映画嫌い (126)
2007年1月1日謹賀新年。
2007年である。下3桁が007ってことで、今年は007の年なんだそうだ。んなぁ、アホなぁ〜である。
で、本日のデス映画は2006年の「007 カジノ・ロワイヤル (007 Casino Royale)」だ。前述のエヴァ・グリーンがボンド・ガールになっちゃって出演しているけど、こちらでは乳首さえも見せていない欠陥品である。本編が2時間15分くらいもある長い映画だった。疲れる映画だなぁ。相変わらず、シーンがブツ切れだしなぁ。
若きジェームズ・ボンドが 007 になるまでの物語。
・・・ってな宣伝文句だったから、1960年代にショーン・コネリーが演じていた初代のジェームス・ボンドの、それ以前のストーリーだと誰でも想像しちゃうじゃないか。だからこの映画の舞台となっているのは1950年代または1960年代初頭じゃないかと思うでしょ。その後にジェームズ・ボンドが 007 に昇格して、冷戦下で戦って、ロシアより愛を込められちゃったり、死ぬのは奴らになっちゃうって。
ところが、この映画、時代が現代なんだよなぁ。すっごいタイム・パラドックスじゃんか。冷戦なんか終わっちゃってやんの。911テロも終わってるんだもの。GPSやGISもバリバリ使っちゃっているし、ボンドが使っているノート・パソコンがソニーのVAIOだものなぁ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/CasinoRoyale1.jpg
MI6がそんな信頼性の低いマイクロソフト社の製品を業務用に使っていいのかぁ?
ボンドが情報検索している時にフリーズしちゃったり、OSを再インストールしなきゃならなかったり、ハードディスクが逝っちゃったりしたら、すっごく業務に支障あるだろうにぃ。CD-ROMからOSを再インストールするボンドの姿はかなりマヌケだぞ。消去ボタンをクリックしたのに「本当に消去していいですか?」なんてマヌケなメッセージが出てくるようなアホなパソコンを使っていると、OKボタンをクリックする前に敵に撃たれちゃうぞ。
それに、ボンドが使っている携帯が、ソニー・エリクソンのやつだ。
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/CasinoRoyale2.jpg
それってのも、めちゃくちゃ信頼性が低いよなぁ。私も以前はソニー・エリクソンの携帯を使っていて、えらいめにあったことがあるもの。どんどん電話帳が消えていったり、メールが消去できなったりして、3度も新品と交換してもらったんだもの。そんなマヌケな製品を出しているソニー・エリクソンの携帯なんかをプロの工作員が使うなよ。お前、それでもプロかぁ?
で、この映画のストーリー、忘れちゃいましたぁ。かなり以前に見た映画で、すごく印象が薄いストーリーだから、記憶に残るようなものがほとんどないんだもの。トランプで大金の賭博をしているシーンが長々とあってつまらなかった・・・くらいの印象しか持たなかった。賭博の心理作戦・かけひきも薄っぺらで全然面白くないんだもの。テンポも悪いし、緊迫感もまるでなし。なんでこんな映画を作っちゃうのかなぁ? エヴァ・グリーンも全然魅力がないしなぁ。ラスト・シーンのあれもなんだかなぁ・・・。
007の映画ってクズ映画の宝庫だよなぁと思うのは私でけであるまい。
次回の007の年、西暦3007年の新作に期待する。
映画「007 カジノ・ロワイヤル」
http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/index.html
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7066
ちなみに、まだ映画化されていない007の本の中に、北海道の某・温泉街が舞台になているやつがあるらしくて、それを映画化してもらおう、実際にその街に007のロケを呼ぼうという運動がある。
私はその署名活動への署名は拒否したけど。