ大佐ってマローダーに搭乗するけれど、そんなにメインに活躍してないでしょ。主人公ってことには無理があるよ。
ベック船長が主人公? 不時着した惑星でのシーンではベック船長が主人公っぽい事になっているけれど、映画全体ではベック船長が主人公といえるほどのものではないよね? 惑星の砂漠の逃亡劇がメインになっているわけでもないしねえ。
ハウザー将軍? これにも無理があるよなぁ。
ってことで、主人公が誰なのかも明確じゃないボケた映画なのだ。そんなわけで、こんな映画は絶対に見るんじゃないよ。
映画「スターシップ・トゥルーパーズ 3」
http://starship3.jp/
マローダーに乗り込む7人が基地内に集まって、マローダーと神経接続するための手順として、全員が素っ裸になるシーンがあるんだけど、その7人の中の2人は女性で、勿論、その2人も全裸になっている。せっかくスッポンポンになって堂々と乳首まで見せているのに、彼女らの出演シーンはそこだけなのだ。なんだかかわいそうだなぁ・・・と思えたのは私だけであるまい。(余計なお世話だが、乳房の形はどちらの女性も良い。オッパイ出演専用の役者さんなのだろうか?)
ところで、英国のプログレ・ロック・バンド、イエス(Yes)が1971年に出したサード・アルバム "The Yes Album" の中に「スターシップ・トゥルーパー (Starship Trooper)」という曲がある。この映画の原作本に影響された曲らしいのだが、歌詞の内様は原作本とは無関係のように思える。結局、その曲は今までのこの映画の3作の中のどれにも使われることはなかったね。
イエス「スターシップ・トゥルーパー」
http://jp.youtube.com/watch?v=FBjShw1BaB0
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/StarshipTrooper.mp3
札幌ラーメン嫌い 「さっぽろ大心」
2008年7月24日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「さっぽろ大心」
この店も「札幌らーめん共和国」の中にある1軒だ。メニューを見て、培煎辛みそラーメン(850円)とライス(150円)を注文してみた。
この店ではまず始めに、全員にすりゴマ用の小さな器が出てきて、それで各自がゴマをするというシキタリになっているようだ。それをラーメンにかけて食べるのがこの店のルールなのだな。ってことで、注文した培煎辛みそラーメンにかけて食べてみた。
拍子抜けだ。これのいったいどこが「培煎」なのだ?ってな味だ。それに「辛みそラーメン」のくせに、辛くないのだ。オレンジ色のスープの見かけは辛そうなんだけれど、普通の味噌ラーメンをちょっとだけ辛くした程度だ。味噌ラーメンじゃなくて辛みそラーメンを注文したのに、この辛くなさってのはないだろ。こんなアホみたいな味のラーメンなんか出すなよ。辛みそラーメンを注文するってのは、「辛いものが食べたい!」という心の叫びだぞ。そのような客の心の叫びをこの店は理解できていないんだろう。それに、ラーメンにかけたゴマの味がスープとケンカしちゃっているのがバカだ。香ばしいゴマの味のほうがケンカに勝っていて、スープの味が死んぢゃっている。ゴマがマイナスにしか作用していないのだ。その上、スープに油が多過ぎ。油でギラギラしていて、めちゃくちゃ体に悪そうだな。麺を食べていると、唇にぬめぇ〜っと油がついてきて、気持ち悪くなってくる。このラーメンの油を摂取して体内に入ったカロリーを消費するのには、いったい何時間のマラソンが必要なのかね?
更には、ライスがおいしくないし、量も少ない。その盛り具合は、まるで小ライスだものな。
培煎辛みそラーメン(850円)とライス(150円)で合計1000円だ。あの味では1000円ぶんの満足感がちっとも得られない。すっごく損した気分にさせられた。もう二度とこの店には行くものか。お前ら、それでもプロのつもりか?
