映画嫌い (136)
2007年1月17日さて、2006年も過ぎてしまった。2006年に、いったい何本のデス映画を見てしまっただろうか。思い返してみると、2006年に見た映画の中には、デスじゃない映画ってひとつもなかったような気がする。100%デスなのねぇ。
ってことで、2006年に見た映画の中で最低のデス映画を私的に認定する「ゴールデン・ブルーベリー賞」を企画してみた。ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)のパクリかって? いや、ちがう。こっちの「ゴールデン・ブルーベリー賞」は、「昨年に私が見た映画」がノミネートの対象であって、必ずしも昨年に公開された映画を対象にしているわけではない。あくまでも「私が昨年に見た映画」という個人的な枠組みの中から選んでいる。だから1970年代の映画だろうが、1990年代の映画だろうが、「私が昨年に見た映画」という条件をクリアしていれば、ノミネート対象である。「見た」というのは、映画館だろうが、DVDだろうが、テレビ放送だろうが、その形態は問わないものとする。
【2006年 ゴールデン・ブルーベリー(デス・ムービー)賞】
★ 最悪デス作品賞:「スティ」(米国)
わけのわからいストーリー、無駄なシーンでの時間稼ぎ、何の解決にもなっていない無意味な結末、・・・と、デス・ムービーの王道だ。まさに見る価値のない最低映画。この映画の関係者を見かけたら、石とかウンコを投げてあげよう。
★ 最悪デス主演男優賞:該当者なし
スティーヴン・セガール、ニコラス・ケイジ、ケヴィン・ベーコン、カート・ラッセル、ジョン・トラボルタ、ロビン・ウィリアムスなどの、その手の常連さんがノミネートされたが、これだ!という決定的なやつがなかった。
★ 最悪デス主演女優賞:「デュエリスト」(韓国)の主演の女性
女優の名前を忘れちゃった。調べればわかるんだけど、アホらしくて調べる気にもなれない。ろくに演技もできない奴が映画で主演するとこ〜なっちゃうよ!ってなデスの見本として今後も語り継がれることであろう。この映画だけに限らず、昨年に見た韓国映画って醜悪なデスものだらけだったなぁ。
★ 最悪デス助演男優賞:「プロデューサーズ」(米国)のカルメン・ギア役の男
http://okurahoma777.hp.infoseek.co.jp/producers_13.jpg
役者の名前を忘れてしまった。強烈だった。最も印象に残ってしまっている奴がこいつだった、やだね〜ぇ。こ〜いう奴がいるんじゃないかと思っているから、私はゲイバーには絶対に行かないのである。
★ 最悪デス助演女優賞:「インサイド・マン」(米国)のジョディ・フォスター
こ〜いう人がこ〜いう役で出てくると、映画ってそれだけでダイナシになってしまうってことでしょうなぁ。
★ 最悪デス監督賞:「プロミス」(中国)のチェン・カイコー
この人、一度、病院でプロの医師に診てもらったほうがいいのでは?
★ 最悪デス脚本賞:「シリアナ」(米国)
この脚本、プロの仕事じゃないでしょ。
★ 最悪デス視覚効果賞:「プロミス」(中国)
めちゃくちゃチープなCGと実写の合成で、空間がゆがんで見えるぞ!
★ 最悪デス音楽賞:該当なし
良い意味でも、悪い意味でも、印象に残る音楽ってあまりなかったなぁ。
「ゼブラーマン」の中に使われている「ゼブラーマンの歌」(歌:水木一郎)のデスさはまあまあだったけどね。
★ 最悪デス特別賞:「ダ・ビンチ・コード」(米国)の原作者のダン・ブラウン
我田引水で捏造したデータを歴史的事実と主張する彼の原作とその映画化にコロっと騙された人は多いらしいよねぇ。そ〜いう彼自身も「シオン修道会」ってやつが実はピエール・プランタールがでっちあげたニセ修道会だってことに気がつかずに騙されていたのかな? それとも知っていて故意にその名前を使ったのかなぁ?
★ 最悪デス奨励賞:「サイレン島」(日本)
どれほど酷いのかは、バックナンバー参照。
http://diarynote.jp/d/28044/20061015.html
原作ダメ、脚本ダメ、役者ダメ、演出ダメ、撮影ダメ、編集ダメ、・・・の最悪な品。今世紀、これを上回るデスな映画って出てこないのでは?