映画嫌い (134)
2007年1月13日本日の映画は2006年の米国映画「硫黄島からの手紙 (Letters from Iwo Jima)」だ。
1944年、太平洋戦争の戦局が日本劣勢になる中、本土から遥か離れた孤島・硫黄島を米国の占領から守るべく、司令官として栗林閣下が着任した。
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栗林は島民たちを本土に避難させ、作戦の変更を命じる。米軍が上陸するのを阻止する為に浜辺に掘っている塹壕の作業を中断させ、
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斜面に洞穴を新たに掘って、上陸した米兵をそこから攻撃する作戦だ。
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無数の米軍機から空爆される硫黄島。
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大量の艦隊が硫黄島へ攻め込んでくるのは間近だ。
大本営からの応援の兵力もなく、硫黄島は孤立状態となる。
そして、米軍の上陸作戦が始まり、
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日本兵たちは玉砕するのであった・・・。
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戦争は悲惨だ。あの悲惨な戦争を二度と繰り返してはいけない!
ってなところかな?
その後、日本は戦争をすることはなかった。
ところが、米国は、朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争、・・・と戦争を繰り返している。軍需産業を基盤に経済が活性化し、軍事目的でテクノロジーが進歩する国なのだから、現在では戦争なしではやっていけない状態になっている。一種のディストピアである。
だから、米国でこのような映画が作られても、何の説得力もありゃしない。この硫黄島での惨劇と同じような状況がイラクでも現在進行形なのだ。
どうような戦争映画で反戦を訴えても米国は今後も戦争をやめないであろう。そのような意味を込めて、この映画はデス映画なのである。
映画「硫黄島からの手紙」
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id324563/