評価は100点満点中、2点。落第。早く「札幌らーめん共和国」から撤退しちまえ。このようなおいしくない店は早く淘汰されるべきだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/daishin.gif
さっぽろ大心
http://www.sapporo-esta.jp/ramen/shop/daishin.html
札幌らーめん共和国
http://www.sapporo-esta.jp/ramen/
映画嫌い (289)
2008年7月23日本日のクソ映画は2008年の米国映画「ハプニング (The Happening)」だ。「シックス・センス」で有名になったM.ナイト・シャマラン監督の新作ってことで話題になっている映画なんだけど、この監督の映画って、「シックス・センス」以外はトンデモないほどくだらないんだよなぁ。「ヴィレッジ」とか「サイン」とかね。今回もその手のくだらない作風の映画なんだろうなぁと思いながら、見ていたら、案の定、めちゃくちゃくだらない。この映画もそろそろ日本で劇場公開だったっけ? 今後、この映画を見る予定の人は、以下を読むべからず。
ある日の朝、突然とニューヨーク市内で大量の自殺者が出る。なぜに急に人々が自殺しちゃうのがわからない状況の中、何らかの生物兵器を使ったテロ攻撃があって、その生物兵器の作用により神経をやられて自殺してしまうのではないかという噂が流れるのだった。アメリカの東海岸で、自殺者多発地域が次々に拡大していく。
主人公は教師のエリオットだ。彼は妻のアロマ、そして友人(勤務している学校での同僚)の娘であるジェシカの2人を連れて、安全な地へ逃げようとする。その途中で、エリオットらのまわりの人間も次々と不可解な自殺をしてしまい、どうやらそれは植物の出している未知の毒素が原因じゃないのか?という推測を得るようになるのだった。エリオットは、更には、人間が集まっている所にだけその毒素がやってきて作用するのではないか?という推測もして、少人数のグループに別れて逃避すると大丈夫だと主張し、3人は徒歩で丘を越えて、誰もいない田舎町を逃げる。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/TheHappening.jpg
謎のこの現象の真相とは?
3人の逃亡劇の結末とは?
いゃぁ〜、ストーリーが全然膨らんでいないなぁ。ストーリーに矛盾も多いなぁ。結末もくだらないよなぁ。つかみどころがないんだよなぁ。エリオットとアロマの間の夫婦関係にちょっとした溝があって、この逃亡劇を通して夫婦関係が修復しちゃうという、ど〜でもいいような事をストーリーに絡めちゃっているのがイヤだなぁ。植物の出す「陸上版の赤潮」ってな毒素の作用ってナンセンスであるし、それが人間の団体にだけ作用するってのもアホらしい。現象が1日だけでおさまったことになっちゃって、ラストで急に三ヶ月後のシーンに飛んじゃうのもトホホだ。現象がおさまったかのように見せておいて、ラストシーンでまた現象が発生しちゃって、そこでストーリーがブッツリと終わっているのもアホらしい。作り方が幼稚なんだよ、この映画。
ってな事で、今後にこの映画を見ようと思っている人は、絶対に見るのはやめような。時間と金の無駄だぞ。あぁ、ホント、くだらない・・・。
映画「ハプニング」
http://movies.foxjapan.com/happening/
主演の男、どこかで見た事があるなぁ・・・と思いながら見ていて、しばらくして気がついた。この男、2001年の「猿の惑星 (ティム・バートン版)」、昨年の「ザ・シューター 極大射程」でも主演していたねぇ。
http://www.imdb.com/name/nm0000242/
奥さん役の人は「テラビシアに架ける橋」に出ていた人だね。
札幌ラーメン嫌い 「らーめん ふらん軒」
2008年7月22日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「らーめん ふらん軒」
南1条西5丁目のビルの地下1階にある、カウンターだけの小さな店だ。昨年にはこの場所に「番長」という名前のラーメン店があって、私はあの味が好きで何度も通ったことがあるんだけど、残念ながら、「番長」がいつの間にか閉店しちゃった。その場所にその後にオープンしたのが「ふらん軒」だ。別のラーメン店になっちゃったけれど、どんな味の店なのか気になったので訪問してみた。「番長」はオバチャンがひとりでやってた店だったけれど、「ふらん軒」はオッチャンがひとりでやっている店だった。店内は以前の「番長」の時と変わらない。改装ってものをしなかったのかな?
そして、毎度のように、味噌ラーメンを注文してみた。600円だ。街中の店でこの値段は安い。
で、食べてみたところ、この味、おいしくないとは言わないが、何かが足りないのだ。そこそこ良い味を出しているのに残念だな。スープはもっと濃いほうが良いだろうけれど、単に濃くしただけでも、何かが足りないと思ってしまうだろうな。何が足りないのか、その正解は私にもわからない。それでも、まずいハズレなラーメン店の多い札幌の中、この味はまあまあな方だと思う。ってことで、評価は45点。再試。
それにしても「ふらん軒」だなんて、くだらないその店名、どうにかせぇ〜よ。水色のノレンにはフランケンっぽいザツな絵も書いてある。
らーめん ふらん軒
http://www.ramen-franken.com/
http://www.sapporo-ramen.net/omise/furanken/
最近、突然と、この店が長期休業状態になっちゃった。その事を告げる貼り紙が店の入口にあったのだ。このまま潰れてしまうのか?
