映画嫌い (233)

2008年2月10日
 
本日のカス映画は2007年の米国映画「臨死 (The Invisible)」だ。

主人公は高校生のニック。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/theinvisible1.jpg
同じ高校に不良少女のアニーがいた。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/theinvisible2.jpg
アニーは窃盗容疑で逮捕され、すぐに保釈された。アニーは自分のことを警察に密告したのがニックだと誤解し、取り巻きの不良男たちと一緒になってニックをリンチにする。意識不明状態になったニックを死んでしまったと勘違いして、彼女らはニックを森の中に捨てるのだった。

翌朝になって、ニックは目を覚まし、森の中から歩いて学校へ行くのだが、自分の姿が誰からも見えていない事に気が付く。自分の声も誰にも聞こえていないのだ。誰もニックの存在に気が付かないという奇妙な状態だ。そして、自分が昨晩から行方不明になっていて、警察が捜索している事を知る。ニックの肉体は臨死状態になっていて、ニックの意識が「霊」としての存在になって街に戻ってきているのだった。

ニックは臨死状態の自分の体のある場所を知らせて、自分の体を蘇生してもらおうと行動するが、誰にもニックの姿が見えないのでどうにもならない。警察がアニーを容疑者として追うのを見守るしかない。ニックは無事に発見されて命を取り留めることができるのか・・・?
 
 
安っぽい映画だ。予算がなくてこんなチープになっちゃいましたぁ〜ってな感じがあちこちで読み取れる映像であるし、その上に、ストーリー自体がアホくさいほどチープでナンセンスだ。見終えても、「だから何なんだよぉ?」としか思えないのだ。脱力である。オカルトにも、ミステリーにも、サスペンスにもなっていないデキソコナイ派の腐れ映画と言えよう。
後半で、不良少女・アニーは実は幼少の弟おもいの心の優しい少女だったなんていう方向にベクトルが向かってしまうのがバカらしい。霊になっているニックは、そんな彼女の事情を認めてしまっちゃうんだもの、バカだよなぁ。お前、あのアニーに半殺しにされてそうなってんだろ。発見されたニックが収容されている病室にアニーがやってきて寄り添うだなんて、もう理不尽すぎて、パッパラパーだ。見せかけだけの「ちょっといい話」で終わらせて、これで感動する奴がいるのかねぇ?
で、ニックの親友だった男(名前忘れた)は睡眠薬自殺をはかろうとして、その後、いったいどうなったのだ? そっちの脇役のほうの結末は無視かよ? そ〜いういい加減なことをやっている映画だから、果てしなくクズな映画なのだ。
 
こんな映画、レンタルDVD屋で見かけても無視しようぜ。見るのは時間の無駄だ。こんな映画を見る暇がある奴は、私の実家の前の雪カキを手伝え。切実にお願いだ。(私、雪カキで腰痛になっちゃってねぇ)
 
 
映画「臨死」
http://movie.goo.ne.jp/dvd/detail/D112291563.html
 
 

 
 

 
 

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