映画嫌い (235)

2008年2月14日
 
 
本日のカス映画は2007年の米国映画「エリザベス ゴールデン・エイジ (Elizabeth - The Golden Age)」だ。今週の週末から日本で劇場公開されるようだ。たいしたストーリーもなくまったりと進行して、クライマックスにスペインとの戦争を見せているだけのつまらない映画だから、こんなの見るんじゃないよ。
 
イギリスを統治する女王・エリザベス1世(1533-1603)は未婚で後継ぎの子供もいない処女女王だ。彼女が52才の時の1585年がこの映画の舞台である。
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新大陸の探検から帰還したローリー卿とのエリザベスのちょっとしたロマンスの予感があって、ちょっと短気なエリザベスの様子を描写しながらも、エリザベスの内面や心境を見せることもなく、宮殿での行事と生活がまったりと進む。ところが、エリザベスの最もお気に入りの侍女であるベスがローリー卿とデキちゃった。
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ベスが妊娠したことがエリザベスの知るところになっちゃったからさあ大変。エリザベスの逆鱗に触れて、ベスは宮殿から追放され、ローリー卿は投獄されてしまうのだった。
 
一方、女王の座を狙うスコットランド女王のメアリーは謀叛の計画を企て、エリザベス暗殺未遂事件が発生する。暗殺は失敗し、メアリーは反逆罪として処刑されると、それに対する報復の名目でスペインがイギリスに宣戦布告してきた。かねてからイギリスへの侵略を狙って準備をしていたスペイン国王フリッペは、大量の艦隊をイギリスへ送り込む。
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エリザベスは国民総動員にてスペイン船を迎え撃とうとする。投獄されている罪人もすべて釈放し、戦力として動員された。ローリー卿も釈放され、船に乗って出陣。当初はスペイン側の圧倒的有利に戦局は進む。ローリー卿は自らの船に火を付け、スペイン船に体当たりして撃沈する。それを契機に、スペイン船は次々にイギリス船によって撃沈され、スペインの侵略戦争は失敗に終わるのだった。
 
燃える船から海に飛び込んだ瀕死のローリー卿は救助されて、宮殿のエリザベスの元へ運ばれた。エリザベスはローリー卿の勇敢な戦いを讃えた上、宮殿を追放された後に赤子を産んでいたベスをローリー卿に引き合わせるのだった。そして、ベスの抱いている赤子にエリザベスは祝福を与える。エリザベスはその赤子を抱いて微笑みながら、こんなひとりごとを。
「私は処女王と呼ばれている。未婚で、子供がいないことに、何ら問題はない。私は民の母であるから。神よ、強靱な自由を担う力を授けたまえ。私は女王。私は私自身。」
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おしまい。
 
 
ね、つまらない映画でしょ? 人間「エリザベス」が見えてこない映画なんだよなぁ。こんなの見せられてもしょうがないでしょ? それ以上にコメントのしようがない映画なんだよなぁ。
 
 
映画「エリザベス ゴールデン・エイジ」
http://www.elizabeth-goldenage.jp/
 
 

 
この映画は1998年の映画「エリザベス」の続編で、製作スタッフも同じなんだそうだけど、私はそっちのほうは見ていない。見る気もしないなぁ。
 
 

 
 

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