同じビルには牡蠣料理専門店があり、その店は私のおすすめである。店名は教えてあげない。
追記 (2008年8月12日)
ふらん軒の入っているビルの前を通りかかったので、その後、ふらん軒はどうなっているのだろうか?と思い、地下にあるその店の前まで行ってみたところ、ドアに閉店を告げる張り紙があった。
札幌ラーメン嫌い 「極(きわめ)」
2008年7月21日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「極(きわめ)」
南1条西7丁目のビルの1階にあるの店。電車通りに面していて、東急ハンズが近くにある。本店は苫小牧にあるようだ。メニューに「オススメ」と書かれていた「極(ゴク)味噌ラーメン」を注文してみた。750円だ。
これはおいしくない。なんだか水餃子っぽい独特の臭みが麺にあるのがイヤだな。それに、この麺はうまくスープの味に絡まないんだもの。まるでバリアでスープを防御しちゃっているみたいな麺だな。肝心の味噌スープもこれではダメだ。コクがない。味が弱すぎだ。油がたくさんでギトギトしていて、なんだか健康に悪そうに見えるのもイヤだな。角切りのチャーシューの味はまあまあ良いんだけれど、一方では、おろし生姜の味が全然スープにマッチしていない。こりゃダメだわ。またこのラーメンを食べたいという気にはなれない。だから、私がこの店を再度訪問することはないだろう。店内には「極めるとは一生の修行!」と自戒の言葉が書かれているんだけれど、こんな味じゃ、まだまだ修行が足りないぞ。修行の途中の中途半端な品で商売するってのはけしからん。何も極めていないのに「極」とは傲慢じゃないかね? ってことで、その自戒の言葉は空振りになっているという情けない店だった。
評価は20点。落第。苫小牧に帰って修行をやりなおせ。
極
http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000716794.html
札幌ラーメン嫌い 「かわなみ食堂」
2008年7月18日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「かわなみ食堂」
私の住んでいる札幌市南区澄川にある店だ。市営地下鉄「澄川」駅の裏にあるケーキ屋「ろまん亭」(おいしくて有名だよ)の隣にある店だ。私はここ澄川に住みはじめてかなりの年月が経過しているんだけれど、その店は私が住みはじめる前からそこあり、澄川のいろいろな店を経験している私も今までに一度も入ったことがなかった店なのだ。だって、なんだか入りにくい雰囲気の店なんだもの。店の前には公明党の掲示板があって、いかにも「創価学会の信者がやっている店ですよぉ〜」ってな主張を感じさせるんだもの。客に布教したりはしないだろうけれど、そ〜いうカルトにわざわざこちらから接触する必要もないだろうと思い、敬遠して今までに一度も入ったことがなかったのだ。外からは店内の様子が全く見えないので、どんな感じの店なのかわからないのも無気味に思えた。ところが、つい最近、この店を初体験しちゃった。なぜにこの店に行ったのか、特に理由はないんだけどね。
休日の夕方に行ってみたところ、他には誰も客がいなくて、閑古鳥状態だった。調理担当の婆さんがひとりで店をやっているのだ。80才くらいじゃないだろうか。L字型のカウンター席のみで、そのL字の中がまる見えの調理場になっている。外観で想像したより広い店なのが意外だった。古い雑誌に混じって、創価学会の機関誌が置いてあるのがイヤだなぁ。
で、味噌ラーメンを注文してみたのだ。人あたりの良さそうなその婆さんは、マイペースでラーメンを作っていく。ひとりごとを言ったり、鼻歌を歌ったりしながらだ。そして出てきた味噌ラーメン。うへぇ〜、こりゃ、あっさりしすぎ。この薄すぎる味噌スープ、私は絶対にダメだな。味噌の味はしているものの、薄い味噌汁の類なのだ。こんな味噌スープでは、どんな麺もマッチしないだろう。まずすぎ。顔をしかめながら食べている私の向こう側で、婆さんは鼻歌を歌いながら椅子に座ってギョーザを作っている。憎めない婆さんだ。しかし、食べているのがつらくなってきて、6割くらい食べたところでギブ・アップ。味噌ラーメン一杯が500円だ。札幌市内でラーメンが500円ってのは安い。しかし、あの味では逆に現金をもらったとしても二度と食べたくないぞ。
ってことで、評価は0点。一発で殿堂入りだな。
かわなみ食堂
http://www.sapporo-ramen.net/omise/kawanamisyokudou/
追記:
ちなみに、その後、この店舗に車が突っ込んで、入り口付近が大破しちゃいました。そして、修理改装の為にしばらく(約一ヶ月)の間、休業状態となり、その後に復活しています。
確かに新しくなったのですが、店舗の基本形状が同じなのでほとんど雰囲気は変わっていません。
札幌ラーメン嫌い 「山岡家」
