映画嫌い (239)

2008年2月24日
 
本日のバカ映画は2008年の邦画「犬と私の10の約束」だ。作者不明の話題(?)の英文詩「犬の十戒」をベースにして、無理矢理とストーリーをデッチあげた失笑の駄作映画である。「動物&子供」という設定で感動というものを強引に押し売りしているしょうもない映画だ。
この映画は3月15日より劇場公開されるようだ。こんな映画、絶対に見るんじゃないよ。
 
主人公の少女・あかり(14才)は北海道の函館で暮らしていた。ある時に、あかりの家に一匹のゴールデン・レトリーバーの子犬が迷い込む。その犬は「ソックス」と名付けられ、あかりの家で飼われることになった。喜ぶあかりに対し、母親はソックスとの「10の約束」をさせる。それは、飼われる犬の願いをまとめたものだった。
そして、あかりはソックスと共にオトナへの成長の道を歩む。あかりの初恋、母親の死、父親の転勤と転職、あかりの就職と初めての一人暮らし。どんな時にも、あかりはソックスに励まされてきたのだった・・・。
 
こ〜いう「動物&子供」ってな映画は私が最も嫌いなパターンである。新興宗教の勧誘じゃないんだから、動物&子供を感動のダシに利用するんじゃない! それでなくても犬畜生が大嫌いな私なので、出てくる犬の姿が不快きわまりない。私は犬の自然淘汰による絶滅を願っている。犬に服を着せたり、犬の美容院に行かせたり、犬用オセチ料理を犬に喰わせているような人間を私は絶対に信用しないもの。
 
で、この映画、全く深みがないんだよなぁ。犬好きの人が見てもシラけるのではないだろうか? 構成は現在のあかりが自分の過去を回想するという形になっていて、なんだか犬版の「Always 三丁目の夕日」ってな感じになっているのだ。犬が活躍するストーリーでもないし、犬との距離を置くシーンもあるし、単に「今思えば、いつも側にいれくれたわ」というだけのことなのだ。おまえ、犬を拉致監禁しているんだもの、いつも一緒なのは当たり前じゃんか。しょ〜もない映画だなぁ。こんな映画で感動なんかできるものか、バ〜カ!
 
 
映画「犬と私の10の約束」
http://www.inu10.jp/
犬の十戒
http://somalism.net/tencommandments.html
 
 

 
 

 
 

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