2008年7月17日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「山岡家」
以前にこの店が狸小路4丁目にあった時は、店員の接客態度が最低だった。ラーメンを食べる以前の問題だったもの。その店舗は潰れてしまったけれど、狸小路1丁目の近くには店舗がある。接客態度の悪さは改善されたのかどうか知らない。ってことで、それとは別の「すすきの店」に行ってみた。そして780円の特製味噌ラーメンを注文。味噌ラーメンは680円で、「特製味噌」はそれより100円高い。どこがどのように「特製」なのか知らないが。
コクがあって、こってりとしていて、臭みのある味噌スープだ。これはうまいと思う。麺が太いぞ。その個性的な麺をどう評価するかだろうな。私はこの太麺は好きだ。もちもちした食感も良いし、味噌スープとの相性も良い。ボリューム感もあって、食後の満足感も高い。ただし、具が少ないのが残念だ。少々のチャーシューや、海苔、ネギが入っているものの、物足りないのだ。別売りのトッピングとして注文しなけりゃならないのは減点。ってことで、評価は70点。とりあえずは合格。
この店では接客態度には問題がなかった事を付け加えておく。
ただ、あの貧乏臭い券売機方式ってのはやめてほしいな。
山岡家
http://www.yamaokaya.com/index2.html
札幌ラーメン嫌い 「えん楽」
2008年7月16日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「えん楽」
この店も「札幌らーめん共和国」の中にある1軒。函館に本店のある店だ。「味噌の札幌」、「醤油の旭川」に対抗した第3勢力として、函館は塩ラーメンを名物ご当地ラーメンにしているようで、この店でも塩ラーメンが自慢のメニューらしい。ってことで、普段は塩ラーメンはあまり食べない(味噌ラーメンを食べるのが常で、時々はカレーや塩やトンコツも食べるが、醤油ラーメンは絶対に食べないのが私だ)けれど、自慢の味だってことで塩ラーメンってのを試しに注文してみた。価格は忘れた。700円くらいだったかな?
シンプルであっさりとした薄めのその塩味スープは、レンゲでひとくち飲んでみると、その時だけ「まあまあかなぁ」と思えた。しかし、食べていくと飽きてくる味なのだ。麺もダメだな。麺の味が悪い上に、麺が細すぎるのだ。あの塩味スープにこの麺は合わないぞ。細すぎるものだから麺のモチモチとした食感がないし、食後にも「おぉ!食べたぞぉ〜!」という満足感に似た達成感もない。細い麺だから、すぐに伸びてきちゃって、食べている途中でその歯ざわりに飽きてきちゃった。シンプルすぎる塩スープの味もこれじゃ、麺とのマイナスの相乗効果で途中で飽き飽きしてくるぞ。ラーメン一杯すら完食させるような説得力がない味なのだ。いやぁ、トンデモないラーメンだなぁ。私は半分まで食べてリタイア。2くち、3くち目までくらいは良いのだが、その後はとてもじゃないが食えたもんじゃない。シロートが作った塩ラーメンじゃないんだから、いい加減にせぇ〜よ! 評価は100点満点中、5点。落第。早く「札幌らーめん共和国」から撤退しちまえ。
札幌らーめん共和国
http://www.sapporo-esta.jp/ramen/
えん楽
http://hp1.cyberstation.ne.jp/enrak/index.html
ススキノの「ラーメン横丁」が衰退しちゃっているここ数年、札幌といえばラーメンってことで「札幌らーめん共和国」は観光地になっているけれど、「札幌らーめん共和国」にはホント、トンデモないラーメン屋が多いんだよなぁ。何年か前にここに出店していた「麺家 風」なんか最低の味のラーメン店だったもの。フレンチのシェフが作っているラーメンってのが売り文句だったようだが、めちゃくちゃおいしくない。あんなラーメンで商売しているフレンチのシェフってなんなんだぁ?と思わずにいられなかった。あの店が「札幌らーめん共和国」から撤退した後、あのシェフはいったいどこで何をしているんだろうね?
「札幌らーめん共和国」で最も痛い問題点は、どの店舗でもそうなんだが、飲料水がめちゃくちゃまずいのである。同じ水道水を使っていて、それを客に出しているから、どの店舗でもあのまずい味なんだろう。ラーメンを食べている途中であの水は飲めたもんじゃない。
どの店でも、あのまずい水を使って麺を茹でて、あのまずい水でスープを作っているのだろうねぇ。もしも、まともなおいしい水を使ったならば、もっとおいしくなる店も多んぢゃないのぉ?と思うのは私だけであるまい。札幌は一般の水道水がおいしいという事で有名なんだけれど(札幌の水道水のペットボトルのやつが売られているものねぇ)、「札幌らーめん共和国」の水があんなまずいのは、あのビルの配管などに何らかの問題でもあるのだろうか? ショッカーが水道水に異物を混入しているとか?
まずい水で思い出すのが、東京の江東区木場の一帯だ。東京の地下鉄東西線の「木場」駅あたりで降りて、その近辺で仕事をした経験があるんだけれど、あの一帯は水がめちゃくちゃまずい。飲食店に入って、出てきた水はまずくて飲めたもんじゃない。まるで透明なドブである。あの水で出したコーヒーも悶絶しそうなくらいまずくて、カレーだろうが、パスタだろうが、その味が抜けずにドブっぽい味がする。いや、私はドブを飲んだことがないので、実際のドブの味ってのがどんなのかは知らないが。
北海道内でまずいなぁと思った水は、稚内の水である。異様なほどカビっぽい味と香りがするのだ。こんなの飲み続けていると寿命が確実に短くなるのでは?ってな感じだ。
函館の北部にある桔梗っていう所の水もまずかったなぁ。ペンキの味がするんだもの。誰か上流でペンキを混ぜたぁ?って疑ってしまうような味だ。
札幌ラーメン嫌い 「味の大王」
2008年7月15日最近、私が札幌市内で食べてみたラーメンを評価してみた。
味の好みは人それぞれってことで、評価はあくまでも私の個人的な好みで決めている。
「味の大王」
JR札幌駅の隣にある「エスタ」の10階の、お馴染みの「札幌らーめん共和国」の中にある1軒だ。「味の大王」は苫小牧に本店があり、「元祖カレーラーメン」に人気のある店らしい。ってことで、カレーラーメンの辛口を注文してみた。750円だったかな?
コクのないこのカレーの味は好きではないな。それにカレーの味に麺がマッチしていない。麺とカレー味の汁が分離しちゃって、一体感がまるでないのだ。おいしくない。まるでシロートがその場の思いつきのレシピで作ったカレーラーメンである。カレーとしてもラーメンとしてもどちらも成立していないのだ。具も少な過ぎて貧乏臭い。「辛口」を注文したのに辛くないじゃないか。「中辛」程度の子供だましの味なのだ。「辛口」を注文するという客の行為は、それなりの辛さへの期待と覚悟があるものなのに、これじゃ全くの裏切り行為である。ったく情けない味だ。私なら自宅でこれよりも何倍もおいしいカレーラーメンを作る自信があるな。評価は100点満点中、10点。落第。早く「札幌らーめん共和国」から撤退しちまえ。
札幌らーめん共和国
http://www.sapporo-esta.jp/ramen/
味の大王
http://homepage2.nifty.com/daiou_souhonten/
ちなみに、「エスタ」とは、JR札幌駅の東隣にあるビルで、以前は「そごう」デパートの札幌店が入っていた所だ。「そごう」が潰れて、現在は「ビック・カメラ」や「アカチャン本舗」や「ユニクロ」が入っている。そのビルの10階がレストラン街になっていて、その片隅に「札幌らーめん共和国」というラーメン・コーナーができているのである。昭和30年代のようなレトロな装飾をしているのがダサい。古き良き昭和30年代ってな感じなんかじゃなくて、単に胡散臭いだけの内装だな、アレは。
そのラーメン・コーナーに、北海道内の各地から8つのラーメン店がここに小型の支店を出店しているのである。2004年10月にオープンし、数年または数カ月の不定期でローティションが発生して、ある程度の期間をここで営業していた店舗は閉店し、新たな他のラーメン店に交代するという形式をとっている。今までにここで営業していたことのあるラーメン店は18店。現在営業中の8店と合わせて全部で26店か。まぁまぁ、それなりに各店のバラエティのある味を経験できるのだが、結構、トンデモないラーメン店の割合が多いのも事実である。私は全26店の中、今までに19の店で食べた経験があるけれど、「おいしい!」と思ったラーメンは1つもない。実際に、「札幌らーめん共和国」にしても、ススキノの「ラーメン横丁」にしても、それは観光客向けであって、地元のラーメン好きは寄り付かなくて、リピーターもいないような所なんだよねぇ。地元の人間でも、私のような物好き・悪趣味な奴しか行かないよ。おいしいラーメンは絶対に食べられないとわかりきっているから。
以前に「札幌らーめん共和国」に出店していた「とらや食堂」(本店は遠軽)は、「偶然とドライブ中に前を通りかかったので、昼飯どきでもあるし、とりあえず何かを食べようと思って入ってみたイナカの食堂のラーメン」ってな感じで、あのレトロなイナカの雰囲気は良かったんだけ、味としては全然ダメだったもの。
現在、「札幌らーめん共和国」で配布されている店舗紹介のパンフレットがこれ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/ramen.gif
店舗が入れ替わるたびに、このパンフレットも作り直されている。
映画嫌い (288)
2008年7月14日本日のクソ映画は2008年の米国映画「ドラゴン・キングダム (The Forbidden Kingdom)」だ。ジャッキー・チェンとジェット・リーの2大スターの共演ってなことで話題になっているやつだ。この映画は日本でも来週の週末から劇場公開されるらしい。
米国人の少年、ジェイソンはカンフー・オタクだ。彼は不思議な棍棒を手にして、古代の中国へタイプスリップしてしまう。(うへぇ〜!)
実は、その不思議な棍棒とは、孫悟空の如意棒だったのである。(あのなぁ・・・)
悪の将軍・ジェイドの罠によって、孫悟空は石の中に封じ込められていたのだった。如意棒を手にした「導かれし者」が孫悟空を解放して、世界に平和をもたらすという。ジェイソンはその使命を果たす旅に出るのだった。ジェイソンの仲間となったのは、酔拳の達人のルー・ヤン、謎のカンフー僧侶、そして、ジェイドに恨みを持つ女戦士・スパロウだ。
そして・・・。
カンフー好きなアメリカの悪ガキども向けの、キテレツで幼稚なカンフー映画だ。アホ臭いだけのストーリーで、全然楽しめないのだ。酔拳の達人のルー・ヤンを演じているのがジャッキー・チェンで、謎のカンフー僧侶を演じているのがジェット・リーだ。だから何なんだよぉ?ってなキャスティングだな。タイムスリップってものを持ち出した無理矢理っぽい設定がナンセンスだ。そんな設定で現在の米国と昔の中国とのつなげているのが甘い。肝心のカンフー・シーンも中途半端であるし、ジャッキー・チェンの二役も生かしきれていない。ヘタクソな映画だよなぁ。ジャッキー・チェンの映画の面白くない部分と、ジェット・リーの映画の退屈な部分を合成したような映画なんだもの。
ってことで、こんな映画は見る価値なし。
映画「ドラゴン・キングダム」
http://dragon-kingdom.jp/index2.html
http://www.imdb.com/title/tt0865556/
納豆嫌い
2008年7月10日本日、7月10日は「納豆の日」だ。
海外の納豆の事情の詳細は以前に書いた通りだ。あの頃とは状況はそれほど変わっていない。箸の使い方がうまい外人さんが意外と多くなっているのに、納豆を食べることができる外人さんがいまだにほとんどいないのだ。
ゴロ合わせで7月10日が「納豆の日」ってことになっているが、本来は、納豆は冬の食べ物なのである。なぜに冬の食べ物かと言うと、製造するには、大豆を約40℃で発酵させた後、低温で熟成させる必要があるからである。昔は、納豆は冬に製造される、冬の季節ものだったわけだ。納豆汁は冬の季語になっている。
ちなみに、納豆といえば茨城県水戸市であるが、消費量の日本一は茨城県ではなくて秋田県である。秋田県を納豆の発祥地とする説もあり、秋田県横手市には「納豆発祥の地」の石碑がある。
その石碑の前で3人揃って納豆を食べているというバカな写真を取ったことがあるのは私だけであるまい。
映画嫌い (287)
2008年7月9日本日のカス映画は2008年のロシア映画「12人の怒れる男 (12 Angry Men)」だ。1957年の同名の米国映画をリメイクしたものである。この映画は日本でも来月あたりから劇場公開されるらしい。
個人的には「12人の怒れる男」の英語の原作本が懐かしい。私が大学1年生の時、大学の英語の講議でのテキストがこれの英語の原作本で、半年かけてひたすらこれを和訳して読んでいくってのがその講議だったのだ。単位認定の試験では、その本の感想を英語で書くというものだったなぁ。私はその感想文で、その本をめちゃくちゃ批判したっけ。だって、凄くバカらしいストーリーで、全然面白くないんだもの。
スラム出身の青年が父を殺したという容疑で逮捕され、裁判となった。米国での裁判は、一般市民の中から選ばれた12人の陪審員が全員一致の原則にて判決を下すというものだ。容疑者の青年にとっては不利な状況証拠があり、当初は11人の陪審員は容疑者を有罪だと思っていて、陪審員の中には早いとこ終わらせて仕事に戻りたいと思っている無関心派もいたりする。ところが、ひとりの陪審員が容疑者の犯行である事に懐疑的な意見を主張して孤立する。1対11だ。意見が対立しながらも、次第にその懐疑論に陪審員たちは同調していき、2対10、3対9、4対8、・・・となり、陪審員が最終的に下した判決とは・・・。
こんなストーリーなのだが、もぅ、できすぎな幼稚なストーリーがアホらしいのだ。ドラマティックな展開を読ませたいという作者の魂胆が見え見えで、そのヤラセっぽい展開に失笑だった。いかにも人為的に創作された安っぽい茶番なのである。
これが1957年に映画化されていたのは知っていたが、私はそれを見る機会がなかなかなくて、初めて見たのは大学を卒業した後だったなぁ。深夜にテレビで放送されていたやつだった。原作に忠実な映画だったけれど、みょ〜に暗くてイヤだったなぁ。懐疑論を主張するあの陪審員を救世主的なヒーローのように描写しているのにも嫌悪感があったしなぁ。原作が悪いものだから、勿論、その映画も面白くないのだ。
米国の陪審員制度をパクった「裁判員制度」が日本でも始まるってことで、米国での陪審員制度がこのようなものだという例として紹介されるのがこの映画なんだもの、困っちゃうよなぁ。
ちなみに、これの演劇版のシナリオ本が市販されていて、これの劇を舞台で演じる劇団が日本国内にもいくつかある。なんでこんな劇をやっちゃうんだろうなぁ? そんなバカ芝居を見てもしょうがないじゃないか。
それで、あの米国映画「12人の怒れる男」から50年を経て、なぜかロシアでリメイクされちゃったというのが、今回の映画、ロシア版「12人の怒れる男」である。
原作のダサさをうまく解消してくれているのかなぁ?と思って見てみたんだけれど、あきれた事に、それに逆行したバカ映画になっちゃっているんだもなぁ。これはリメイクとかアレンジとかじゃなくて「改悪」行為だ。どんな改悪かと言うと、舞台を現在のロシアに置き換えちゃっているのだ。原作ではスラムの青年が被告だったのに対し、この映画の被告はチェチェン出身の紛争孤児の少年だもの。現在の混迷するロシア社会への批判をストーリーに絡めちゃっているのだ。そんなのを2時間40分もの長さでダラダラと見せられてしまうんだもの、こりゃプチ拷問だな。陪審員たちの人間性が衝突する人間ドラマとしても薄すぎるし、米国版より審理が甘くて、懐疑的推理の説得力も弱い。すなわちデキソコナイのリメイクになっちゃっているのだ。こんなひどいリメイクがまかり通っちゃうのが現在のロシア社会の歪みなんだろうね。ってことで、時間の無駄だから、こんな映画は絶対に見るんじゃないよ。
映画「12人の怒れる男」
http://www.12-movie.com/
サミット嫌い
2008年7月5日洞爺湖サミット、2日前である。
その後の札幌の様子なんだが、ますます街中の警官の数が増えている。なんだかすごくなってきたなぁ。広島県警、静岡県警の皆さんの他にも、大阪府警の皆さんの姿も多く見かけるようになった。そんなにたくさん札幌に警官を送り込んで、広島、静岡、大阪の治安は大丈夫なんだろうか? 私の利用している市営地下鉄の「澄川」駅にまでも警官が立っているんだもの。
最新情報によると、サミットはG8の首脳で行なわれるが、G8以外の中国、ブラジルや、アフリカの諸国の高官も札幌にやってくるそうだ。目的はG8首脳たちとの会見だ。先進国の首脳が一ケ所に集まっているから、効率的に会見できるってわけだな。ってな事もあって、札幌がこれだけ警備が厳しくなっているのだ。
それにしても、サミットに便乗したいろいろな催しがあってイヤだなぁ。「●●サミット」の名前で会合を開いて、寄付金を搾取しようとしている、どう見ても詐欺な行為が平然と行なわれているものなぁ。
札幌市内では、サミットに便乗した商法もいろいろと行なわれているんだけれどあれもダサいぞ。G8ランチとかサミット寿司ってな名前のメニューを出している店があるし、スィーツのサミット・スタンプ・ラリーとか、G8各国の名物料理を集めたバイキングとか、あまりにもバカバカしくて悲しくなってくる。
ところで、東京サミットが開催された時って、あれは1986年だったかなぁ。
あの頃、テレビ番組に「ウゴウゴ・ルーガ」っていうやつがあって、子供番組でありながらも、オトナじゃないとわからないお笑いがあったりするヘンテコな番組だったわけだが、その番組のひとつのコーナーとして、CGで作られたキャラクターである「シュール君」が子供相手に問題を出すというやつがあった。
シュール君はこんな出題をするのだ。
「決めて、決めて。ブラコンとボディコン。お父さんが好きなのはどっちだ?」
あのぉ、子供はブラコン(ブラック・コンテンポラリー・ミュージック)ってのはわからないと思うぞ。あの当時なら、ボディコンは知っていたかも知らんが。
そして、ある時には東京サミットが話題になっていたのだ。その時の出題はコレだ、
「決めて、決めて。東京サミットと東京ロマンチカ。ムーディなのはどっちだ?」
う〜ん、これはアホらしい。
あの当時の子供には「ムーディ」っていう意味はわからんだろう。それに「東京ロマンチカ」を知っている子供がいたとしたらイヤだな。
映画嫌い (286)
2008年7月3日本日のバカ映画は2008年の米国映画「スピード・レーサー (Speed Racer)」だ。お馴染みの日本のアニメ「マッハ Go Go Go」の実写版での映画化である。「マトリックス」シリーズの監督だったウォシャウスキー兄弟が監督しているという話題作だな。この映画は日本では今週の週末より劇場公開されるようだ。
アニメ「マッハ Go Go Go」は私が子供の頃、夕方に再放送されているのを見たことがあるのだけれど、あの荒唐無稽な内容に不信感とか嫌悪感とかでいっぱいになり、私はあれは好きじゃなかったなぁ。私は「アホで幼稚な悪ガキども向けの娯楽」だとバカにしていた。私はそ〜いうイヤな子供だったんだもの。好きじゃないアニメだったから、内容はほとんど記憶していない。主人公のレーサー・三船ゴォを影から助ける「覆面レーサー」という謎のレーサーの声が愛川欽也だったという記憶があるくらいかな。主人公の弟(名前は忘れた)の飼っているチンパンジーって、マイケル・ジャクソンのバブルズ君のモデルだってのは本当なの?
で、実写版映画化のこれ「スピード・レーサー」はアニメより荒唐無稽なんだもの、も〜ぉアホらしすぎて、どぉ〜しょ〜もないのだ。タイトルが「スピード・レーサー」だから、カー・レースでスピードを競うような内容と思いきや、これって実は主人公の名前なんだものなぁ。
姓がレーサーで、名がスピード!
がっちょ〜ん!である。そんなアホな名前ってありかよ?
マンガやアニメの主人公って往々にして名前がヘンテコなんだけど(「ヒューマン」が語源の「飛行馬」とかね)、名前がスピード・レーサーだなんて、その名前からして荒唐無稽だ。スピード社の水着もビックリだろぅ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/speedracer1.jpg
あまりにも荒唐無稽だから今回は映画のストーリーは略。
アニメ版では「三船」一家だったのが、映画では同じ家族構成で「レーサー」ファミリーとして出てくるし(チンパンジーもちゃんといる)、
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/speedracer2.jpg
正体不明の「覆面レーサー」は「レーサーX」の名前で出てくる。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/speedracer3.jpg
アニメ版では「覆面レーサー」の正体が主人公の兄だったわけで、映画でも主人公・スピード・レーサーの兄・レックス・レーサーだという設定は同じだな。声は愛川欽也じゃないけれど(あたりまえだ)。
それで、この映画もいろいろと詰め込みすぎなのだ。それをバタバタとシーンをつぎはぎにして見せているものだから、すっごい散漫なのだ。落ち着きのない悪ガキの行動でも見せられているようなものである。見せ方が非常にヘタクソである事も相乗効果になって、散漫さをかなり増幅させちゃっているなぁ。レースのシーンになったり、子供の頃を回想するシーンになったり、企業の陰謀になったり、ラブ・シーンになったり、コミカルなシーンになったり、カンフー&ニンジャなシーンになったり、・・・と、あちこちにベクトルが向かっちゃってヘロヘロである。こ〜いう映画にラブ・シーンなんか必要ないじゃんか。
そして、肝心のレースの内容もあれじゃ薄すぎるし、ヘンテコなポップ感のある未来のレース場をギラギラしたCGを使って合成していて、これがめちゃくちゃ荒唐無稽なのだ。リアル感が全くない。こりゃテレビ・ゲームだな。まるでニンテンドー64の「マリオ・カート」なのである。バカバカしいぞぉ。
最後のレースが終わって、主人公・スピードが優勝して場内が盛り上がるシーンの背景に、なぜか「ラーメン」の文字があるのに気がついたのは私だけであるまい。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/speedracer4.jpg
真田広之がまるでムーディ勝山のような格好して登場しているバカ・シーンもあったなぁ。
ってなことで、こんなバカ映画は無視しような。
映画「スピード・レーサー」
http://wwws.warnerbros.co.jp/mach5/
監督のウォシャウスキー兄弟の兄は、「マトリックス」で稼いだカネをつぎ込んで性転換手術を受け、「姉」になっちゃっている。名前もラリーからリンダに改名している。
人生、いろいろ・・・である。